偽アンチウイルスソフトウェアの特徴と対処法

2013年11月19日

サイバー犯罪者は、オンライン上で標的を操るための新しい方法を常に探しています。個人情報やお金がサイバー犯罪者の手に落ちないようにするには、常にその存在を意識して用心することが大切です。そのようなわけで、最近よく見られる攻撃手法である偽のアンチウイルスソフトウェアについて知っておきましょう。偽アンチウイルスソフトウェアはWebサイト上で本物の製品らしく見せかけていて、正規品にしか見えない場合も少なくありませんが、何かクリックする前にもう一度よく考える必要があります。

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Webサイトの閲覧中にポップアップメッセージやバナーが現れて、アンチウイルスソフトウェアの広告が表示されたことはありませんか?たいていは「アンチウイルススキャン」の結果を示したようなデザインで、「あなたのシステムにたくさんのウイルスが見つかった」と言ってきます。派手にアピールしてくるので、今すぐなんとかしなければと思うかもしれませんが、行動を起こすのは絶対にやめましょう。悪意のある偽アンチウイルスソフトウェアは、コンピューターに多くの害をもたらす恐れがあります。見た目は本物らしく、システムからウイルスを取り除き、更新を実行し、新しいソフトウェアをインストールするように勧めてきます。偽アンチウイルスソフトウェアの広告は、バナー、ポップアップ、メールリンクといった形で表示されるほか、アンチウイルス製品をWebで検索したときの結果画面に現れることもあります。促されるままにクリックなどしてしまうと、「プロテクション」に最大80ドルを支払えと要求され、コンピューターが悪意あるソフトウェアに感染し、クレジットカード番号などの個人情報が盗まれ、コンピューター内のファイルが破壊される羽目に陥ります。偽のアンチウイルスソフトウェアは3年前からAndroidプラットフォームでも見られるため、Androidユーザーも注意が必要です。

偽アンチウイルスソフトウェアの広告は、バナー、ポップアップ、メールリンクといった形で表示されるほか、アンチウイルス製品をWebで検索したときの結果画面に現れることもあります

このように紛らわしくて本物っぽい偽アンチウイルスソフトウェアから、どのようにして身を守ればよいのでしょうか?

自分で調べてみる

どのようなプログラムやソフトウェアであっても、販売元の会社の評判を調査してからインストールしてください。広告を見た感じでは信頼できそうに感じても、本当に信頼してよいとは限らないのです。何も考えずにリンクやバナーをクリックしてしまうと、悪質なサイトに連れて行かれたり、知らないうちにボットネット経由でコンピューターにマルウェアがダウンロードされたりといった事態にもなりかねません。知っている情報が多いほど安全性も高まります。そのため、何らかの行動をとる前に、必ず検索をかけてみましょう。

セキュリティ設定を活用する

信頼できるアンチウイルス製品を入手してインストールしたら、さっそくそのセキュリティ設定を活用しましょう。

  • ファイアウォールを有効にして、ローカルネットワークとインターネットでの安全を確保してください。カスペルスキー インターネット セキュリティ 2014(カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティのWindows向けプログラム)は双方向のファイアウォールを備えており、受信トラフィックと送信トラフィックの両方を監視することで、さらに安全性を高めています。
  • 設定を行って、アンチウイルス製品が自動的にシステムをアップデートできるようにしましょう。アップデートは、エラーを修正するため、または機能強化を提供するためにリリースされます。自動アップデートを設定しておくと、新しいバージョンがないかどうかバックグラウンドで検索して、新しいバージョンがあればアップデートしてくれます。
  • アンチフィッシング、アンチスパム、アンチバナーといった機能を利用して、そもそも偽アンチウイルスソフトウェアが表示されることのないようにしましょう。また、信頼するオブジェクトを設定しておけば、あらかじめ設定した信頼するサイトへ簡単に移動することができます。
  • 忘れてはならないのが、複数のアンチウイルス製品は必要ないということです。すでに1つ使っているなら、別のものをインストールしないでください。知らないブランドのものはなおさらです。

サインを見逃さない

信頼できるアンチウイルス製品を使用していても、自分の安全を守るために自分がなすべきことをきちんと果たすことが大切です。一番簡単なのは、自分が選んだアンチウイルス製品をよく知ることです。どんなアラートやメッセージが表示されるかを知っておけば、オンラインで見慣れない偽の警告に出くわしたときに、見分けることができます。偽メッセージに共通する2つのサインは、企業ロゴがないことと、クレジットカード情報を要求することです。メジャーなアンチウイルス製品を使っているなら、アップデートや基本的なアクションを実行するときにクレジットカード情報の入力を求められることはありえません。インストール前にソフトウェアのことを調べておけば、あとで起こり得るトラブルを回避できることがあります。

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信頼できそうに見えて、良いデザインですが、100%偽物です。

 

気を配る

先に述べたとおり、横行している最新の詐欺について知識を持っておくことが重要です。Kaspersky Labは、新たな攻撃についてお知らせし、被害を防ぐためのヒントを紹介しています。ぜひここの情報を参考にしていただけたらと思います。

システムが偽アンチウイルスソフトウェアに感染した疑いがあり、適切なアンチウイルス製品をまだインストールしていない場合は、Kaspersky Labの無料のウイルススキャン兼駆除ツールをお試しください。適切なアンチウイルス製品をインストールしてあり、オンラインに存在する脅威について知識を持っていれば、心配も少なくなるというものです。