密かな楽しみをネットで晒されないために

2015年9月16日

Ashley Madisonのスキャンダルは、会員の個人情報がダークネットに公開されたことで最高潮に達しました。この一件で2人が自殺したとされており、厄介なこの状況は人命に関わる結末となりました。浮気者が相応の報いを受けるという話ならまだ笑っていられますが、本来保障されるべきプライバシーという人権が奪われてもよいという話ではありません。

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不倫をひた隠しにする高官であれ、出会い系サイトにアクセスする堅実な市民であれ、はてはアダルトグッズを購入しようとする人であれ、誰でもそうした行動は秘密にしておきたいものです。密かな楽しみを求める行動が暴露されないようにするには、次にご紹介する6つの対策が役立つことでしょう。

1. メインの個人メールアドレスや、会社のメールアドレスは使用しない。万一データが流出したら、遊び人リストの中にあなたの名前を見つけた同僚がビックリする、ということになりかねません。あなたが公的な地位に就いている人なら、きっと詮索好きな人々が流出データに目を通し、発見したことを公表してしまうでしょう。まさにAshley Madisonの顧客がされたように。

2. できれば現金かギフトカードで支払う。ギフトカードもあらかじめ現金で買っておきましょう。販売店に名前と住所の記録を残さず、匿名性を保つためです。せめて1回限りのバーチャルカードを使い、メインのカードの情報がハッカーに知られないようにしましょう。

3. Webサイトに載せているプロフィールをFacebookやInstagramのアカウントに紐付けない。主に盗難や詐欺師から身を守るためです。私たちは、旅行に出かけたときや空港にチェックインしたときに自分の様子をSNSに投稿したり、ジュエリーや電子ガジェットなど何かを買ったときに写真を載せたりしがちです。このような投稿は、自宅に泥棒を呼び寄せる、あるいは詐欺師をデートに誘っているようなもの。そろそろFacebookのプライバシー設定を強化することを考えてもいい頃です。

4. プライバシーを厳重に守るなら、本名の名字を使わない。下の名前だけで通すようにするか、ニックネームを使いましょう。Facebookに名字と写真を載せていれば、誰にでも簡単に見つかってしまいます。LinkedInでも同じです。Facebookのプロフィールを非公開にするのは一理ありますが、LinkedInで非公開にするとなると登録した意味がなくなってしまいます。

5. 出会い系サイトで知り合った相手を信用しない。金髪美女だと思っていた相手が、実は髭面の男性だったりボットだったりするかもしれません。そういえば、Ashley Madisonの女性会員は実際に何人だったのでしょう?公称3,700万人とされていた全登録会員のうち、実際に登録していた女性はわずか1万2,000人ほどでした。残りのほとんどは男性かボットだったことが判明しています。

6. ブラウザーから個人情報を入手しようとする企業に注意する。こういった企業は数多くあり、検索履歴や位置情報といったプライベートな情報を狙っています。しかも利用者の許可は求めません。そうした行動を止めてほしければ、最善策は専門の製品を利用することです。

残念ながら、出会い系サイト、アダルトショップなど、大人の密かな楽しみのためのWebサイトでは、貧弱な保護対策しか施されていません。サイト側で安全を確保できないのであれば、利用者が自分で自分の身を守るしかありません。そうしないと後になって軽率な行動を後悔することになります。