個人情報を守りながらWebを利用するのはますます難しいことになってきています。しかし幸いなことにアドオンユーティリティ(プラグインとも言う)という市場があり、そこでは任意のブラウザーでネットサーフィンをする際にプライバシーを守るのに役立つプラグインが用意されています。各ブラウザーにはさまざまなオプションがありますが、ここではFirefoxで個人情報を保護してくれる5大プラグインを紹介します。
NoScript:攻撃者がサイトやユーザーのシステムを悪用する際に良く使う方法の1つに、Webサイトのバックグラウンドで動作するスクリプトがあります。NoScriptは信頼できるとみなされるサイトでのみJavaScriptやJava、その他の実行可能コンテンツの動作を許可することで、問題を未然に防ぎます。攻撃をブロックする一方で、サイトの機能は完全に維持されます。
良くも悪くも――悪いことの方が多いのですが――Cookieはインターネットを通してあなたの行動を追跡しています。Cookieの追跡のおかげで、ログインが必要なサイトを訪れるたびにサインインし直す必要がないのですが、Cookieによって自分の情報と、インターネットで習慣的にとっている行動の情報が蓄積され、送信されてもいるのです。Better Privacyはマーケティング企業がユーザーに広告を送りつけるために使っている、新種の長期型Cookieに対する保護を提供します。このプラグインはFlash Cookieのリストを作成し、動作を許可するものと許可しないものをユーザーが管理します。
幸いなことに、アドオンユーティリティという市場があり、そこでは任意のブラウザーでネットサーフィンをする際にプライバシーを守るのに役立つプラグインが用意されています。
Kasperskyアンチバナー:受賞歴を持つカスペルスキー インターネット セキュリティ(カスペルスキー 2013 マルチプラットフォーム セキュリティに同梱)に組み込まれている機能です。この製品は、インターネットの脅威からあなたのシステムを保護するプラットフォームです。Kasperskyアンチバナープラグインは、バナーに表示される広告や、オンラインで表示されるプログラムのインターフェイスに組み込まれる広告をブロックします。単体プラグインのAdblock PlusにもKasperskyアンチバナーと同様の機能があり、オンラインの広告を削除したり、既知のマルウェアドメインをブロックしたりします。
Self-Destructing Cookies:Self-Destructing CookiesはBetter Privacyと同じで、Cookieによる過剰な追跡をブロックします。開いているブラウザータブでもう使われていないCookieがあると自動で削除し、追跡を行っているCookieは検知されると自動削除されます。またGhosteryやAdblock Plusのような他のプラグインで許可されている許可リストと組み合わせて使うこともできます。
Stealthy:FacebookやYouTubeのような人気のあるソーシャルサイトへのアクセスがブロックされている国では、このプラグインが特に便利です。これはIPアドレスを隠してオンラインでの行動が追跡されないようにし、検閲用のファイアウォールを回避できます。検閲が有効ではない場合でも、Stealthyのプロキシを使用してオンラインでの活動時に個人情報を守ることは決して無益なことではないでしょう。