今すぐFacebookのプライバシー設定を見直そう

Facebookが検索機能を強化し、公開設定で投稿されたものをすべて、誰でも検索できるようになりました。今すぐ設定を確認してください。今すぐに、です。

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ご存じでしょうか、Facebookはさらに強化された検索機能を世に送り出しました。先日公開されたそのサービスは、Search FYIといいます。※現時点では英語(US)のみで利用可能

Facebook Searchのバイスプレジデント、トム・ストッキー(Tom Stocky)氏はブログの中で次のように述べています(英語記事)。「世界のどこかで何かが起きると、Facebookを開いて友人や家族の反応を確かめる人が大勢います。本日、当社はFacebook Searchを強化しました。あなたの気になる話題について、友人や家族だけでなく、世界の人々がどういう意見なのか調べることができます」

良さそうな機能では?

理論的にはそのとおりです。しかし、これまでもそうだったように、Facebookの技術進歩はマイナスの結果を招く可能性があります。

Googleの検索エンジンと同じで、FacebookのSearch FYIは投稿をインデックス化し、検索できるようにしています。問題は、公開設定で投稿されたものはすべて、どの利用者からもFacebookで検索可能なことです。

Facebookのサービス開始当初からの利用者にしてみれば、公開されたくない投稿まで検索でヒットしてしまう事態なのです。そう、当時最先端の(今見るとちょっと恥ずかしい)ファッションでキメていた昔の自分の姿を、未来の元カレや元カノに見られてしまうわけです。

対策は?

以前の記事「子を持つ親御さんへ:SNSでやめるべき6つの行い」でお伝えしたように、できるだけプライバシー設定を非公開にすることです。要は、知っている人とだけつながり、自分の投稿を閲覧できる人を制限するということです。

投稿の公開範囲を細かく決めずに全部[公開]にするのは楽ですが、万人に公開された投稿で得をするのは、SNSの運営で利益を得ている人たちだけです。そういう人たちは、これまでもビジネスのためにSNS上でさまざまなデータを集めてきましたが、さらにデータを得られるようになるのですから。私たち利用者は、そのことをきちんと認識するべきです。

ですので、今やっていることを少しの間中断し、今すぐにでもセキュリティ設定を確認しましょう。

プライバシー設定を確認するには?

Facebookのプライバシー設定を確認するには、下の動画で説明されている簡単な手順に従って確認してください(英語での説明です)。Facebookのヘルプセンターにも説明があります(日本語)。

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