「スピードラン」とは、最速でのゲーム攻略(レベル攻略の場合もある)を目指すゲームプレイです。世界各地で多くのプレイヤーが挑戦し、『スーパーマリオワールド』のような昔ながらのプラットフォームゲームから、『Call of Duty』のような新しいゲームまで、幅広いゲームタイトルが対象となってきました。
Kasperskyは今年7月、European Speedrunner Assembly(ESA)とタッグを組み、ESAのチャリティイベント「Summer Online 2020」のメインイベントとして特別オンライン版スピードランコンテスト「Break the Record: Live」を開催します。ここでは7名のプレイヤーが14時間にわたり、2020年にリリースされたゲームタイトル『Doom Eternal』の最速攻略を競い合います(リンク先は英語)
「Summer Online 2020」は、スイスのアルツハイマー財団であるAlzheimerfondenへの寄付を目的としたオンラインイベントで、7月24日〜8月2日の会期で開催されます。メインイベントの「Break the Record: Live」は、7月26日に行われます。
「Break the Record: Live」の選考は6月12日にスタートしました。7月12日23:59(中央ヨーロッパ夏時間)に締め切られ、その時点での上位7名が7月26日の本選へ進みます。
スピードランのルーツは何十年前にさかのぼりますが、最近になって注目度が急上昇し、現在eスポーツで最も急激な成長を遂げているジャンルです。ESAが主催するイベントによって熱心なオーディエンスが世界中に生まれ、何年もかけて技に磨きをかけたスピードランプレイヤーたちは、かなりの名誉と認知を得るようになってきました。
Kasperskyのマーケティング担当バイスプレジデント、アンドリュー・ウィントン(Andrew Winton)は、スピードランに同社が興味を抱いた理由の一つとして、ESAのスピードランコンテストのほとんどが慈善活動の資金調達を目的としている点を挙げています。また、スピードランイベントの世界的なトップオーガナイザーの一つであるESAが独立性、透明性、革新性を追い求めている点を挙げ、この3つがKasperskyの中核的価値観と軌を一にするものであると述べています。
「Kasperskyはスピードの大切さを理解し、アンチウイルスソフトウェアが処理能力を使いすぎるとスピードが損なわれかねないことを理解しています。私たちはスムーズなゲームプレイを可能とするため当社製品を継続的に改良しており、コンシューマー向け製品にゲームモードを搭載しています。このモードは、ゲームのためにCPUの消費を抑え、プレイ中に中断されることのないようにするためのものです。より幅広いゲーム視聴者のために当社のサイバーセキュリティ製品をさらに改良するに当たり、ESAおよびスピードランコミュニティの助力を得て、さらに多くを学ぶことができるものと期待しています。また、ESAが主催イベントで掲げるチャリティの目標をサポートすることも、私たちにとって重要なことであり、共に世界をより良き場所にすることが可能であるものと確信しています」(ウィントン)
「Kasperskyとのコラボレーション、そして世界中のより多くの人々にスピードランの興奮をお伝えできることを嬉しく思います。世界トップクラスのサイバーセキュリティ企業とのパートナーシップは、ESAにとって、私たちのイベントが目指すチャリティの目標達成にとって、大きな意味があります。また、スピードランのコミュニティ全体にとって、新たな機会をもたらし、裾野を広げることでもあります」(ESAプロデューサー アンドリュー・ベル氏)
KasperskyとESAの連携が始まったのは5月下旬、Save the Childrenの取り組み『Coronavirus Emergency Appeal』(世界の子どもたちにCOVID-19による甚大な影響が及ぶのを阻止するためのプロジェクト)への支援を目的にESAが実施したスピードランマラソンに、Kasperskyがシルバースポンサーとして協賛したときに端を発しています。5月28日〜30日に実施された同イベントは、およそ100万ビューを集め、2万5千ドル近くの寄付金が集まりました。
イベントの詳細および参加方法については、以下Webサイトをご覧ください(英語)。
ESA x Kaseprsky present Break the Record: LIVE
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