モバイル製品使い方のヒント – 暗証番号など

サイバー犯罪者の標的がAndroidに集中していくにつれて、カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidのユーザーはどんどん増加しています。この製品のよくある質問とその回答を紹介します。

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以前の記事では、Windows搭載のデスクトップコンピューターやラップトップコンピューターを、カスペルスキー製品で最大限に保護するための興味深い方法を数多く紹介してきました。一方、当社のモバイル向け製品も、この数年で進化を続けています。カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidを選ぶ方はどんどん増えてきているので、この記事では頻繁にお寄せいただく質問にお答えし、多くの方に参考にしていただきたいと思います。

カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidは、利用できるモバイルOSが限られています。Android以外のモバイルOSや、Android 2.3より前のバージョンが稼働するスマートフォンやタブレットにインストールすることはできません。

カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidのライセンスを取得するには

ライセンスを取得する方法は2通りあります。1つ目はKaspersky Labのオンラインストアで購入する方法です。この場合は、従来型のアクティベーションコードを受け取り、アプリのすべての機能を1年間利用することができます。カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティを購入する場合も、同じ方法でライセンスを取得します。アクティベーションコードは1つのデバイスに関連づけられるわけではないため、他のスマートフォンに再インストールするときも同じコードを利用できます。

2つ目は、家電量販店などの店頭で購入する方法です。アクティベーションコードが印刷された紙は、紛失しないように大切に保管しておきましょう。

カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidの重要な機能

次に、この製品を使うときに発生する可能性のある問題について、少し説明します。このアプリのアーキテクチャの中心的なコンセプトは、暗証番号だと言えるでしょう。当社のサポートページに、暗証番号について詳しく説明した記事があります(http://support.kaspersky.co.jp/10215)。簡単に言えば、暗証番号というのは、スマートフォンを盗もうとする人から、アンチウイルス製品やデータを守るための手段です。

他にもいくつか注意が必要な点があります。

  • 暗証番号は、アクティベーションコードとは違います。アプリで暗証番号の入力を求められたときに、アプリを購入したオンラインストアからのメールを探しても、暗証番号は見つかりません。暗証番号は、盗難対策を設定したときか、プライバシー保護を初めて起動したときに設定する番号です。
  • 暗証番号は数字だけで構成されています。アプリで暗証番号を入力する際は、以下のような特別な仮想キーボードが表示されます。

ロック画面がこの画像と違っていて、数字と文字からなる通常のシステムキーボードが表示される場合は、デバイスが別のアプリかOS機能によってロックされているはずです。他のブロックルールを設定していないか確認してみましょう。

  • 暗証番号は、盗難対策のウェブ管理メニュー(https://anti-theft.kaspersky.com)でしか復元できません。詳しくはこちらのサポート記事をご覧ください。また、復旧コードは暗証番号ではありません。どちらも数字だけで構成されるコードですが、別のものですのでご注意ください。復旧コードは標準のキーボードを使って入力します。
  • デバイス設定のハードリセットをブロックする方法はありません。つまり、スマートフォンにどんな種類のソフトウェアソリューションがインストールされていたとしても、工場出荷時の状態に戻る可能性があるということです。ハードリセットは、デバイス上の特定のハードウェアボタンを押すことで実行されます。ハードリセットの良い面は、個人情報が完全に消去されて、不正使用ができなくなる点です。
  • ハードリセット以外の方法で暗証番号の入力を回避することはできませんし、暗証番号を復元する方法は先述の方法以外にありません。したがって、スマートフォンを紛失した場合や盗まれた場合も、中のデータには誰もアクセスできないのです。

もう1つ注意する必要があるのは、Webフィルターとブラウザーの互換性です。Android 4.2より前のバージョンの場合、カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidでサポートされるブラウザーは、ネイティブのAndroidブラウザーしかありません。Android 4.2以降では、Chromeなど、独自プロキシサーバーを使用しないブラウザーがサポートされます(そのためOperaとは互換性がありません)。この要件は、アプリによるネットワークトラフィックのフィルタリング方法の関係で設定されていますが、この互換性の問題は今後修正される可能性があります。

アプリ自体が盗難対策のウェブ管理メニューと密接に連携しています。すでにマイカスペルスキーアカウントをお持ちの場合、同じ認証情報を使ってウェブ管理メニューにサインインできます。

インターネットに接続されている場合、デバイスとポータルは30分おきに同期されるため、ポータルからコマンドを送ると多少の遅れが発生します。インターネット接続がない場合はコマンドを実行できません。

言い換えると、インターネットに接続できないスマートフォンを探そうとしても、応答は得られないということです。そのような場合はSMSコマンドを使用しましょう。

最後になりますが、このアプリのインターフェイスはシンプルで、直感的な操作が可能です。インターフェイスのスタイルは当社のWindows用アプリケーションのデザインに似ているため、カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティを購入すれば、このモバイル製品に慣れるのに時間はかからないでしょう。また、常にデザインが改良されているので、定期的に更新をインストールすることで、さらに快適にお使いいただけます。

カスペルスキー製品でモバイルデバイスを楽しく安全にご利用ください!

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