サイバー犯罪者の動機は金銭か、好奇心か–国による認識の違いも

2012年12月7日

サイバー犯罪は不正行為です。一般的にサイバー犯罪では、攻撃者は仮想世界の匿名性を利用しており、そのような犯罪者を特定するのは困難です。そして大半の窃盗と同じように、それぞれ違った動機を持ち、独自の手法や戦術を駆使するさまざまな人を惹きつけています。そして、インターネットユーザーがサイバー犯罪に対して持っている認識は、地域によって大きく異なるようです。

アンロック

ほとんどのサイバー犯罪は、金銭を得ることが大きな目的です。もっと正確に言うと、楽にお金を得ることです。サイバー犯罪のリスクは、物理的な世界で行われる犯罪と比べると低く、そのことがハッカーたちを惹きつけています。彼らの多くは技術的なスキルを超える強欲さとずるがしこさを持つ人々です。その真の動機や罪を犯した理由は本人たちにしか分かりませんが、世界的なKaspersky Lab の Facebook  ページで最近行われたアンケートによると、攻撃者の多くは金銭的な目的のためだけに罪を犯している、とサイバー犯罪の被害者側は考えているようです。

回答者 5,000 人のうち約半数は、サイバー犯罪者は主に、多くの利益を手に入れることを目的としていると思うと答えています。この数字の背後からは、サイバー犯罪の動機に対する考え方について、いくらかの興味深い「地域の差」をうかがいしることができます。ドイツでは、65 %以上という多くの人々が、サイバー犯罪に加担する目的は金もうけだと思うと答えています。これは米国でも同様で、63 %の人々がサイバー犯罪の起こる根本原因は金銭だとしています。

サイバー犯罪:アンケート結果

日本ではいくらか考え方が異なるようです。回答者の意見はほぼ半分に分かれ、主な目的は個人的な利益の追求であると思う人と、好奇心に駆られたせいでサイバー犯罪に手を出すのではないかと考える人がいます。

ブラジルでも興味深い結果が出ています。多くのサイバー犯罪が行われている地として知られ、フィッシングがはびこる当地では、64 %の人々が、サイバー犯罪者の動機は利益の追求や単なる楽しみではなく、好奇心が理由だと考えています。これはロシアでも同じで、55 %の人々が、攻撃者の最初の動機付けは好奇心であると答えています。

犯罪の動機というのは周りには分からないものであり、インターネットでは特に、ほかのどこよりもそれが当てはまるでしょう。しかし多くの人々の考えるところでは、その目的は金銭であり、それは現実から離れた推測ではなさそうです。