ソーシャルメディアを流れた作り話:2012-2013

2013年4月3日

4 月 1 日はほとんどの人にとって、1 年に一度、いたずらをしたり、堂々とウソをついたりして、友達や家族を怖がらせ、煙に巻くことができる日です……、いつも以上に(笑)。しかし中には、毎日がエイプリルフールであるかのようにソーシャルメディアを使って世界をあざむき、信じがたいことを真実であると吹き込んでいる人もいます。1 年の残りの 364 日もウソをつくのがかっこいいと思っている人々に賛同の意を表しながら、今日は 2012 年と 2013 年初めに Facebook と Twitter で最も注目された作り話をいくつかご紹介しましょう。

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1. Facebook を流れた Facebook に関する作り話:ほかのどのソーシャルメディアネットワークと同様、Facebook でも「ガセネタ」は広がります。この世界規模のプラットフォームで最も有名な作り話の 1 つは Facebook 自体に関するものでした。昨年の夏 Facebook が株式を公開したときに、「Facebook が公的に取引されるようになると、何もしなければユーザーの個人情報が公開されてしまうがこれを保護する」という誤解を招くような近況アップデートが投稿されました。株の売り出し後にプライバシー設定が変更されるという話はウソでしたが、これには大きな反響がありました。Facebook は定期的にプライバシー設定を微調整しているからです。2012 年 10 月には、Facebook が有料サイトになるというニュースも流れましたが、こちらはあまり信用されませんでした。

2. ハリケーン・サンディ関連の画像:インターネットがそこにある限り、Photoshop で加工されたハリケーン関係の写真はインターネット定番のネタであり続けます。去年も例外ではありませんでした。超大型のハリケーン、サンディがニューヨークを襲ったとき、Facebook や Twitter には、この世の終わりのような雲が自由の女神の周りで渦巻く様子や、スタテン島の街路を泳ぎ回るサメ、水浸しになった駅を移動するスキューバダイバーなどの画像がこれでもかというくらいアップされました。

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3. ジェフ・ゴールドブラム、崖から転落:昨年末、ジェフ・ゴールドブラムがニュージーランドで映画の撮影中に崖から転落して死亡したというニュースに Twitter の世界は騒然としましたが、これは誤報でした。また、昨年、Facebook に突如現れたモーガン・フリーマンの追悼ページも偽物でした(フリーマンは現在でも『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『オブリビオン』などの大作に出演しています)。ゴールドブラムは、インターネットでうわさに上がった死亡情報が虚偽であることを最高の方法で証明してみせました。ステファン・コルベアの TV 番組でゴールドブラムの死を「報道」している最中に歩いて登場したのです。

4. 世界最大で最高齢のカメ:昨年、年齢は 500 歳を超え、体重は 1 トン近い巨大なカメがアマゾン川で捕獲されたという話が Facebook に投稿され、あっという間に広まりました。しかし、それは日本の SF 映画『小さき勇者たち~ガメラ~』の一場面のスチール画像だったのです。これが作り話であることがばれたきっかけは、この話の性質そのものか、それとも『リトルフット』の恐竜のように見えるカメの画像のどちらだったのかはわかりません。

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5. ジャスティン・ビーバーは「がん」だ:昨年末、ジャスティン・ビーバーが「がん」であるというウソのニュースが世界中の 10 代の少女たちを恐怖のどん底に突き落としたとき、「#BaldforBieber」(頭を剃ってビーバーを応援しよう)というハッシュタグが一大トレンドになりました。

何かをシェアしたり、リツイートしたりする前に、今、読んだ話は信じられないほど異常ではないかと自分に質問してみましょう。読むものすべてを、健全な疑いの目を持って検討し、Google で徹底的に検索してみます。頼りになるのは信用のある情報源です!

6. マンティ・テオのガールフレンド:これはソーシャルメディアの純然たる作り話ではありません。ひっかかったのはノートルダム大学の(今は別の意味で)有名なフットボール選手だけなので。しかしソーシャルメディアなしには、こんなことは起こりませんでした。テオと、彼の実在もしなければ死んでもいないガールフレンドとのファーストコンタクト――そして、それ以降のたび重なる交流――は、Twitter を通じて行われたと言われています。これは単に不可解な話ではなく、ソーシャルメディアに書かれているプロフィールは必ずしも真実ではないということをあらためて警告する事件でした。

7. 北朝鮮の Photoshop 部隊:最近の軍事演習で北朝鮮の多数のホバークラフトが海岸に突入している画像がインターネットとソーシャルメディアを通じて広まったのはつい先月のことでした。これはすぐに、国際的な報道機関により、Photoshop を使って誇張された偽写真であることが証明されました。

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私たちがインターネットで目にするものすべてが真実だとしたら、私たちはモントークモンスターと、犬くらいの大きさをしたラクダグモが支配する世界に暮らし、助けを呼ぼうにもまず、iPhone をタマネギに差し込んで充電しなければなりません。ソーシャルメディアは偽情報をばらまく最新の方法です。何かをシェアしたり、リツイートしたりする前に、今、読んだ話は信じられないほど異常ではないかと自分に質問してみましょう。読むものすべてを、健全な疑いの目を持って検討し、Google で徹底的に検索してみます。頼りになるのは信用のある情報源です!(注意:Wikipedia は含まれません)