このシリーズの前回記事では、コンピューターのパフォーマンスを上げるようにカスペルスキー製品を設定する方法に触れました。今回はもう少し踏み込んで、コンピューターリソースを節約する別の機能を見ていくことにしましょう。
カスペルスキー インターネット セキュリティ(カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティに同梱)には、「低負荷スキャン」と呼ばれる特別なスキャンモードがあります。このモードを設定すると、リソースをたくさん使うタスクはコンピューターを使っていない間にだけ実行されるようになります。
リソースをたくさん使うタスク、とは?まずは、定義データベースや実行モジュールの自動アップデートがそれにあたります。また、システムメモリ、スタートアップオブジェクト、システムパーティションのチェックも含まれます。
低負荷スキャンが有効になっていると、こうしたタスクは、コンピューターがロックされているとき、またはスクリーンセーバーが5分以上表示されているときに実行されます。コンピューターでの作業を始めるとスキャンは中断され、次回スタートしたときには中断したところから再開されます。ただし、定義データベースやモジュールのアップデートの場合、中断されると最初からやり直しとなります。
低負荷スキャンモードを有効にするには、カスペルスキー インターネット セキュリティのメインウィンドウで[設定]ボタンをクリックします。続いて虫眼鏡アイコンをクリックし、[全般設定]を選択します。ウィンドウの右側で[低負荷スキャン設定を有効にする]ボックスをオンにしてください。