愛犬を迷子にしないための13のヒント

2018年6月27日

米国動物虐待防止協会によると、昨年は米国内の動物保護施設だけでも、330万匹の犬が保護されたそうです(英語)。犬が逃走して迷子にならないようにすれば、この数は減らせるかもしれません。

最新のテクノロジーで守れるものはいろいろありますが、ペットも同様で、GPSトラッカー(追跡装置)などが利用されています。Kaspersky Labでは、7種類のトラッカーを対象に、仕組みやセキュリティについて調べてみました。この調査についてはSecurelistの記事(英語)にまとめてありますので、詳しくはそちらをご覧ください。ここでは、話を少しばかり広げて、サイバーセキュリティ以外の面から愛犬の安全についてお話ししようと思います。

愛犬がどこかへ行ってしまわないようにするために

  1. 丈夫で、安全で、快適なリードを選びましょう。購入するときには、愛犬のサイズだけでなく、リードの耐久性も考慮してください。小型犬であっても想像以上に力があるかもしれませんし、突然暴れ出すこともあります。金属製の鎖は滑りやすく、急に走り出した愛犬をストップしてくれるというよりは、そのまま持っていかれる可能性が高いです。また、合成繊維やロープ状のリードの場合は、手が擦れて怪我の原因になることがあります。一番長持ちするのはナイロン製または革製のもので、見た目はあまり良くないかもしれませんが、信頼性が高く実用的です。特に落ち着きのない子には、ハーネスも必要でしょう。
  2. 基本的なコマンド(指示)の「来い!」と「おすわり!」には速やかに従うようにしつけましょう。それ以外のコマンドについては飼い主の皆さんにお任せしますが、この2つは愛犬の命を守ることにもつながります。愛犬がおびえているときでも、飼い主が冷静にいつもの行動を指示すれば、愛犬が恐怖を克服するのを助けることができますし、ひいては逃走を防ぐことになります。
  3. 犬は恐怖を感じたときに逃走するもの、と覚えておきましょう。特に、花火や雷鳴、銃声、車のクラクションなど、突然の大きな音が苦手です。また、ほかの動物や人混み、慣れない場所、たくさんの車など、恐怖の引き金となり得るものはさまざまです。愛犬が怖がりそうな状況では、リードをしっかり握ってください。
  4. 捕食本能が目覚めたときにも、走って行ってしまう可能性があります。テリアや猟犬を飼っている場合、郊外や小動物がいそうな場所では、愛犬を必ずリードにつないで、獲物の後を追いかけて行かないようにしましょう。
  5. おとなしくて従順な子でも、発情期には手に負えなくなります。コマンドに従わなくなり、逃げ出そうとするかもしれません。この期間に散歩に出るときは、短いリードを使うとよいでしょう。また、繁殖させる予定がないならば、避妊または去勢手術を受けさせましょう。
  6. 一軒家に住んでいる場合、愛犬にリードをつけないで庭に放すときは、目を離さないでいられるときだけにしましょう。犬を置いて旅行に行くときには、ペットシッターを雇うか、経験豊富なトレーナーが面倒を見てくれるペットホテルに預けましょう。
  7. 自動車には、早いうちに慣らしておきましょう。自動車で旅行した経験のない犬は、エンジン音、初めて嗅ぐ匂い、フロントグラスのワイパーなど、あらゆるものにおびえます。いちばんの対策は、自動車で出かける際のルーティーンをしつけること。乗り降りするための特別なコマンドを教えましょう。こうすれば、愛犬が道路に飛び出す可能性が低くなります。自動車の窓を閉めておいたり、犬専用のカーシートを買ってあげたりすれば、さらに安心です。
  8. 犬は自発的に逃げ出すだけでなく、盗まれる可能性もあります。そこで、Animal Search UK(英語サイト)は、愛犬も小さな子供と同じように、ロックされた車内や店舗の入り口などに置き去りにしないことを勧めています。
  9. Animal Search UKの推奨事項を、もう1つ紹介しましょう。ドッグウォーカーやドッグシッターを頼む場合にはサービス提供会社や提供者に関するレビューを必ずチェックする、ということです。十分な情報が得られるレビューだけを選び、ポジティブなレビューの内容が別の人たちからも支持されているかどうかを確認しましょう。

それでも逃げてしまったら

  1. 日ごろから、犬を飼っているご近所さんだけでなく、ご近所の皆さん全般と仲良くしておきましょう。そうすれば、あなたの愛犬に気づいて、どこにいたかを知らせてくれることでしょう。もしかしたら、家まで連れてきてくれるかもしれません。
  2. 首輪を見れば、愛犬の名前やあなたの電話番号など必要最低限の情報がわかるようにしておきましょう。金属製の迷子札や首輪の留め金などの表面に彫り込んでおくのがベストです。そうすれば、文字が見やすいですし、こすれて消えてしまうこともありません。ただし、住所は書かないように。犯罪者に悪用される可能性があります。愛犬のマイクロチップ番号や血統書ID番号を書いておくのもいいでしょう。
  3. ペットにマイクロチップを埋め込みましょう。マイクロチップは、血統書IDと違って血統書付きではない犬にも埋め込めますし、犬以外のペットにも埋め込むことができます。チップのメモリには、国コード、メーカー情報、装着している動物自体に関する情報を表す15桁のコードが入っています。情報を読み取るには特別なスキャナーが必要ですが、大抵の動物病院や保護施設にあります。マイクロチップを埋め込んだら、動物ID普及推進会議(AIPO)に必要情報を登録するのをお忘れなく。
  4. GPSを使った追跡装置(トラッカー)をペットに取り付けましょう。ペットの所在地を常時追跡できるので、迷子になっても、誰かが見つけて連絡してきてくれるまで待つ必要がなくなります。ただし、インターネットに接続するもの全般に言えることですが、サイバーセキュリティ面が気になります。当社で7種類のペット用トラッカーをテストしたところ、セキュリティ面に大きな差が見られました。トラッカーの多くは脆弱性を抱えており、そのためにペットが迷子になったり盗まれたりする可能性や、飼い主の個人情報が犯罪者の手にわたる可能性があります。