父の日のプレゼントはスマートテレビ?セキュリティのヒントをどうぞ

2013年6月14日

父の日が目前となりました。ということは、お父さんへのプレゼントを選ぶのは(まだの人だったら)、最優先事項ということですね。もしかすると、スマートテレビに目が留まって「これだ!」と思ったかもしれません。洗練されたコンピューター機能を持つスマートテレビの便利さは、従来のテレビとは比べ物になりません。しかし、技術の進歩には新しいセキュリティリスクがつきものです。そこで、実際に購入する前に、スマートテレビのセキュリティについて考えてみましょう。

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テレビはこれまで、さまざまな変化を遂げてきました。手動で切り替える白黒画面の真空管は、リモコンで操作できるフラット画面になり、今、また新しいバージョンが目の前にあります。スマートテレビは、スマートフォンやコンピューターやタブレットと同じで、数々の機能を持っています。音楽も聞ければビデオも見られるし、ネットサーフィンも可能。さらには、音声やジェスチャーで操作することもできます。しかし、こうした「コンピューターぽい」機能にはモバイルデバイスやコンピューターと同じセキュリティの問題があることを、忘れてはなりません。

スマートテレビからWebにアクセスできるということは、インターネットに常時接続しているということです。また、コンピューターと同様に、何らかの個人情報をテレビ内に格納してもいます。computerworld.comのDarlene Storm氏は、インターネットに接続するテレビの数が2016年までには10億台に上るだろうと述べています。そんなにユーザー数が伸びているなら、悪意ある攻撃やデータ漏えいに備えてセキュリティ手段が講じられていてよさそうなものですが、まだ登場して間もないデバイスであるスマートテレビに対する完全な防御手段は、確立されていません。そこで、スマートテレビのセキュリティについて、以下のヒントを参考にしていただきたいと思います。

こうした「コンピューターぽい」機能にはモバイルデバイスやコンピューターと同じセキュリティの問題があることを、忘れてはなりません。

Webブラウジングはなるべく避ける
テレビの前に座ったままでインターネットにアクセスできる点にスマートテレビの醍醐味があるのはわかりますが、これが一番危険な行為でもあります。攻撃者は、付け入る隙のあるユーザーをいつもオンラインで探しているのです。スマートテレビでのブラウジングは、コンピューターでブラウジングするときと同じだと考えてください。現在のところ、スマートテレビ向けのインターネットセキュリティ製品は存在しないので、合わせてログインも避けておくのが無難です。

Webサイトへのアクセスを制限する
あえてインターネットにアクセスするのであれば、訪問するWebサイトに注意を払いましょう。銀行のサイトやSNSなど、自分の個人情報が保存されているサイトにログインしないようにしてください。自分から提示する情報が少ないほど、自分の安全は守られるのです。

リンクをクリックしない
データ漏えいを防ぐ簡単な方法のひとつに、インターネット利用中にリンクをクリックしない、というやり方があります。悪意あるリンクは中間者攻撃ボットネットによる攻撃の可能性があり、これを通じてスマートテレビが感染するおそれがあります。

Webカメラをオフにする
スマートテレビの主な機能のひとつに、顔認識を使った簡単操作があります。そのためにはWebカメラが必要なのですが、ご存じのとおり、この便利なツールもリスクをはらんでいます。顔認識ソフトウェアはスマートテレビについてきた素敵なおまけに思えますが、別の見方をすれば、テレビに搭載されたカメラがいつもあなたを見ているわけで、悪用されればプライバシーが簡単に侵害されてしまいます。

信頼できるアプリを使う
スマートテレビのもうひとつの特長は、アプリをダウンロードして使えるという点です。しかし、もし使っているアプリが攻撃者の手に落ちていて、自分がそれに気づいていなかったら?今のところできるアドバイスといえば、「ダウンロードするのは普及していて信頼できるアプリに限ること」です。

残念なことですが、しっかりとした保護手段が講じられるようになるのは、スマートテレビに対する大規模な攻撃が明るみに出てきてからのことでしょう。今のところは、お父さんへのプレゼントとしてスマートテレビを買うのであれば、シンプルなモデルを選ぶのがよさそうです。そして、「スマートテレビはコンピューターと同様に扱うべし」ということをくれぐれもお忘れなく!