イレギュラーなケースに対応するセキュリティソリューション

サードパーティのソフトウェアまたはハードウェアソリューションに統合可能なスキャンエンジン、Kaspersky Security Engineについて。

標準の型にはまらないものの場合、それに合った保護ソリューションをしつらえなければならないことがあります。たとえば、顧客や社員がファイルをアップロードしてやりとりするためのWebポータルを運用している企業の場合です。そのポータルには、サイバー脅威がファイルに潜んでいないか確認するメカニズムが必要です。しかし、従来型のウイルス対策製品をここに導入することはできません。

こうしたケースは珍しくありません。保険会社は保険事故に関する文書の提出を顧客に求めることがよくありますし、銀行は今でもさまざまな文書を膨大に扱っています。何らかの申請を受け付ける企業は、自社Webサイトにファイルを直接アップロードさせているものです。こうしたファイルをアップロードする人が何らかのセキュリティ対策を講じているかどうか、確認する手立てはありませんし、このメカニズムをサイバー犯罪者が利用して、マルウェアを送り込んでくることもあります。

このような問題を解決するには、原則として、専用のソフトウェア開発キット(SDK)が必要です。 SDKは実際的で広く使用されていますが、実装には多大な時間と労力を要し、この作業に特化した開発チームが求められます。そのため、開発コストが高額になりがちです。そこで、サードパーティ製品に当社の技術を統合しやすくするために開発されたのが、Kaspersky Security Engineです。

Kaspersky Security Engineを統合可能なのは、組み込みシステム、IoTデバイス、ネットワーク接続ストレージ、ファイルサーバーおよびメールサーバー、Webゲートウェイ、プロキシサーバー、企業ネットワーク、データセンターです。クラウドソリューションとも互換性があり、たとえば、通過するトラフィックやファイルを分析するためにプラットフォームレベルで統合することが可能です。類似のソリューションとの違いは、必要以上に労力をかけることなく、別のソフトウェアまたはハードウェアソリューションに統合可能である点です。

Kaspersky Scan Engineは、あらゆる種類のデバイスとソフトウェアをマルウェア、トロイの木馬、ネットワークワーム、ルートキット、スパイウェア、アドウェアから総合的に保護すると同時に、悪意のあるサイト、フィッシングサイト、広告のURLをフィルタリングすることができます。

詳細については、Kaspersky Scan Engineのページをご覧ください。

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