驚くべき地図の世界

世界を違ったアングルから見られる、6つのインタラクティブマップ。

人の目を引くような形でデータを表現したい—そのニーズから生まれたのがインフォグラフィックです。できればインタラクティブに。できればグローバルに。そして、できれば地球全体を網羅して。ここでは、何時間でも見ていられる6つの世界地図をご紹介します(急ぎの用があるときは開かないでください)。皆さん、インターネット地球儀の世界へようこそ。

Google Earth:唯一無二

https://earth.google.com/

Google Earth:唯一無二

GoogleがEarthプロジェクトを立ち上げたのが20年前だと思うと、恐ろしいような気がします。この地図は成長して変化を重ね、人気となりましたが、流行は過ぎたように見えます—不当にも、と言わざるを得ませんが。現在のバージョンは、どんな土地ででも自分の家を探し出せるだけでなく、主要な建築物や驚くべき地形を3D表示できます。シドニーのオペラハウスやエッフェル塔を見るのに飽きたら、アルプスやヒマラヤを上空から眺めてみては。パンデミックのせいで家に閉じこもっている人向けのバーチャルツアーや、距離の測定や面積の計算をするための便利なツールも用意されています。

LeoLabs:軌道上のあれこれ

https://platform.leolabs.space/visualization

LeoLabs:軌道上のあれこれ

現在地球の周りを回っている人工衛星すべて(それと、それらの最終形態であるスペースデブリ)を追跡する世界地図です。地図を拡大して対象物にマウスカーソルを合わせると、名前と種類(衛星なのかデブリなのか、それ以外か)が分かります。衛星の詳しい情報までは残念ながら表示されませんが、名前を基に自分でオンライン検索することができます。

Ventusky:指先で見る天気

https://www.ventusky.com/

Ventusky:指先で見る天気

話題がない?そのために天気予報があるんじゃないですか!この地図は、地球上の気象データをリアルタイムで可視化しています。画面の左側では気温、雲量、気圧、降水量、湿度、大気汚染の度合いなどの気象条件を選択できます。画面右上の[設定]メニューでは、インチ/センチメートル、華氏/摂氏などの単位を変更することができます。画面下部のタイムラインを使えば、1時間刻みの天気予報を見ることができます。私たちの間で今流行っているのは、極寒でおなじみのベルホヤンスクの気温をチェックし、「今日はちょっと寒いわ〜」と文句を言っている人に教えてあげることです。

Flightradar24:航空機のすべて

https://www.flightradar24.com/

Flightradar24:航空機のすべて

LeoLabsのインタラクティブマップで詳細な衛星データが見られないことが不満な皆さん、Flightradar24へようこそ。ここでは、現在飛行中または離陸しようとしているほぼすべての航空機について、リアルタイムで情報を得ることができます。例えば航空会社、出発地と目的地、機種、高度、速度、ルートの進捗状況といった情報です。このオンラインサービスは、非常に興味深いだけでなく、何事も管理下に置きたいタイプの人にとって実用的なメリットがあります。例えば、空港で誰かと待ち合わせをするとしましょう。Flightradar24に便名を入力すれば、その飛行機の正確な着陸時刻が分かります。

有料会員になると、より包括的なフライト履歴を見ることができ、航空機のシリアル番号、垂直方向の速度、船外機の温度など、航空オタクにはたまらない統計情報を見ることができます。ちなみに、同じようなマップは船舶用にもあります。スエズ運河で「Ever Given」という名の障害物が取り除かれてからかなり経ちましたが、それでもスエズ運河を行き交う船舶の様子を見るのは面白いものです。

TheTrueSize:グリーンランドとインド、どっちが大きい?

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TheTrueSize:グリーンランドとインド、どっちが大きい?

史上最高の奇術師はデビッド・カッパーフィールドではなく、ゲラルドゥス・メルカトルです。球体を平面に投影する方法はいろいろありますが、誰もが子どものころから親しんできた世界地図は、メルカトル図法です。しかし、その地図をプリントアウトして地球儀に貼り付けようとしても合いませんし、極に近づけば近づくほどサイズの不一致が拡大します。メルカトル図法では、北極と南極を水平方向に伸ばさなければならないので、グリーンランドとアフリカがほぼ同じ大きさに見えます。

TheTrueSizeでは、同じメルカトル図法で描かれた国同士を客観的に比較することができます。検索バーに国名を入力すると、その国が地図上でハイライトされ、マウスでドラッグできるようになります。こうして、欧州に対するメキシコの実際の大きさを見たり、アラスカとコンゴ民主共和国の大きさを比較したりできます。

Earth 2050:未来を垣間見る

https://2050.earth/

Earth 2050:未来を垣間見る

地球の中に、私たち自身の予測する未来が詰まっています。このインタラクティブマップでは、未来学者による予測や、マップのユーザーによる予測が紹介されています。2030年、2040年、2050年のいずれかを選び、そのころにはどのような技術的進歩が実を結んでいるのか見てみましょう。初めて海底農園が登場するのは?形態を変えるアパート、火星のコロニー、さらには『Half-Life 3』が登場するのはいつ??あなたのビジョンも、ぜひ教えてください。なお、投稿の掲載はモデレーターによる承認制です。物理法則の範囲内での投稿をお願いいたします。

ヒント

ホームセキュリティのセキュリティ

最近では様々な企業が、主にカメラなどのスマートなテクノロジーを活用したホームセキュリティサービスを提供しています。しかし、セキュリティシステムは侵入者からの攻撃に対してどの程度セキュアなのでしょうか?