インターネットでプライバシーを守るための10のヒント

2018年7月26日

大規模なデータ漏洩、オンラインでの一挙手一投足を追いかけてくるマーケティング業者、SNSでシェアされた写真を探し回る怪しい人々…、インターネット上での頭痛の種にはきりがありません。でも、自分のデータを管理するのは自分、できることはあります。オンラインでプライバシーを守る方法を見ていきましょう。

1. SNSのプライバシー設定を確認する

SNSのアカウントを持っていますか?SNSのサービス元は、あなたに関する多くの情報を持っています。それに、既定の設定では、驚くほど多くの情報がインターネット上で見える状態になっています。Kaspersky Labは、プライバシー設定を確認することを強くお勧めしています。自分の情報を赤の他人にどこまで公開するのか、友人たちとはどうなのか、もしくは自分以外の人に見られないようにするのか、決めるのはあなた自身です。

2. オンラインストレージに個人情報を保存しない

何でもかんでも共有してしまうのは、SNSに限ったことではありません。情報の共有を目的としているオンラインサービスには、プライベートなデータを保存しないでおきましょう。たとえば、パスワードの一覧をGoogleドキュメントに保存したり、パスポートのスキャンデータをDropboxに入れたりすることはお勧めできません(暗号化されたアーカイブ内に保管してある場合は別ですが)。

  • データ共有を目的とするサービスにプライベートなデータを保存しないようにしましょう。

3. トラッキングを回避する

Webサイトにアクセスすると、あなたやあなたのインターネット閲覧履歴に関する多くの情報が、ブラウザーを通して収集されることになります。マーケティングに携わる人たちはその情報を使ってあなたの人物像を割り出し、広告を送り込みます。シークレットモードではそのようなトラッキングを完全に防ぐことはできませんから、専用のツールが必要です。

4. メインのメールアドレスと電話番号は公開しない

メールアドレスと電話番号を公開するとどうなるでしょうか?メールボックスには大量のスパムメールが舞い込み、営業電話がしょっちゅうかかってくることになるでしょう。インターネットサービスやオンラインストアを利用する際にはこの種の情報を登録するのがほぼ必須ですが、SNSで不特定多数の人に公開するのは避けましょう。また、使い捨て可能なメールアドレスを別に作成し、できれば電話番号ももう1つ用意して、共有しなければならない場合はそちらを使うことを検討してください。

  • オンラインショッピングなど、個人データを他者に共有しなければならない場合のために、メールアカウントを別に作成し、SIMカードの追加購入を検討してください。

5. メッセージングアプリはエンドツーエンドで暗号化されているものを使う

最近のメッセンジャーアプリは暗号化を採用したものが増えていますが、転送中のメッセージを暗号化する方式がほとんどです。送られたメッセージはプロバイダー側で復号され、プロバイダーのサーバーに保存されます。さて、そのサーバーがハッキングされたらどうなるでしょう?そのリスクを避けるためには、エンドツーエンドの暗号化を選んでください。この方式であれば、メッセージは送信元で暗号化され、受け取り先で復号されますから、メッセージングサービスのプロバイダーであっても会話の中身を知ることはできません。

  • エンドツーエンドの暗号化を採用しているメッセンジャーアプリ(WhatsAppなど)を使いましょう。
  • Facebook Messenger、Telegram、Google Alloは、既定ではエンドツーエンドの暗号化にはなっていないため、暗号化するには、手動でシークレットチャットを開始する必要があります。

6. 安全なパスワードを使う

すぐに見破られるようなパスワードで個人情報を保護するのは、人通りの多い場所で個人情報を叫んでいるのと変わりありません。自分が持っているアカウントそれぞれに別々の長いパスワードを設定し、それを全部記憶しておくのはさすがに無理がありますが、パスワードマネージャーを使えば、マスターパスワードを1つ覚えておくだけで済みます。

  • 12桁以上のパスワードを設定しましょう。
  • アカウントごとに別のパスワードを設定しましょう。
  • 安全なパスワードを簡単に使うためには、パスワードマネージャーを使用しましょう。

7. モバイルアプリとブラウザーの拡張機能の権限を確認する

モバイルアプリは、さまざまな権限を要求します。デバイスに保存してある連絡先情報やファイルにアクセスする権限だったり、カメラやマイクや位置情報を使用する権限だったり。確かに、そうした権限がないと動作しないものもありますが、入手した情報からあなたがどのような人物かを調べ、マーケティング(またはもっと悪い目的)のために使用するアプリもあります。幸い、どのアプリにどのような権限を与えるのかをコントロールするのは比較的簡単です。ブラウザーの拡張機能もモバイルアプリと同様で、中には怪しげなスパイ行為を働いているものがあります。

  • モバイルアプリに与える権限を見直しましょう。AndroidiOSでの確認方法は、それぞれリンク先の記事を参照してください。
  • どうしても必要な場合を除いては、ブラウザーの拡張機能をインストールしないようにしましょう。インストールする場合には、どのような許可を与えることになるのか慎重に確認しましょう。

8. スマートフォンとコンピューターをパスワードかパスコードで保護する

私たちが持っているコンピューターやスマートフォンには、自分だけのものにしておきたいデータが山ほど入っています。ですから、パスワードで保護しましょう。このパスワードは複雑であったりユニークであったりする必要はありませんが、不特定多数の人に分からないようにはするべきです。モバイルデバイスの場合は、4桁のPIN/暗証番号や画面ロックパターンよりも、6桁のPIN/暗証番号か、普通のパスワードまたはパスコードを使う方がいいでしょう。生体認証(指紋認証や顔認証)に対応しているデバイスであれば活用するのもよいのですが、こうした技術には限界があることもお忘れなく。

  • スマートフォン、タブレット、コンピューターは、暗証番号やパスワード、生体認証機能でロックしましょう。

9. ロック画面の通知をオフにする

適切なパスワードでスマートフォンを保護しているのに、ロック画面の通知はそのままにしていませんか?そのままでは、通りすがりの人にあなたの個人的な情報が見られてしまいます。ロック画面にそのような情報が表示されないようにするには、通知を正しく設定してください。

  • ロック画面の通知をオフにするか、人に見られたくない情報がロック画面に表示されないように設定しましょう。AndroidiOSでの変更方法は、それぞれリンク先の記事を参照してください。

10. Wi-Fiネットワークでは通信を暗号化する

公共のWi-Fiネットワークでは、普通は通信が暗号化されていません。つまり、同じネットワークを使用する人に、通信の内容をのぞき見されてしまう可能性があります。公共のWi-Fiでは、重要な情報(ログインアカウント、パスワード、クレジットカード情報など)を送らないようにしましょう。また、VPNを使用して通信データを暗号化し、データが盗み見られるのを防ぎましょう。

  • できれば、公共Wi-Fiを使わないようにしましょう。公共Wi-Fiのリスクについては、こちらの記事をご覧ください。
  • 公共のWi-Fiを使わなければならない場合は、安全性の高いVPN接続を使用しましょう。