不要なソフトウェアやシステム変更をブロックする方法

フリーウェアをインストールすると、不要なツールバーや悪意あるプログラムが付いてくることもあります。カスペルスキー インターネット セキュリティ 2017には、こういった迷惑プログラムを防ぐ機能が追加されました。

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勝手にインストールされるソフトウェアの中には、堂々と存在を主張し、身代金を要求し、コンピューターを混乱させ、システムをクラッシュさせるものがあります。そういったものはいわゆるマルウェアで、間違いなく「要らない」ソフトウェアですが、不要だけれども害はなさそうなソフトウェアもあります。ブラウザーのツールバーをインストールするだとか、既定の検索エンジンを変更するだとか…。

こういった微妙なソフトウェアは、白黒付けがたいグレーゾーンに属するフリーウェアであることもあれば、広く普及しているソフトウェアであることもありますが、いずれにせよ、システムの処理を遅くしたり、プライバシーを侵害したり、それ以上に深刻な結果を招いたりする可能性を持っています。

追加のツールやブラウザーの拡張機能を何個か増やす程度のことであれば、大きな害はないように思われるかもしれません。人によっては、そうしたプログラムを実際に使い、新しい起動ページや検索エンジンに慣れてしまうこともあります。しかし、そもそもの話、役に立つソフトウェアなのであれば、こっそりとコンピューターに忍び込む必要はないのです。

フリーウェアに付いてくる要らない拡張機能を入れれば、ブラウザーの処理が遅くなるなどパフォーマンス面に影響が出ます。運が悪いと、本当のマルウェアが付いてきて入り込む場合もあります。具体例については、「BitGuard: a System of Forced Searches」(英語記事)と「怪しいツールバーを削除しよう」の各記事をご覧ください。

システムを守るには

カスペルスキー インターネット セキュリティカスペルスキー セキュリティのWindows対応プログラム)には、OSやブラウザーの設定に対する特定の変更をブロックする「アプリケーションマネージャー」という機能があります。

カスペルスキー インターネット セキュリティのアプリケーションマネージャーを利用するには、以下の手順に従ってください。

1. カスペルスキー インターネット セキュリティのメイン画面の左下にある、歯車のアイコンをクリックします。

2. 表示された[設定]画面で、[プロテクション]をクリックします。画面右側で、[アプリケーションマネージャー]がオンになっていることを確認します。

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3. [アプリケーションマネージャー]を開きます。

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アプリケーションマネージャーには、次の3つの機能があります。

・システム変更コントロール

OS、ブラウザー、ネットワークの設定に対する不要な変更をブロックします。ソフトウェアをインストールしたり更新したりする前に、この機能をオンにしておくことをお勧めします。

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「システム変更コントロール」が有効になっていると、何かソフトウェアをインストールするとき、そのソフトウェアのインストーラーが特定のシステム設定(ホームページ、検索エンジン、プロキシサーバー設定など)を密かに変更しようとしていないか、または、プラグイン、拡張機能、ツールバーをインストールしようとしていないか、のチェックが行われます。そうした動作が検知されると、変更をブロックするか許可するかを尋ねる画面が表示されます。

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・インストールアシスタント

フリーウェアの場合、インストール画面の中に広告に関する手順などが組み込まれていることがよくあります。「インストールアシスタント」は、ユーザーがうっかりクリックすることがないように、広告に関する手順や追加ソフトウェアのインストールを促すポップアップ画面を削除します。

・ソフトウェアクリーナー

皆さんがお使いのコンピューターには、すでに何らかのソフトウェアがインストールされていると思います。ほとんどは実際に必要なソフトウェアでしょうが、クラップウェア(欲しくもないのに勝手にインストールされたソフトウェア)、アドウェア(広告を表示するソフトウェア)などといったものがハードディスクに潜んでいるかもしれません。ソフトウェアクリーナーは、インストールされているソフトウェアを解析して、不要なソフトウェアを探し出し、削除を提案します。アドウェア、不審なソフトウェア、ユーザーの許可なしにインストールされたソフトウェア、ほとんど使用されていないソフトウェアなどが不要なものとして削除候補に挙げられます。

ソフトウェアのチェックを手動で実行する場合は、以下の手順に従ってください。
1. カスペルスキー インターネット セキュリティのメイン画面にある[便利ツール]ボタンをクリックします。
2. 表示された画面の左側で[ソフトウェアクリーナー]をクリックします。
3. [ソフトウェアクリーナー]画面で[実行]ボタンをクリックします。

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警告機能

コンピューターに忍び込もうとしている不審なソフトウェアを検知すると、アプリケーションマネージャーは通知を表示します。

アプリケーションマネージャーの詳細については、当社のサポートページをご覧ください。

ヒント