Kaspersky Lab主催のプロスヌーカー選手権「Kaspersky Riga Masters」

2016年7月1日

Kaspersky Labが主催するプロスヌーカー選手権、Kaspersky Riga Masters(英語サイト)が幕を閉じました。大会名にもあるとおり、開催地はラトビアの首都リガです。賞金総額は昨年の12万5000ユーロから20万ユーロに増額され、優勝賞金の5万ユーロは、マイケル・ホルト(Michael Holt)を押さえて、ニール・ロバートソン(Neil Robertson)が獲得しました。

riga-masters-featured

準々決勝では、ロバートソンがジャッド・トランプ(Judd Trump)をあっさりと破り、ダレン・モーガン(Darren Morgan)は、本大会の準々決勝に残った唯一の中国人選手、肖国棟(Xiao Guodong)と激闘の末に勝利を手にしました。準決勝ではロバートソンとモーガンが対戦し、ロバートソンが5対0で圧勝しました。

もう1つの準々決勝グループでは、ホルトが自分のプレイを見せてアンソニー・マクギル(Anthony McGill)に快勝し、続く準決勝でもマーク・ウィリアムズ(Mark Williams)に圧勝しました。

決勝戦では、ロバートソン、ホルトともに疲れを隠せませんでしたが、プレイは極めて慎重でした。試合はしばしば膠着状態になり、両選手とも得点することより、相手の嫌がるプレイに集中していたようでした。準々決勝はどちらのグループも2時間足らずで終わったのに対し、決勝戦は3時間以上にも及び、手に汗握るゲームとなりました。

スヌーカーは、その他タイプのビリヤードとは根本的に異なる個性的なゲームです。ルールは非常に複雑で、ポケットビリヤード、ロシアンピラミッド、キャノンなど他のビリヤードゲームからさまざまな要素を取り入れています。それでは、スヌーカーについて興味深い事実を10個ご紹介しましょう。

snooker-1
  1. スヌーカーは最も礼儀正しいスポーツとされています。サッカー選手は反則のたびに声を張り上げてカタをつけようとしますが、スヌーカー選手は何も問題が起きていなくても謝罪します。これは紳士のためのゲームなのです。上手な選手も、そうでもない選手も、みな同じように敬意をもって扱われます。
  2. スヌーカーは、最も知的なビリヤードゲームです。スポーツキャスターであり、スヌーカーの熱心なファンでもあるウラジミール・シニツィン(Vladimir Sinitsin)氏は、優秀なスヌーカー選手に必要なものとして、第1に優れた戦術、第2に心理的スキル、第3にテクニックをあげています。反対に、ロシアンピラミッドの選手には、第一級のテクニックが必須です。スヌーカーが「緑のフェルト上のチェス」と呼ばれることがあるのは、このためです。
  3. スヌーカーは、英国とアジア(主にインド、タイ、中国、パキスタン)で非常に人気があります。ロシアで15歳未満のスヌーカー人口は200~300人ほどですが、英国ではこの年齢層に20~30万人のスヌーカープレイヤーがいます。また、中国の若者のスヌーカー人口がどのくらいかわかりませんが、その数は英国を大きく上回るでしょう。
  4. アマチュアについて言えば、スヌーカー愛好者の内訳はゴルフとよく似ており、政治家、官僚、ビジネスマンが好んでプレイしています。
snooker-2
  1. セレブの中にもスヌーカーファンが多く、『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズのサンサ・スターク(Sansa Stark)で知られるソフィー・ターナー(Sophie Turner)もその1人です。クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)はロンドンでスヌーカーテーブルを注文し、米国に送らせて、ファンタジー映画『トワイライト』で共演した元カレのロバート・パティンソン(Robert Pattinson)にプレゼントしました。
  2. 世界にはプロのスヌーカー選手が128人います。Kaspersky Riga Mastersには全選手が参加しましたが、英国プレストンのギルドホールで行われた予選ラウンドで64人が姿を消しました。この大会の運営方式はテニスとよく似ています。まず、128人の参加者が対戦し、勝者の64人が予選通過者となって次の対戦に進みます。これまでの試合を勝ち抜いた32人がさらに対戦し、最終的に勝者がただ1人になるまで試合が続けられます。
  3. 旧ソ連諸国の中で初めてプロスヌーカーを支援した国は、ラトビアです。同国は1994年、国際的なスヌーカー連盟に加盟しました。その後、エストニア、リトアニア、ウクライナ、ロシア、カザフスタンが連盟に参加しましたが、他の旧ソ連諸国にはまだプロのスヌーカー選手はいません。
  4. スヌーカーは、1875年にインド駐留英軍の大佐が発明したと言われています。英国とインドでスヌーカーが人気を博しているのもうなずけます。
snooker-3-1
  1. 大英帝国勲章5等勲士を授与されたスヌーカー選手は6人います。さらに4人が4等勲士を授けられています。
  2. 英語のスラングで「スヌーカー」は「人をだます」という意味で使われます(変な話です。先ほど書いたように、スヌーカーは最も道徳的なスポーツとみなされているというのに)。

Kaspersky Labは過去3年間、リガでのスヌーカー選手権のスポンサーを務めています。理由ですか?答えはちょっと込み入っています。1つには、もちろん、宣伝になるからです。他の人気スポーツイベントと同じように、Kaspersky Riga Mastersは当社に大きなブランディングのチャンスを与えてくれます。

また、Kaspersky Labの社員には熱狂的なスヌーカーファンが多く、こうした社員にとって、スヌーカーは単なる商売ではありません。ユージン・カスペルスキーも熱烈なファンの1人であり、たまにはスヌーカーをプレイします。曰く、1日中スヌーカーを見て過ごすことがあるし、プレイヤーの一挙手一投足、1つ1つのフレームで起こるドラマを楽しんでいる、のだとか。