日本人の2人に1人はコロナ前から孤独 〜テクノロジーが孤独を和らげる救世主に〜

コロナ禍による外出自粛が人々の孤独感にどう影響したか。また、テクノロジーはここでどのような役割を果たしたのか。Kasperskyの調査より。

Kasperskyが実施したグローバル調査の日本結果によると、今回の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛期間中、調査対象の日本人500人のうち205人(41.0%)が、「孤独を感じた」と回答しました。また、新型コロナ流行前と外出自粛中を比べて孤独感が変化したかを聞いたところ、「新型コロナ流行前も自粛期間中と同じくらい孤独を感じた」と回答した人が最も多く、500人中278人(55.6%)、また、「新型コロナ流行前の方が、自粛期間中より孤独を感じていた」と回答した人も 42人(8.4%)存在しました。つまり、外出自粛期間にかかわらず、2人に1人の日本人は新型コロナ流行前から孤独を感じていることが分かりました。

さらに、孤独感を和らげるのに役立つものは何かを聞いたところ、500人中358人(71.6%)が、「テクノロジーの利用」と回答し、また、255人(51.0%)が「テクノロジーは、遠くに住んでいる友人や家族とのつながりを感じるのに役立つと思う」と回答したことから、インターネットやデジタルツールなどのテクノロジーの利用が、孤独感を和らげ、人とのつながりを感じるのに役立つことが分かりました。

【調査サマリー】

  • 新型コロナ拡大による外出自粛期間中、日本人の約4割(41.0%)が「孤独を感じた」と回答。
  • 2人に1人(55.6%)は、「新型コロナ流行前と外出自粛期間中の孤独感は変わらない」と回答。
  • 約7割(71.6%)が、「テクノロジーの利用は、孤独感を和らげるのに役立つ」と回答。
  • 半数以上(51.0%)が、「テクノロジーの利用は、友人や家族とつながりを感じるのに役立つ」と回答。
  • テクノロジーの利用が増えても、日本人の約8割(78.2%)はテクノロジーの利用に自信が持てない。
  • 新型コロナ流行前より外出自粛期間中の方が孤独を感じたと回答した109人のうちの約6割(60.6%)が「テクノロジーの利用に自信があれば、孤独感への対処に役立つと思う」と回答。

【調査概要】
調査期間:2020年5月13日(水)~ 2020年5月15日(金)
調査方法:インターネット調査(アーリントンリサーチ社)
調査対象:日本全国の18歳以上 男女500人
※本リリース上のスコアの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合もあります。

新型コロナウイルス拡大による外出自粛期間中、日本人の約4割が孤独を実感

新型コロナ感染症拡大に伴い、日本では2020年4月7日から5月25日まで緊急事態宣言が発令され、外出自粛を余儀なくされました。調査の対象となった日本人の約4割(41.0%)が、外出自粛期間中に孤独を感じたと回答しました。外出自粛が日本人の心の健康に影響を与えていたことがうかがえます。

日本人の2人に1人は新型コロナウイルス流行前から孤独だった

新型コロナ流行前と外出自粛期間中を比べて孤独感がどのように変化したかを聞いたところ、「新型コロナ流行前も自粛期間中と同じくらい孤独を感じた」と回答した人が最も多く、500人中278人(55.6%)、また、「新型コロナ流行前の方が自粛期間中より孤独を感じた」と回答した人も42人(8.4%)存在しました。外出自粛にかかわらず、日本人の2人に1人は新型コロナ流行前からずっと孤独だったということが分かりました。

インターネットやデジタルツールなどのテクノロジーの利用が孤独感を和らげるのに役立つ

外出自粛期間中は1日の大半を自宅で過ごす人が増え、テクノロジーへの依存度も高まりました。孤独感を和らげるのに役立つものは何かを聞いたところ、「テレビや映画を見ること」(55.8%)、「家族や友達と会うこと」(48.6%)、「友達や家族と電話やビデオ通話をすること」(31.8%)などが上位に挙がりました。

また、回答者の約7割(71.6%)が、「テクノロジーの利用」(*1)は孤独感を和らげるのに役立つと回答しました。「テクノロジーの利用」の中には、音声アシスタントの利用のほか、音楽アプリやCDなどで音楽を聴くことやテレビや映画を見ること、友達や家族と電話やビデオ通話をすることやテキストメッセージをすること、SNSに投稿することなどが含まれています。さらに、新型コロナ流行前より外出自粛期間中の方が孤独を感じたと回答した109人に絞ると、さらに11ポイント増え、約8割(82.6%)の90人が「テクノロジーの利用」が役立つと回答しました。

テクノロジーは、遠く離れた友人や家族とつながりを感じるのにも役立つ

さらに、調査対象者の半数以上(51.0%)が「遠くに住んでいる友人や家族とのつながりを感じるのにテクノロジーが役立つ」と答えています。リモートでもつながるテクノロジーの恩恵を実感していることが分かりました。

テクノロジーの利用は増えても、日本人の約8割(78.2%)はテクノロジーの使用に自信が持てない

外出自粛期間中に、以前よりも多くの時間をテクノロジーの利用に費やしていると回答した人は調査対象者の32.6%でした。自宅で過ごす時間が長くなり、テクノロジーを利用する機会は増加したと考えられますが、以前よりもテクノロジーの利用に自信が持てるようになったと回答した人は、約2割(21.8%)にとどまりました。

テクノロジーの使用に自信があれば、より孤独感への対処に役立つ

テクノロジーがさまざまな恩恵をもたらすことは明らかですが、誰もがテクノロジーに詳しいわけではありません。新型コロナ流行前より外出自粛期間中の方が孤独を感じたと回答した109人のうちの約6割(60.6%)は、もっと自信を持ってテクノロジーを使えれば、孤独感を和らげるのに役立つだろうと回答しています。

専門家コメント

Kasperskyのプリンシパルセキュリティリサーチャー、デイヴィッド・エム(David Emm)は次のように述べています。「通常、テクノロジーは日常生活へ徐々に溶け込んでいくものですが、今回のように急速に人々に受け入れられたのを見たのは初めてです。ビデオ通話やネットスーパーなど、これまでは時々利用されていたサービスが、今では欠かせないものになりました。以前はテクノロジーから距離を置いてきた人々が、その恩恵を受けていることは素晴らしいニュースですが、インターネットのリスクに関する認識や対応は、テクノロジーの利用方法についての理解よりもはるかに遅れているということに留意することが重要です。私たちがいつも以上にテクノロジーに頼らなければならないときに、サイバー犯罪の餌食とならないよう、普段からインターネットを安全に利用する習慣をつくることが重要です。私たちは、人々が安全にインターネットを利用し続けられるようにする必要があります。安全に利用すれば、インターネットやデジタルツールは孤独感に対する素晴らしい救済策となります」

「このような時代にオンラインでつながりを保てる私たちは幸運です。いま実施されているソーシャルディスタンシングがすべて解除された後でも、この習慣は残るでしょう」

グローバルの調査結果については、『Find your tribe Staying connected to combat loneliness』(英語のみ、結果に日本は含まれていません)をご覧ください。

孤独な人々の救済に、テクノロジーはこのように大きな影響を持っているため、Kasperskyは、人々がオンラインで、特に現在の大流行の間、安心して過ごせるようにお手伝いします。スマートフォンの保護およびデジタル生活の安全確保についてのアドバイスなどの情報は、Kaspersky Dailyをご覧ください。

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