深刻さを増すAndroidのマルウェア問題

2014年5月15日

Androidデバイスは世界中で市場シェアを拡大していますが、マルウェアの問題に悩まされることも増えてきています。Android搭載デバイス向けのアプリストアGoogle Playは、今年に入ってから特に厳しい評価を受けてきました。セキュリティ企業RiskIQは2月、Google Playストアのアプリ数が2011年から2013年の間に4倍になったと報告しています。偽のAndroidアンチウイルスアプリをダウンロードしたユーザーが多数に及んだため、Googleは4月、偽アプリを3.99ドルで購入した10,000人以上のユーザーに返金を行うと発表しました。このアプリはほとんど何の役にも立たず、タップするとアイコンの形が変わるというだけのものでした。

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Androidは米国でも世界でも、スマートフォン市場とタブレット市場でリードを広げています。ComScoreの調べでは、米国のスマートフォン市場でAndroidが52%のシェアを占めているのに対し、Appleのシェアは41%でした。世界市場ではその差がさらに開いており、2014年第1四半期の市場シェアはAndroidが44%、Appleが10%となっています。さらに、米国のタブレット市場のシェアはAndroidデバイスが62%、iOSは36%でした。

しかし、Androidの市場シェアが上昇を続ける一方で、同社のセキュリティ対策についての批判も強まっています。Googleが自社のアプリストアで販売を認めたアプリにもセキュリティの問題が発生していますが、サイバーセキュリティ企業Opswatは先月、Google以外のAndroidアプリストアで提供されているアプリの約3分の1にマルウェアが含まれていると発表しました。Googleはこれを受けて、Androidデバイスのセキュリティ機能Verify Appsを強化し、すべてのデバイス上で他社製アプリをスキャンできるようにしています(ただし、この機能はユーザーが無効にできるようになっており、無効になっている場合はスキャンできません)。また、誰にでも関係があるというわけではないのですが、世界のポルノユーザーから大金を騙し取る困ったAndroidランサムウェアもあります。

しかし、Androidの市場シェアが上昇を続ける一方で、同社のセキュリティ対策についての批判も強まっています

結論として、Androidデバイスを使用する人はアプリのダウンロードに厳重な注意を払う必要があります。非公式アプリは信用しないのが一番です。どんなアプリをダウンロードするときも、Verify Appsユーティリティでローカルスキャンを実行しましょう。しかし、それ以上に大事なのが、モバイルセキュリティ製品をデバイスにインストールして使用することです。モバイルセキュリティ製品は数多くあり選択肢は豊富ですが、もちろんKaspersky Labにもお勧めの製品があります。アプリや偽アンチウイルス製品に含まれるマルウェアは、数が増える一方で深刻さも高まっています。モバイルデバイス向けセキュリティ製品をインストールせずにAndroidデバイスを使うことは避けなければなりません。