ちょっとした旅の安全対策

2014年6月2日

もうすぐ夏がやって来ます(少なくとも北半球に住んでいる人にとっては)。日ごろ忙しく働いている人たちが休暇を取り、旅行に出かけるシーズンです。マルウェアの感染、オンライン詐欺など、インターネットに絡む脅威はそもそも厄介な問題ですが、旅行中に遭遇したとなると、問題はさらに大きくなってしまいます。そこで、休暇の安全を(インターネット関連の脅威から)守る方法を簡単に紹介します。

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安全な旅行を計画する秘訣は、やはり計画に尽きます。ここで紹介するヒントのほとんどは、旅行に出かける前にやっておくべきことです。

予約する

まずは、宿泊施設やツアーなどの予約です。オンラインで予約する人も多いことでしょう。その際は、信頼できるサイトを利用してください。一番お得なプランを出しているサイトであればどこでもいい、…わけではありません。利用したことがある人のレビューも読んでおきましょう。

このほか、いつもお伝えしているように、オンラインで支払う場合は、まずデバイスやブラウザー(そしてすべてのソフトウェア)を完全に最新のバージョンに更新してからにしましょう。そうすれば、ゼロデイのぜい弱性を除くあらゆる脅威を防げるはずです。送金に使おうとしているサービスが保護されている(緑色の南京錠のアイコンが表示され、暗号化されたHTTPS接続が使用されている)ことも確認してください。また、ネット決済保護機能を備えた強力なアンチウイルス製品を常時稼働させておきましょう。当ブログ(Kaspersky Daily)では、安全なオンライン取引を実施する方法も別途詳しく紹介しています。

デバイスの準備

旅行にモバイルデバイスやコンピューターを持って行く人も多いはずです。私はほぼ旅行専用のChromebookを持っています。重要な情報は一切保存していません。何も入っていないWebサーフィン用のマシンです。しかし、スマートフォンであれ、タブレットであれ、ラップトップであれ、重要な情報が保存されたマシンを持って行く場合は、出かける前に必ずバックアップをとっておきましょう。バックアップ先は、家に置いていくデバイスです。こうしておけば、船の上からラップトップを荒れた海に落としてしまったとしても、少なくとも家の外付けハードディスクに保存しておいたデータはすべて残ります。

モバイルデバイスに関しては、何らかの盗難対策機能をインストールする必要があります。せめて、ご使用のデバイスに備わっている盗難対策機能について調べておきましょう。ここでは詳しく説明しませんが、つい先日、当ブログで『モバイルデバイスをなくさないためにできること』という記事を公開しています。

いよいよ休暇

本当にたくさんの番号があります。緊急通報用電話番号、国際電話番号(海外旅行の場合)、ホテルの電話番号、飛行機の予約の情報、などなど。実際はこれで全部かもしれませんが・・・。いずれにせよ、こうした番号を紙に書きとめておくか、コンピューターやモバイルデバイスにオフラインのリストを作成しておきましょう。常にインターネットにアクセスできるという保証はありませんから。お子さんを連れて行く人は、緊急通報用の番号くらいは、お子さんや同行する人に教えておきたいところです。海外に行く場合は、自分の国に電話するときの手順を、出かける前に確認しておく必要があります。

いつものことですが、公共のWi-Fiは利用しないでください。ホテルの部屋のWi-Fiも、暗号化されてパスワードで保護されていない限り、使うべきではありません。バーチャルプライベートネットワーク(VPN)にアクセスできる場合は利用しましょう。

最後になりますが、リスクは分散しなければなりません。ここで言うリスクとは、お金に関するリスクです。クレジットカードやデビットカードを2~3枚、またはもう少し持って行けば、どれか1枚をなくしたときや、利用を停止しなければならないときに、別のカードを使えます。大量の現金を持って行く場合は、ホテルの金庫に(必要ない場合はパスポートも一緒に)入れておきましょう。モバイルデバイスやラップトップもホテルの金庫に保管することをお勧めします。

私が考えつくのはこのくらいです。他にもお勧めのヒントがあれば、コメント欄でお知らせください。