4月22日は、地球環境保護について考える日、「アースデイ」です。1970年にスタートしたアースデイは、今では192か国以上で実施されています。地球環境保護に貢献する方法はいろいろありますが、コンピューターを適切な方法でリサイクルする、というのもひとつのやり方です。Ewasteによれば、100万台のラップトップコンピューターをリサイクルすることで、米国内3,500世帯分の電力を節約できるとのことです。残念ながら、米国では家電の約82%が埋め立て処理に回されています。ということは、不要になったコンピューターやモバイルデバイスをきちんとリサイクルすることが環境保護への貢献につながると言えそうです。ただし、コンピューターやモバイルデバイスをリサイクルに出すときは、個人情報を適切に処理しておきましょう。
コンピューターを処分するとき:
- 残したいデータを保存する – データ消去を始める前に、残しておきたいデータを忘れずにバックアップしておきましょう。
- 削除対象は自分で確認 – プライバシーに直結する情報は手作業で削除しましょう。デスクトップや[マイドキュメント]に保存してある個人的なファイルはもちろん、ブラウザーに保存されているブックマークやパスワード、それからCookieやキャッシュも削除してください。さらに、OutlookやSkypeなど通信に使うアプリケーションから、メールやメッセージやアカウントを削除することも忘れずに。
- 完全に消す – デスクトップのごみ箱にファイルを放り込んで[ごみ箱を空にする]処理をしても、データが完全に消えるわけではありません。特殊なやり方でデータを復旧できる状態です。そこで、データ消去用の製品を使って、消したい情報を完全に削除しましょう。
コンピューターの処分の前に、データのバックアップと消去は必須!
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モバイルデバイスを処分するとき:
- バックアップを忘れずに – iOSデバイスやAndroidデバイスは、クラウドストレージと自動的に同期する設定があるので、連絡先情報や写真などのデータはクラウド(AppleやGoogleのアカウント)に保存されていることも多いでしょう。しかし、念を入れて、バックアップが確実に取られているかどうか確認したほうがよいですね。
- SIMカードやSDカードを取り出す – データが詰まったSIMカードやSDカードが入ったままになっていませんか?取り出してから本体を処分しましょう。
- 初期設定に戻す – デバイスには、初期設定に戻すメニューがあるはずです。削除する項目をひとつひとつチェックして、すべてのデータが削除されるようにしましょう。セキュリティ製品(たとえばカスペルスキー インターネット セキュリティ for Android)の中には、データ消去機能を備えたものがあります。カスペルスキー製品の場合、この機能はモバイルデバイスを紛失したときに遠隔操作でデータ消去するのにも使えます。
このほか、誰かに譲渡するのもひとつの有効なリサイクル方法ですね。
上に挙げた以外にも、自分個人にまつわるデジタルデータを消す良い方法があるだろうと思います。良いアイデアがありましたら、コメント欄にお寄せください。