日々の生活とオンラインショッピングは、切り離せません。一枚のプラスチック製カードが、ピザから車にいたるまでまさに何でも手に入れさせてくれ、支払いや送金もさせてくれます。そして、それだけオンライン活動が活発であると、機密データを掌握してデジタル口座を思うままにしたいと熱望するサイバー犯罪者を大量に生むのも不思議ではありません。オンライン詐欺師は、偽サイトに人を誘導してクレジットカードのデータを盗もうとします。一方で、保護されていないプロトコルやオープンなWi-Fiネットワークを通じて決済システムへアクセスしようとすれば、トラフィックの傍受によって情報が漏れてしまいます。
それだからこそ、オンラインバンキングシステムやオンライン決済システムを利用するときは、カスペルスキー インターネット セキュリティ(カスペルスキー 2013 マルチプラットフォーム セキュリティ)のネット決済保護機能を利用しましょう。重要な機密データが漏えいすると、金銭の損失につながります。
この機能は既定で有効になっており、カスペルスキーのスペシャリストが推奨する銀行や決済システムのデータベースに基づいて保護メカニズムが自動的にアクティベートされます。使い始める前の事前設定は必要ありません。
保護対象リストに新たなサイトやシステムを追加したい場合は、製品のメインウィンドウで[ネット決済保護]をクリックし、ウィンドウの右上角にある[追加]ボタンをクリックします。初めて追加するときは、ウィンドウ右側に表示される[追加]ボタンも使えます。
ウィンドウが開いたら「https://」(安全なプロトコルを示す文字列)を入力し、その後にWebサイトのURLまたはURLマスクを入力します。たとえば「https://paypal.com」という具合です。
[OK]をクリックすれば、入力したURLが、銀行および決済システムのリストに追加されます。これ以降、そのWebサイトを開くときには、ブラウザーのウィンドウが緑色の枠で囲まれるようになります。緑色の枠は、このサイトがネット決済保護モードで開かれて保護されていることを表します。