インタビュー:Kaspersky Labのインターン生、デイビッド・ナシ君

Kaspersky Labでインターンとして働くデイビッド・ナシ(David Nasi)君。当社の印象、担当した仕事、将来のプランなどを聞きました。

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デイビッド、あなたをデスクまで連れて行ってKaspersky Labを案内したのが、まるで昨日のことのように感じられます。それから2か月が過ぎ、あなたのインターンシップも終わりに近づいてきました。今日はKaspersky Labで経験したことについて、いくつか質問させてもらいたいと思います。

1. なぜMISTI Russia(英語記事)プログラム*に参加しようと思ったのですか?Kaspersky Labの魅力は何だったのでしょう?決め手になったのは?

Kaspersky Labに決めた理由は2つあります。1つは、国際的な新しい環境を体験してみたかったこと。もう1つは、ずっとMISTIに参加したかったのですが、今年の夏にようやくその機会が訪れ、今回が僕にとって最後のチャンスだったことです。MITでの勉強はもう終わりましたから。

ずっとIT業界にいたいと考えているので、Kaspersky Labを選びました。どうしてもこの市場を研究したいと思っていましたし、Kaspersky Labは市場リーダーなので、僕にとってはまたとない機会でした。あと、ロシア語を話せるので、社員の人たちと自由にコミュニケーションが取れます。これも理由の1つでした。

*マサチューセッツ工科大学および大学院の学生向けインターンプログラム。Kaspersky Labほか、さまざまな企業のロシアオフィスで仕事を体験する。

https://instagram.com/p/voAMQsv0Kt/

2. インターンの第一印象は?

まず、ビジネスセンターが好印象でした。何もかもがとても現代的です。シリコンバレーの米国企業を何社か訪れたことがあるのですが、Kaspersky Labのモスクワオフィスはそれに勝るとも劣らないと思います。

親しみやすい人ばかりで、とても歓迎してくれました。すぐにチームのみんなに紹介されて、本当に嬉しかったです。仕事が始まってすぐに、プロジェクトのテーマが非常に興味深いと感じました。

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3. メンターは誰でしたか?どういう風に勉強を手助けしてくれましたか?

主に製品マーケティング部門の人たちです。誰が何をやっているのか説明してくれたので、誰に質問したらいいかわかりました。プロジェクトとその背景について教えてもらい、僕がやる仕事の説明を受けました。

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僕が何かを必要としているときは、いつも快く手伝ってくれました。仕事は少しずつ順を追って進めました。僕が仕事の一部分を担当して、それを皆さんに見てもらい、アドバイスをもらうという流れです。とてもいいフィードバックをいただきました。

4. インターンではどんな仕事を任されましたか?面白い仕事でした?

APT(Advanced Persistent Threat)から保護するための次期製品のマーケティングサポートを担当しました。APT攻撃からの保護対策に重点を置いたプロジェクトです。この市場セグメントを研究し、Kaspersky Labの競合が提供する製品や、各社のマーケティングメッセージを調べました。新製品の位置づけに役立つ情報だったと思います。

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小さなプロジェクトもいくつかありました。たとえばカスペルスキー製品をクラウドで管理する方法というのがあり、その中で競合製品の調査も行いました。僕としては非常に興味深く、新鮮な体験でした。この市場の仕組み、提供されている製品、さまざまな市場セグメントを学べたのですから。僕の将来の仕事に大いに役立つはずです。

5. Kaspersky Lab社員に求められる基本的な技術スキルやコミュニケーションスキルは、どんなものだと思いますか?

製品マーケティング部門で働く人は、部門の枠を超えて、他の部門とやりとりする必要があり、非常に高いコミュニケーションスキルを求められます。

グローバル市場が相手だということを理解する必要がありますし、会社としてうまく市場に溶け込まなければなりません。競争が激しい市場ですからね。僕が働いていた部門の人は、こうしたスキルを全部持っていると思います。

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6. Kaspersky Labでのインターンでどんなスキルを磨きましたか?

一番面白かったのは、ロシアでの仕事がどんなものか学べたことです。米国や他の国での仕事とほとんど同じだとわかりました。確かに違う点もありますが、大きな差はありません。もちろん、技術スキルと市場についても学びました。主なところではこの2つだと思います。

7. 当社に関して一番驚いたこと、または印象深かったことは何ですか?

何もかもがこれほどグローバルに統合されているとは思いませんでした。いつも米国やロンドンと連絡を取っている人がいましたし、ほぼ毎日のように各国からオフィスに人が来ていました。

ある程度は予想していましたが、まさかここまでとは。嬉しい驚きでした。あと、ランチは最高です!(笑)もう食べられないと思うとさみしいですね。社員の人は思ったとおり親切でフレンドリーでした。

https://vine.co/v/OnOgdjbAanJ

8. やりたいと思っていたことは、2か月間のインターンで十分できましたか?

はい、十分できたと思います。プロジェクトで任された仕事は全部やり遂げましたから。感覚をつかむための時間や、いろいろ試してみる時間もありました。もちろん、モスクワとKaspersky Labにもっと長くいたいとは思いますよ。

9. デイビッド、米国から来たあなたの意見では、ロシアと他の国ではビジネスのやり方にどんな違いがありますか?

もう1つ小さなプロジェクトに携わりました。新技術に関するアイデアを投稿できるというKaspersky Labの新しいプラットフォームの立ち上げです。優秀なアイデアは新規事業を起こす際の基本理念として採用されます。このプロジェクトを統括するリサ・ケイダーシュ(Lisa Kaydash)が言うには、技術的なアイデアはとても良いものが出てくるのに、ビジネスプランの方はあまり練られていないそうです。

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僕が思うに、米国ではビジネスプランに重きを置く点が他の国との違いです。あと米国だと、問い合わせ窓口を置いて誰とでも連絡を取れるようにしていることが多いですね。ロシアではちょっと違うと思います。こういうことには比較的無頓着というか、少なくとも僕はそういう印象を受けました。

10. この会社で成功するにはどんな資質が必要でしょうか?意見を聞かせてください。

先ほども話しましたが、非常に高いコミュニケーション能力が必要です。世界中の同僚と連絡を取り合い、それぞれの文化を理解し、他部署の人ともやりとりしなければなりません。

製品マーケティングではこのスキルが特に重要だと思います。この会社で上に行くには、熱意が必要です。技術スキルを学び、磨いていかないと。移り変わりが激しく、いつも新しいことが起きている市場ですから。

時代に乗り遅れず、ビジネススキルと技術スキルの開発、向上ができる人は成功することでしょう。

11. 友達に来年、Kaspersky Labでのインターンを勧めたいと思いますか?

はい、絶対に勧めます!もちろんですよ!(笑)

12. 将来のプランについて聞かせてください。どんなビジネスをやろうと考えていますか?目標は?

シアトルのAmazonで、シニアプロダクトマネージャーという職のオファーを受けました。もちろん、技術とビジネスを結び付ける分野で仕事を続けていきたいと思っています。製品マーケティングと製品管理で成功したいですね。

他の分野に挑戦することもあるかもしれませんが、IT業界に身を置いてキャリアアップしていき、十分に経験を積んだら、起業しようと思います。

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今日はお話しできてよかったです。Kaspersky Labでの経験を話してくださってありがとうございました。成功を祈っています。近いうちに起業の知らせを聞きたいですね!

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