銀行カードのPINコードを盗むさまざまな方法については、ご存じの方も多いはず。ATMでお金をおろすときは、入力キーパッドに仕掛けがないか、こっそりカメラが仕掛けられていないか、気を配るようにしていることでしょう。なのに、同じことをインターネット上でやるときは、なぜそうした注意深さを忘れてしまうのでしょう?
個人データ(オンラインバンキングのアカウントにログインするときのIDやパスワードなど)を普通のキーボードから入力することには、スパイウェアによって入力データが盗み取られる危険性がつきまといます。こうしたスパイウェアは、どのキーが押されたかを記録し(つまり、キーボードから入力されたデータを捕捉し)、悪い奴らに送るのです。
カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティには、キー入力を仮想のキーボードから入力することで入力情報を盗られないようにする「セキュリティキーボード」という機能があります。
セキュリティキーボードから情報を入力するには:
- メインウィンドウ右下隅にある矢印をクリックし、表示された画面から[セキュリティキーボード]をクリックします。セキュリティキーボードが起動します。
- データ入力フィールドにカーソルを置きます。
- セキュリティキーボード上のキーをマウスでクリックして、データを入力します。
ファンクションキー(Shift、Alt、 Ctrl)をクリックすると、特殊な入力モードに切り替わります(Shift をクリックすると入力文字がすべて大文字になる、など)。モードを元に戻すには、同じファンクションキーをもう一度クリックしてください。
セキュリティキーボードの言語を切り替えるには:
- 通常のキーボードでCtrlキーを押し、セキュリティキーボードのShiftキーをクリックします
または
通常のキーボードでShiftキーを押し、セキュリティキーボードのAltキーを右クリックします
キーの組み合わせを使用するには:
- 組み合わせの最初のキーをクリックします(例:Alt+F4を使う場合はAlt)
- 次のキーをクリックします(例:Alt+F4を使う場合はF4)
- 最初のキーをもう一度クリックします(例:Alt+F4を使う場合はAlt)
- セキュリティキーボード上で行う2回目のクリックは、通常のキーボードでいえば、押下していたキーを放すアクションにあたります
拡張版のセキュリティキーボードを開くには、キーボードの右上隅にある矢印をクリックしてください。
注記:
- データ入力先のWebサイトがハッキングされていると、セキュリティキーボードでもデータを守ることができません。直接、サイバー犯罪者へデータが送られてしまいます。
- セキュリティキーボードの機能を利用できるのは、次のブラウザーを利用している場合です:Microsoft Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefox