変な質問かもしれませんが、あなたにとって「安心」とはどんな音ですか?
安心とは、測定可能なものというより、フィーリングです。とても安全とは言えない環境の中で安心を覚えることがある一方、何の心配もない状況なのに不安を感じることもあります。「音」は時に安らぎを与えてくれ、時に不安を与える存在です。
Kaspersky Labでは、どのような音を聞くと安心を覚えるか、さまざまなジャンルの人々に問いかけました。たとえば、F1ドライバーのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)氏とキミ・ライコネン(Kimi Raikonnen)氏、ブリッツチェス(早指しチェス)の世界チャンピオンであるセルゲイ・カリャーキン(Sergey Karjakin)氏、セキュリティリサーチャーの方々、Kaspersky Lab社員…彼らがそれぞれ思い描いたのは、実に異なる音の数々でした。挙げられた音は、世界各地のDJたちによって「音楽」となりました。
ゆったりとしたサウンドやハウスミュージックなど、バラエティ豊かな音楽の数々は、当社のパートナーであるDiamondhouse Recordsによって1つのアルバムにまとめ上げられました。アルバムをプロデュースしたクリス・サウアー(Chris Sauer)氏は次のように述べています(リンク先は英語)。「音楽には感情を揺さぶる何かがあります。音楽というものは、良くも悪くも感情を呼び起こす音を探る、申し分のない手段なのです。人々に安心感を覚えさせる音をもって、音楽の力を試し、リスナーの反応を確かめる、…実に素晴らしいチャレンジでした!」
For many people the #soundofsafety depends on the mood. For other people like DJs or #Formula1 drivers it depends on the job. #STARMUS pic.twitter.com/IpgEquExrW
— Kaspersky (@kaspersky) June 20, 2017
楽曲を提供したブルガリアのプロデューサー、Artoneはこう語っています。「楽曲に自然音を使うという縛りは、あまりないやり方です。しかし実際、時間をかけて音と向き合ってコンセプトの中に取り込めば、日常の音でどれだけのことができるか証明されました。間違いなく、他にはない特別なプロジェクトでした」
このアルバム『Sound of Safety』は、各種デジタルポータルサイトでリリースされています(リンク先は英語)。収録曲の1つ、Artone and Boyanによるリミックスを以下にご紹介します。
このほか、以下のアーティストによるリミックスが収録されています。
- Schedule 1(韓国)
- DJ Superjam(米国)
- DJ Favorite(ロシア)
- Falko Niestolik(ドイツ)
- DJ Lykov(ロシア)
- Artone and Boyan(ブルガリア)
- Akadian(英国)
- Eddie Amador(米国)
- Dubtal3nt(オーストリア)
- Dany Cohiba(スペイン)
セキュリティ企業である当社にとって、安全と安心の心理的側面は重要です。人々を不安にするものについての理解が深まれば、より効果的な保護を講じることができます。安全だという錯覚は、コンピューター利用者に軽率な判断をさせることがあります。しかし、不安の与える錯覚についても同様です。
まさにこうした考えのもと、当社ではこれまでに、人々のセキュリティを脅かしかねない心理的要因や不安、そしてストレス要因をより深く理解するべく、スマートフォンとの感情的な結びつきや、デジタル健忘症、デジタルデバイスがもたらす不安、ネットいじめについて調査を実施してきました。詳しくは、各リンク先をご覧いただければと思います。
それでは、「安心のサウンド」から作り上げられた音楽をお楽しみください。