カスペルスキー モバイル セキュリティ:盗まれたスマートフォンを探し出す新技術

重要な情報がつまったモバイルデバイス。カスペルスキー モバイル セキュリティには、デバイス紛失・盗難時のダメージを軽減する機能があります。

KMS_mugshot(遠隔撮影機能)

モバイルにおける脅威が登場したのはそれほど昔のことではありません。モバイルデバイス初のウイルスが検知されたのは、2004年と最近のことです。しかし、この2年間で状況は一気に悪化し、いまやサイバー犯罪者にとって、モバイルデバイスに保存された個人データはデスクトップPCやノートPCのデータよりも魅力的な存在となりました。

Kaspersky Labの統計によると、Androidを標的とした新たな不正プログラムの数は2012年第2四半期で15,000近くに及びました。現在、モバイルマルウェアのうち 90%以上が Android プラットフォーム上で動作するものとなりました。Android 対応のスマートフォンやタブレットは、ウイルスの数で長らくトップに君臨していた Windowsとほぼ変わらない状況に陥ったのです。さらに悪いことには、たいていの場合、デバイスを紛失すると重要な情報も併せて失われます。2012年5月、O+K Research社の協力のもとで世界各国11,000ユーザーを対象にアンケート調査を実施したところ、回答者のうち14%は少なくとも1度はスマートフォンを紛失した、または盗まれたと回答しています。

2011年に提供を開始したカスペルスキー モバイル セキュリティは、マルウェアからAndroidスマートフォンを効果的に保護してきました。しかし、モバイルウイルスへの総合対策だけではデータの総合的な安全対策にはなりません。紛失・盗難時に不正に操作されないよう保護することも重要です。こうした背景から、最新のカスペルスキー モバイル セキュリティでは盗難対策機能を大幅に強化しました。これらの機能によって、モバイルデバイスを遠隔制御することや、不正操作のブロックや個人情報の全消去、さらにはGPSを使った追跡ができます。また、新たに2つの機能も追加されています。遠隔撮影と ウェブ管理メニューです。これらを利用することでデータ保護が強化され、デバイスを取り戻すチャンスも向上します。

KMS - KMS盗難対策

専用のウェブ管理メニューからは、紛失デバイスを追跡し、コマンドをリモートから実行できます。ユーザーはスマートフォンをロックできるほか、情報を削除する、工場出荷時の状態に設定を戻す、などの操作が行えます。また、GPSモジュールを使ってデバイスの近くにある基地局または無線ネットワークから現在地を探し出すことも可能です。紛失デバイスにSMSを送信して探し出す機能はもちろんですが、この操作をより使いやすくしたのがウェブ管理メニューです。たとえば、デバイスがインターネットから切断された場合は、SMS送信のオプションへ切り替えることができます。

盗難されたと断定できる場合は、遠隔撮影機能が便利です。これは、犯人に関する情報をより多く収集するための機能です。何よりも、「新しい所有者」が盗んだデバイスを使っているという証拠写真をデバイスのカメラから撮影できるのは魅力的です。ウェブ管理メニューにログインして適切なコマンドを入力すれば、あとは写真がアップロードされるのを待つだけです。ただし、自分で犯人を捕まえようとはしないでください。写真は関係当局に渡して、状況を説明するなどの対応をお願いします。

最新の盗難対策技術と効果の高いアンチウイルスツールが組み合わさった同ソリューションでは、Androidスマートフォンに保存されたデータを包括的に保護できます。脅威が最新のマルウェアであれ、窃盗犯であれ、機密性情報が悪の手に渡らないよう、カスペルスキー モバイル セキュリティはあらゆる手段を使って守ります。

カスペルスキー モバイル セキュリティの詳細は、カスペルスキーのWebサイトにてご覧いただけます。すでにカスペルスキー モバイル セキュリティをご利用中の場合、最新バージョンへのアップグレードはこちらのページから可能です。

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