Windows Phoneを守る5つのアプリ

Windows 8の発売によって人気上昇中のWindows Phone。デバイスの保護に役立つ優良アプリを5つ紹介します。

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MicrosoftのWindows Phoneが登場したのは2010年ですが、2012年の夏にWindows 8が発売されてから勢いづいてきました。ライバルとされるGoogleのAndroidには、まだ市場シェアで水をあけられているものの、その人気は高まりつつあります。

Windows Phoneは、市場で最も安全な携帯電話であるという評価も得ています。確かに、Windows Phoneでマルウェアの問題が発生することは比較的少ないと言えます。しかしそれは、攻撃者が時間の大半を費やして狙っているのが、最も普及しているプラットフォームだからです。最も広く利用されているモバイルプラットフォームAndroidが、マルウェアの問題に悩まされ続けているのは、偶然ではありません。

Windows Phonesの人気は上昇傾向にあります。これはつまり、デバイスをできるだけ安全に保つための対策を講じる必要があるということです。ただし、モバイルデバイスのセキュリティ対策というのは、マルウェアをブロックすることだけではなく、個人情報を大量に共有しようとするアプリの権限を制限する、情報を暗号化する、などのプライバシー保護のことも指します。この点を踏まえて、Windows Phone 8のセキュリティを強化する5つのアプリを見ていきましょう。

Windows Phonesの人気は上昇傾向にあります。これはつまり、デバイスをできるだけ安全に保つための対策を講じる必要があるということです

keeperKeeper(無料):効果的なインターネットセキュリティの方法の1つに、「強力なパスワードをオンラインアカウントごとに作成し、かつ、それぞれをどうにかして覚えておく」という方法があります。Keeperは、さまざまなオンラインアカウントのログイン情報をすべて自動入力してくれるパスワード管理ツールです。Windowsデバイス間での同期が可能で、データをクラウド上にバックアップする機能も備えており、さらに、これらの機密情報はすべて暗号化されます。
ewalletGOeWallet GO!(500円):プラットフォームを超えて使われている人気アプリです。ログイン情報、特に銀行口座やクレジットカードの情報を守るための機能を備えています。クレジットカード情報やPIN、ログイン情報の保存が可能で、個人用と仕事用のアカウントを区別することができ、さらにGoogle DocsやDropboxにデータをバックアップできます。

avgfamilysecurityAVG Family Safety(無料):このブラウザーはペアレンタルコントロール機能を備えており、Internet Explorerの代わりに使えます。不適切なコンテンツや悪意のあるコンテンツを含むサイトをブロックするよう特別に設計されていて、AVG Family Safety PCと併せて使用すると、子供に閲覧を許可するサイトと閲覧できないようブロックするサイトを設定できます。また、複数のデバイス上で各ユーザーのオンライン活動を監視して、個々のログイン情報をベースに、ソーシャルネットワーキングサイトへのアクセスをブロックすることも可能です。

bestphonesecurityBest Phone Security(100円):その名の通りセキュリティを重視したアプリであり、かなり徹底したセキュリティ機能があります。スマートフォンが手元にないとき、自分以外のだれか(家族や友人、他人)が電話からデータを勝手に取り出そうとするのが心配な人には、このアプリがぴったりです。誰かがスマートフォンへのログインに失敗すると、アラームが起動し、位置を記録するので、いつ、だれが盗み見ようとしたのかがわかります。

lockandhideLock & Hide(無料):スマートフォンを誰かに貸したのはいいものの、見せたくないものまで見られてしまうのではないかと心配になったことはありませんか?たとえば、写真とか。Lock & Hideは写真をパスワードで保護します。また、データを暗号化することによって、誰かが個人データにアクセスするのを防ぎます。

ヒント

Windows Downdate攻撃から身を守る方法

Windows Downdateは、最新バージョンのOSを古いバージョンにロールバックさせ、脆弱性が残る状態を復活させ、攻撃者がシステムを容易に侵害できるような状態にする攻撃です。この攻撃のリスクを低減するにはどうしたらよいでしょうか?