カスペルスキー主催、次世代を担う学生のためのサイバーセキュリティカンファレンス

2012年11月15日

セキュリティ業界では、教育を受けた専門性の高い大学出の若者で、新しいアイディアを持った若い才能が不足していると嘆く声をよく聞きます。経営者やエンジニアの口からも、セキュリティ業界の未来を担う次世代の若者はどこにいるのかという疑問が頻繁に上がってきます。しかし、ブルックリンで開催された 「Kaspersky Academy Cyber Security for the Next Generation Student Conference」での革新的かつ独創的な研究発表を見るかぎり、私たちの未来は優れたアイディアであふれているようです。

kaspersky cup

Polytechnic Institute of New York University(NYU-Poly:ニューヨーク大学科学技術専門学校)と連携し、同学校のキャンパスがあるブルックリンで開催された同カンファレンスの目的は、米国全土で最も聡明な若き頭脳による最高の研究成果にスポットライトを当てることです。カンファレンスには、セキュリティに関する自らの知識や情熱を共有し、他から学びたいと願う、ニューヨーク、カリフォルニア、その他の州で研究を続ける博士課程の学生および研究生が集結しました。彼らにとって、こうした機会はなかなか得られないのが現状です。
多くの学生にとって、カスペルスキー主催の同カンファレンスは観衆の前で発表してより幅広いグループの人たちと独自のアイディアを共有する初めての場となりました。それぞれの学生からは大変な緊張感が見受けられましたが、誰もが自分たちの研究を発表するチャンスに胸を躍らせていました。
学生向けの同カンファレンスは、今回で 2 回目となります。いくつかの魅力的なプレゼンテーションの中には、一般ユーザーや企業が現在直面する厄介なセキュリティ課題の一部に極めて有望な解決策を提示するものもありました。たとえば、クラウドコンピューティングは企業と一般ユーザーの両方の未来において大きな部分を占めています。しかし、それと同時にセキュリティ問題も浮上しています。カンファレンス参加者の 1 人、Pankaj Kumar Khatkar 氏は「DDN: Dynamic Defense Networks for Cloud Computing」(DDN:クラウドコンピューティングにおける動的防御ネットワーク)という論文の中で、クラウドプラットフォームの防御するための新しいアイディアを提唱しました。

kaspersky-academy

その他の学生からも、たとえばコードインジェクションから Web アプリケーションを守ってリモートユーザーにセキュリティを提供する方法など、重要な対策方法が提案されました。テクノロジーではよくあることですが、ヒット商品やサービスへと昇華されるアイディアは、目の前の課題に熱心に取り組む 1 人の学生または研究者グループによる小さな取り組みをきっかけに生まれることがあります。
NYU-Poly で開催されたカスペルスキーカンファレンスにて、学生の参加者が見せた将来性と情熱は明るい未来を示唆していました。