iPhoneのお勧めセキュリティアプリ35選

セキュリティには定評のあるiPhoneですが、それでも紛失や盗難は避けられないもの。既存のセキュリティ機能を補完するさまざまなアプリをご紹介します。

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Apple はアプリストアのコンセプトを世に広め、iPhone と App Store はセキュリティの高さで長年評価されてきました。たしかに iOS 自体は比較的安全ですが、足りない部分を補完するセキュリティアプリは数多くあり、携帯電話や重要なデータを守るための選択肢は幅広く用意されています。iTunes App Store で提供されているセキュリティアプリの中から、役立つものをいくつかご紹介しましょう。

  1. FIND MY IPHONE:iPhone のセキュリティ / 位置情報アプリの中でインストール必須と言えるのが、Apple が提供するこの Find My iPhone(iPhoneを探す)です。このアプリは、デバイスの位置を追跡します。紛失した iPhone を取り戻したい、またはデバイス内に残っているかもしれない重要な情報を消去したい人にぴったりです。アプリはユーザーの iCloud アカウントと連携し、地図に紛失したデバイスの場所を表示するほか、近くにある場合は音を鳴らします。また、リモートからデバイスをロックし、個人データを消去することもできます。
  2. CONTACTSPRO:iPhone と iPad 対応の ContactsPro は、選択した連絡先情報、写真、その他の情報をパスコードで保護された領域に隠します。パスコードの数は、「無制限」だそうです。

  3. LOOKOUT
    :もう 1 つのセキュリティ / 位置情報アプリの Lookout は、Find My iPhone と同じく無料で提供されており、紛失した iPhone または iPad 探しに役立ちます。連絡先情報のバックアップおよび保存、Web からのデバイス管理、そして最も重要な紛失デバイスの発見ができます。最新バージョンでは、新機能の Signal Fire が追加されました。バッテリー容量が低下したとき、必ず見つけられるようにデバイスの位置情報を自動で保存します。

