海外渡航者はログオン時のポップアップにご注意

ソフトウェア更新のダウンロードを促すポップアップは、マルウェアのダウンロードを促すものかも…海外では特にご注意を。

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海外に旅行または出張される方は、宿泊先でインターネット接続するときに表れるポップアップウィンドウにご用心ください。ソフトウェアの更新をダウンロードするよう促すそのポップアップは、実はコンピューターに害を及ぼす不正プログラムの可能性があります。

今年初めに Internet Crime Complaint Center(IC3)が発表した注意勧告によると、同事案は FBI でも確認されており、偽装されたソフトウェアの名前は明確にされていないものの、広く利用されているソフトウェアの更新通知を装った攻撃であることが分かっています。そのソフトウェアベンダーが同一の形式で更新をリリースしていることから、事態はさらに複雑化しています。攻撃が報告された国名は明らかにされていませんが、注意勧告では渡航前に必ずベンダーの Web サイト経由ですべてのソフトウェアを更新するよう強く勧めています。

IC3 の注意勧告には、次のように記載されています。「FBI は、渡航するすべての政府関係者、民間企業、学術関係者に対して、宿泊先でインターネット接続してソフトウェアを更新する際は特に注意するよう進言しています。更新情報がポップアップ表示されたら、その作成者またはデジタル証明書を確認し、ソフトウェアベンダーのものと一致するか照合してください。そうすれば、攻撃を未然に防ぐことが可能です」

上記の攻撃を受けた人は、速やかに現地の FBI 支局に通報するか、または www.ic3.gov から IC3 に申し立ててください。

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