Facebookアカウントの永久削除が必要になるとき

Facebookはプライバシー侵害のリスクを抱えており、もしかするとアカウントの停止を考える人もあるかもしれません。アカウント停止には「利用解除」「削除」があります。

facebook

Facebookはこの9年間で大きく成長しました。当初は大学生向けの小規模なソーシャルネットワークサイトでしたが、今では個人ユーザーだけでなくグローバル企業も利用するほどの世界的なプラットフォームとなっています。しかし、Facebookの途方もない拡大と人気によって、ユーザーに提供するプライバシーについての懸念が高まっています。今こそ、お気に入りのソーシャルメディアチャンネルを再評価し、Facebookアカウントを永久に削除して、プライバシー侵害のリスクを軽減するときなのかもしれません。

facebookアカウント削除-title

多くの人は、友達と交流するため、あるいは好きなバンドとつながりを持つためにFacebookを使っています。誰もが写真を共有し、コメントを書き、ニュースフィードで気に入った投稿に「いいね!」をしていますが、話題の流行記事にコメントすることから、好きなバンドの最新曲の興奮を共有することまで、個人情報の断片を提供することになります。「いいね!」ボタンを押すという単純な行為でさえ、自分で公開したいと思うよりも多くの情報を晒している可能性があるのです。

Facebookのデータの使用に関するポリシーには、ユーザーに良質でニーズに合った広告を配信し、全体的なユーザー体験を向上させるために、定期的に個人情報を収集していると書かれています。しかし、その一方でユーザーのプライバシーを侵害している恐れもあります。忘れてはならないのがFacebookが収集する情報がユーザーから直接得たものとは限らないということです。ユーザーの友達のアクティビティによって、自分が共有しようと決めた以外のデータが公表されてしまうこともあります。友達が連絡先リストを更新するときに、あなたの電話番号をFacebookに差し出しているかもしれません。一緒にいるときにステータスアップデートであなたをタグ付けして、あなたが今いる場所を公開してしまう友達もいるかもしれません。今や、Facebookに載せないようにした情報が暴露され、フィッシング攻撃やスパム攻撃、なりすましにまで利用される恐れがあります。

Facebookのデータの使用に関するポリシーには、ユーザーに良質でニーズに合った広告を配信し、全体的なユーザー体験を向上させるために、定期的に個人情報を収集していると書かれています。しかし、その一方でユーザーのプライバシーを侵害している恐れもあります。

自分のアカウントに施したプライバシー設定に感じる安心と同じくらいに、Facebooでの情報共有に潜む危険に常に注意を払いましょう。プライバシーを侵害されていると感じており、今こそアカウントを削除するときと決心したなら、以下のステップを実行してください。

Facebookプロフィールを閉じるには、「利用解除」と「削除」という2つのオプションがあります。アカウントの利用解除は、単にすべてを保留にするものです。このオプションを選択すると、タイムラインは非公開になりますが、後でアカウントの利用を再開したときのために、情報がFacebook内に保存されたままになります。アカウントを利用解除しても、あなたのプロフィールは友達の「友達」リストに表示されますが、利用解除するとアクセスできなくなります。

アカウントを永久に削除する準備ができたら、こちらから実行しましょう。プロフィールが実際に表示されなくなるまでに1か月かかることもあります。Facebookのコンピューターシステムから完全に削除されるまでには最長で90日かかります。一度プロフィールが削除されると、ユーザーの情報を元に戻す手段はありません。しかしFacebookは、削除する前に情報のコピーをダウンロードするオプションを提供しています。コピーできる情報には、タイムライン全体(投稿、写真、メッセージなど)、拡張されたアーカイブ、アクティビティログがあります。このアクションは元に戻すことができないため、削除することを100% 決心した場合でなければ実行しないように注意してください。

どんなSNSのプラットフォームでも、利用する際はプライバシーに配慮することが重要です。ソーシャル活動を始める前に、公開してもよい個人情報を決めておきましょう。

ヒント

ホームセキュリティのセキュリティ

最近では様々な企業が、主にカメラなどのスマートなテクノロジーを活用したホームセキュリティサービスを提供しています。しかし、セキュリティシステムは侵入者からの攻撃に対してどの程度セキュアなのでしょうか?