  4. NQ MOBILE VAULT
    :ContactsPro に似た NQ Mobile Vault アプリは、他人に見られたくない写真、ビデオ、メッセージを隠します。基本は無料ですが、間違ったパスワードを入力した人物の写真を撮る機能(1.99 ドル)など、一部に有料の機能があります。
  5. RSA SECURID SOFTWARE TOKEN:RSA の SecureID Token は、iPhone で VPN、WLAN、Web アプリなどで 2 段階認証をするためのソフトウェアトークンを提供します。
  6. HOTSPOT SHIELD VPN:Hotspot Shield は、iPhone VPN に代わるアプリです。無線 WiFi スポットへ接続する際に、全トラフィックを暗号化して IP アドレスを隠します。また、スパム、フィッシング、マルウェアに対する独自の保護通知機能も搭載しています。
  7. GADGETTRAK:Find My iPhone と同じく、デバイス追跡アプリです。盗難にあったデバイスで誰かがアカウントにログインし、何らかのブラウザーにアクセスした瞬間、追跡を開始します。デバイスの位置を地図に表示するほか、ユーザーのリクエストに応じて盗んだ人物の写真を撮影することも可能です。
  8. FIREWALL IP:Jailbreak(脱獄)した iPhone 用のアプリを提供する Cydia Store でのみ入手できます。1.99 ドルを支払うと、アウトバウンドへの接続(TCP および UDP)、分析提供事業者、広告をブロックするほか、携帯ネットワーク上で接続する先を指定することもできます。
  9. iLOCALIS:Cydia Store のみで入手できる iLocalis は、Jailbreak 済みのデバイスを紛失・盗難時に追跡します。また、リモートバックアップの作成およびリストア、データのリモートワイプ、リモートコール、リモートコールの転送なども実行できます。
  10. SPLASH ID:有料アプリで、ユーザー名、パスワード、クレジットカードのデータ、口座番号、処方箋などすべてを 256 ビット Blowfish 暗号で保護します。自動パスワード生成機能、IP アドレスのバックアップ / 同期 / 手動による同期機能も提供します。
  11. CISCO ANYCONNECT:Cisco AnyConnect セキュア モビリティ クライアントは、ネットワーク接続の暗号化機能を提供します。OpenSSL Project の開発者である Eric Young 氏と Tim Hudson 氏によるソフトウェアをベースとした同アプリは、Datagram Transport Layer Security(DTLS)を介して TCP ベースアプリの接続を保護します。
  12. JUNOS PULSE:SSL VPN 関連のアプリで、Juniper Networks 経由でリモートから VPN 接続できます。JunOS Pulse Mobile Security Suite とこのアプリを使用することで、デバイスを無線経由で管理できるほか、位置情報を特定し、ロックおよびワイプできます。
  13. THE VAULT:名前のとおり、The Vault はデバイスのための無料の暗号化ストレージサービスです。パスワード、ログイン情報、写真などをクラウドではなくローカルの暗号化領域に保存します。
  14. WICKR:軍事レベルの暗号化機能(AES 256 および RSA 4096)で守る有料のプライベートメッセンジャーで、メッセージを読むのを許可する人、読むときの場所や時間を指定できます。取得したビデオや写真のメタデータを消去し、アプリの利用者間のメッセージを暗号化、匿名化します。
  15. 1PASSWORD PRO:Web サイトのログイン情報、パスワード、クレジットカード情報、会員番号などを「ハードウェア高速化 AES 暗号化機能」と自動ロック機能で安全に守ります。Mac のほか、Dropbox サービスにデータをバックアップして同期することも可能です。
  16. SPAM ARREST:Spam Arrest サービスの拡張機能です。Spam Arrest は、正規のメールとスパムメールとを仕分けするサービスです。このアプリでは、iPhone から同サービスのアカウントへ直接アクセスし、不明なメールを確認できます。利用するには、サービスへの有料登録が必要です。
  17. SECURE FOLDER PRO:写真、ビデオ、連絡先情報を iPhone 内の隔離された安全なフォルダに保存します。パスワードには、ドットロックまたは通常の 4 ケタのピンを使用します。また偽アプリを用意する機能もあり、盗難時に第三者を混乱させることができます。
  18. DOT LOCK PROTECTION:ドットロックのロック解除パターンを作成します。誰かがデバイスにアクセスを試みたときは、「侵入ログ」を表示するほか、デバイス内の写真のパスワード保護機能も提供します。
  19. mSECURE:世界中に 100 万人のユーザーを抱える mSecure は、256 ビット Blowfish 暗号化を使ってアカウント番号、ユーザー名、パスワードを保護します。パスワード生成機能のほか、ハッカーがデバイスにアクセスを試みた場合の「自爆オプション」機能もあります。
  20. SILENT PHONE:Silent Circle 登録者向けのアプリで、ピアツーピアの通話を暗号化して保護します。PGP 創設者が開発した同アプリは、暗号化方式に ECDH-384 と AES 256 を使用し、動画や音声による通話を暗号化します。
  21. SECUMAIL:49.99 ドルとやや高額なアプリですが、業務メールで OpenPGP を使用し、プライバシー保護を重視する人にとっては必須のアプリです。OpenPGP 標準規格の一部が実装されており、メッセージの暗号化、復号化、署名および認証ができます。
