CYBERSECURITY FOR THE NEXT GENERATION 2013 STUDENT CONFERENCE:アジア太平洋・中東・アフリカラウンド

次世代のITセキュリティを担う人材を育成する、Kaspersky Academy CyberSecurity for the Next Generation 2013、アジア太平洋・中東・アフリカラウンドのレポート。

次世代のITセキュリティを担う人材を発掘し育てる取り組み、「Kaspersky Academy CyberSecurity for the Next Generation 2013」。カンファレンスでは、世界各地から集まった学生たちが、ITセキュリティに関する研究成果を発表しあいます。まずは地域ラウンドが開催され、勝ち抜いた学生たちは夏開催の決勝ラウンドに進みます。3月21日から23日にかけて、アジア太平洋・中東・アフリカラウンドがシンガポールにて開催されました。会場となったシンガポール国立大学には、アジア太平洋、中東、そしてアフリカから、若い世代の参加者たちが集合しました。

今回のカンファレンスに参加したのは、選考に勝ち残ったフィリピン、マレーシア、イラン、インド、日本、香港、オーストラリア、南アフリカの学生たちです。

このカンファレンスがスタートして6年。今回は初めて、プレゼンテーションが2日に分けて行われました。学生たちによるプレゼンテーションのほか、Kaspersky LabのエキスパートやITスペシャリスト、さらにはインターポールやシンガポール警察によるプレゼンテーションもありました。

student conference-シンガポール

1位を獲得したのは、「Detection of Security Vulnerability in Indonesian Near Field Communication (NFC) Applications」(インドネシアのNFCアプリにおけるセキュリティぜい弱性の検知)と題するプレゼンテーションとデモを披露した、インドネシアのFirman Azhariさんです。彼のプレゼンテーションは、大学関係のスペシャリストやジャーナリスト、IT業界およびKaspersky Labのエキスパートたちで構成される審査員団に、強い印象を与えました。2位は「Design of Behavioural Biometric-based Authentication with an Adaptive Mechanism on Mobile Phones」(携帯電話での適応機構を利用したふるまい生体認証の設計)について語った、香港のYuxin Mengさんです。続く3位は南アフリカのRayne Reidさん、学校に通う児童に関する研究成果を「Back to basics: Information security education for the youth via game play」(ゲームを通じた若者への情報セキュリティ教育)として発表しました。ベストプレゼンテーション賞に輝いたのは、「On-the-fly Encryption for Android Devices」(Androidデバイスのオンザフライ暗号化)について発表を行った、フィリピン大学のIvan Dominic Baguioさんでした。

シンガポール-勝者たち

上位3者は、2013年6月にロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校にて開催される決勝ラウンドに進みます。

勝者の皆さん、おめでとう!ロンドン決勝での成功をお祈りしています。

Next Gen - シンガポール

Next Gen - シンガポール2

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