何か起こってから対処するよりも前もって対策を講じておいた方がよい、と誰しも思っています。とはいえ、ことが起こって初めて事前対策の大切さに気づくことがあるのも事実。アンチウイルス製品のインストールを先延ばししていたところ、ある日コンピューターが起動しなくなってしまった!もしかすると、OSの起動をブロックするタイプのマルウェアに感染したかもしれません。どうしましょう?今回の記事では、こんなときの対処法を紹介します。
Kaspersky Rescue Disk(カスペルスキー レスキューディスク)は、感染してしまったコンピューターを起動してBIOSレベルでのスキャンを行うことができる、ブートディスクイメージです。マルウェアを削除し、信頼できないアプリケーションやシステム読み込み前に起動するファイルになりすますウイルスをコントロールします。
Kaspersky Rescue Diskは、無料で利用できます。カスペルスキー インターネット セキュリティ(カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティのWindows対応プログラム)がインストールされていれば、カスペルスキー インターネット セキュリティのメインウィンドウからレスキューディスクを作成できます。何かあったときのために、前もってレスキューディスクを作成しておきましょう。
レスキューディスクは、ブートディスクのイメージファイル(.iso形式)です。このファイルを、外付けドライブ(CD、DVD、またはUSBデバイスなど)に書き込んでおいてください。.isoファイルを書き込むのには、書き込み用のアプリケーションが必要です。主な書き込み用アプリケーションには、NEROやAlcohol 120%があります。
レスキューディスクを使用するには:
- .isoファイルをここからダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを、外付けドライブに書き込みます。レスキューディスクは、カスペルスキー インターネット セキュリティで作成できます([便利ツール]- [レスキューディスク]-[作成])
レスキューディスク作成方法の詳細は、こちらをご覧ください。 - IOSメニューを起動します。通常は、キーボードの[Delete]キーを押したままにすると起動します([F1]キー、[F2]キー、[ESC]キー、[F11]キー、または[F12]キーを押す場合もあります)。
- BIOS内で、レスキューディスクのイメージが記録されているドライブからの起動を選択します。[F10]キーとキーボードの[Enter]キーを押して設定を保存し、外付けドライブが接続された状態でコンピューターを再起動します。
- 表示される指示に従って、グラフィックインターフェイスを読み込みます。グラフィックインターフェイスが表示されたら、このインターフェイスからオブジェクトのスキャンを開始してください。