  22. CHATSECURE:オープンソースのメッセージングプラットフォームの ChatSecure は、暗号化の使用を提唱する活動家団体 Cypherpunks が非公式に開発したプロトコルを使って、ZMPP/AIM アカウントでの会話を守ります。アプリのサイトで、開発者の 1 人である Chris Ballinger 氏は「世界中の人が制限なく利用できるプライバシーツールを持つことが重要であり、よってアプリは「100 % 無料」で提供しています」と述べています。会話すべては暗号化されます。アプリはAdium や Pidgin などの人気のチャットプログラムと互換性があります。
  23. BEN THE BODYGUARD:Nerd Communications が開発した同アプリは、普通は堅苦しいセキュリティアプリを楽しいものへと変えました。アプリの名前にある Ben は、「最も重要で機密性の高いデータを守る、あなただけの守り神」です。256 ビット AES による暗号化とユーザーのパスワードを組み合わせて、写真、パスワード、リマインダー、メモを保護します。パスワード設定のチュートリアルでは、悪者顔の Ben (実は映画「レオン」で、主役のジャン・レノの代役をこなした人物の名前でもあります)が登場し、デバイスを安全に守るための方法を説明してくれます。
  24. BLACK SMS:黒い吹き出しの裏にチャットのテキストメッセージを隠して、後ろから覗き込まれたときに重要な情報が見えないようにします。
  25. KASPERSKY DEBLOCKER:Kaspersky Lab が提供する Deblocker は、サイバー犯罪者による迷惑なバナーを iPhone のデスクトップ画面から排除するロック解除コードを生成します。
  26. Kasp-Safe-browserKASPERSKY SAFE BROWSER:Kaspersky Lab の SafeBrowser は、不適切なサイト(ポルノ、暴力、薬物、その他のアダルトコンテンツを含むサイト)をフィルタリングする無料アプリです。子どもたちが、iOS デバイスを使ってより安全にオンラインを楽しめるようにします。
  27. DASHLANE:Dashlane は、iPhone で「完全に安全」なワンクリック購入機能を提供します。最近更新された機能には、Web アカウントの 1 つが不正利用されたときに通知するものがあります。
  28. MOKAFIVE:企業の IT 部門が設置した業務ファイルにアクセスするためのアプリです。一度アクセスすると、ファイルはローカルの LiveData コンテナ(開発者の Moka5 が命名)内に保存され、オフラインで作業ができます。
  29. STASH:無料版と 2.99 ドルのデラックス版があり、写真、ビデオ、ドキュメントなどを非公開で保存します。偽パスワードを設定し、偽アカウントに接続するよう設定できるほか、アプリ内のブラウザーでは非公開の履歴、ブックマーク、Cookie を制御できます。
  30. eWALLET:パスワード、ユーザー名、PIN を 256 ビット AES で暗号化し、ロックのタイムアウト機能を提供します。最新機能には、iCloud へのバックアップ(オプション)が追加されました。
  31. iKEEPASS:ドイツの Karsten Fusenig 氏が開発した iKeePass は、iPhone にデータベースを作成し、アプリやデータベース、その他の情報の設定が行えます。Microsoft の人気のソフトウェアパスワード管理ツールの iOS 版で、Fusenig 氏は同アプリをドイツ語で 「宝物庫」 や「保管庫」に例えています。
  32. SNAP:Jason Beatty 氏が開発した Snap は、Simple Network Area Prober の頭文字です。アプリはデバイス周辺のネットワークを素早くスキャンし、近くにあるサーバー、ルーター、iPhone を一覧します。Snap が見つけたデバイスに対して、HTTP、リモートログイン、AppleTalk、Microsoft ネットワーク、その他の共通サービスがあるかをスキャンすることもできます。
  33. LASTPASS:LastPass は人気のパスワードマネージャーで、バージョンがいくつかあります。その中のプレミアムバージョンは、通常版にある機能がすべて利用できるほか、全アカウントへまとめてログインする機能もあります。これは、Host Proof Hosting という方法を使って ユーザーの iPhone 内のユーザー名とパスワードを Windows/Mac/Linux マシンへ「シームレスに同期」し、実現します。
  34. LASTPASS WALLET:LastPass アプリの第 2 弾である LastPass Wallet は、ウォレットのような機能を提供し、App Store で使用するユーザーのクレジットカード情報、PIN のほか、写真、音声ファイルなどを保管します。アカウントは、個別に作成するか、既存の LastPass アカウントを通じて作成できます。情報は、保護されたクラウドストレージに保存され、PIN コードのプロンプト表示で暗号化および復号化できます。なお、暗号化・復号化はローカルでのみ実行可能です。
  35. SAFE EYES MOBILE:InternetSafety.com が提供する同アプリは、ブラウザーに Safari を指定して特定の種類のコンテンツをフィルタリングし、子どもたちのオンライン環境を守ります。PC、Mac、iOS と同期が可能です。
ヒント

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