2016年12月2日

Kaspersky Lab、産業セキュリティの緊急対応センターを開設

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重要インフラの保護を効果的なものとするには、情報共有が不可欠です。しかしながら、産業用施設の運用事業者やオートメーションシステムのメーカーの間には、重要システムのサイバーセキュリティ確保という共通課題の解決に寄与するような統一プラットフォームがありません。そのギャップを埋めるべく、当社はICS-CERT(Industrial Control Systems Cyber Emergency Response Team)を開設しました(ロシア語サイト)。これはロシア初となる産業サイバーセキュリティ分野のコンピテンシーセンターです。

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ICS-CERTの発表会見

Kaspersky Labでは、このICS-CERTが発見された脆弱性、重要インフラ施設でのサイバーセキュリティインシデント、最新の脅威に関する情報の研究と分析の中心となることを期待しています。こうした分析による結果を基に、当社のエキスパートは、産業システムと重要インフラの保護に関する推奨事項を提供していくこととなります。ICS-CERTの第1の目標は、オートメーションシステムのメーカー、産業用施設の運用事業者と所有者、情報セキュリティリサーチャーとの間の連携と調整を図ることです。

Kaspersky Labのエキスパートは、産業システムに対する実際の脅威の分析とその対策において、幅広い経験を有しています。このICS-CERTを通じ、当社は企業へのアドバイスや産業システムのセキュリティレベルの評価、必要に応じて情報セキュリティインシデントの調査を実施可能となります。

このICS-CERTのサービスは、世界中の組織にご活用いただけるものです。SCADAシステムやICSシステムのメーカー、各国のCERT(コンピューター緊急対応チーム)、産業用施設との密な協力関係の構築を、当社は期待しています。さらに、社外の情報セキュリティリサーチャー、政府機関、国際警察機関と積極的に連携していく所存です。

Kaspersky Labは長年にわたり、産業サイバーセキュリティのあらゆる面に取り組んできました。当社は、産業インターネットのセキュリティに関する規格の策定やベストプラクティスの提案を行うIndustrial Internet Consortium(英語サイト)の一員であり、また、独自の産業セキュリティソリューションも開発しています。たとえばKaspersky Industrial CyberSecurityや、セキュリティが考慮されたOS「Kaspersky OS」は、極めて重要な環境での用途に合わせて特別に設計されています。