信頼できるプログラムかどうか確認する方法 –クラウドプロテクションのススメ–

カスペルスキー製品の「クラウドプロテクション」技術(KSN)は、スパムのブロックやファイルの信頼性評価まで、幅広く貢献しています。

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バレンタインデーは、スパムが大量に出回る日のひとつです。その日が近づくにつれ、メールボックスには、あらゆる類いのロマンチックな広告メールが溜まり始めます。「アンチスパムが守ってくれるよ」とおっしゃるかもしれません。しかし、アンチスパムは、定期的にアップデートされる定義データベースに基づいてスパムをブロックする機能です。ものすごいスピードで作られてばらまかれるスパムがどれほどの量か、想像してみてください – アンチスパムだけでは手が回りません。そこで、スパムが大量に押し寄せる時期にデバイスをスパムから守る方法をお知らせしましょう。

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何千何万ものスパムが日々作られ送信されています。一方で、スペシャリストたちが新たなスパムを検知して定義データベースに登録するのには4時間半はかかります。高度なヒューリスティック分析も、常に完璧とはいえません。ご存知のとおり、スパムメールにはマルウェアが含まれる可能性があり、フィッシングサイトへのリンクが埋め込まれていることもあります。悪い奴らは自分たちのビジネスのために、ほんの数時間でどんどん新手を繰り出してきます。

そこで、そのギャップを埋める方法の登場です。スパムに対抗する通常のやり方に加え、クラウド技術を活用するのです。クラウドによる保護は、Kaspersky Security Network (KSN)でつながった世界中のユーザーから集められた情報をベースにしています。コンピューターへ感染しようという試みや怪しいプログラムの動きは、ユーザーの承諾のうえで、Kaspersky Labに送信されます。この情報はすぐに自動システムで処理されます。そしてほんの40秒のうちに、この新たな脅威とその出所に関するデータは、カスペルスキー製品をお使いのユーザー全員が利用できる状態となります。

ユーザーの皆さんにKaspersky Security Networkへ参加いただくと、Kaspersky Labのスペシャリストは新たな脅威の種類や出所について最新の情報を得ることができ、これを無害化する方法を探し出し、誤検知数を減らすことができます。個人情報の収集・処理・保管は、行いません。Kaspersky Security Network への参加は任意です。このクラウド技術については、弊社テクニカルサポートサイトでも詳しく説明しています。

Kaspersky Security Networkに参加するには:

1)  製品のメインウィンドウで[設定]をクリックします。

2) ウィンドウ左側のメニューで[詳細]を選択し、右側の[Kaspersky Security Networkへの参加]セクションを選択します。

3) [有効にする]をクリックします。

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これだけでなく、この「クラウドプロテクション」情報を利用して、インターネットからダウンロードしたプログラムの評価を確認することもできます。ファイル情報を確認するには、ダウンロードしたファイルを右クリックし、コンテキストメニューの[危険ファイル診断]を選択します。実行ファイル、インストールパッケージ(msi)、スクリプトファイルの情報を確認可能です。最近入手した/インターネットからダウンロードしたプログラムの信頼性を確認するのに便利です。

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