Webサイトを見るときにどのブラウザーを使っていますか?Microsoft Internet Explorerをお使いであれば、この記事が役に立つかもしれません。このブラウザーには数多くの設定項目があり、初期設定されているものと、ユーザー自身が設定するものがあります。一部の設定は、インターネット環境のセキュリティに影響します。ここでは、セキュリティを損ねないように、ブラウザーの設定を安全なものとし、狙われるようなぜい弱性を残さないようにする方法について紹介します。
カスペルスキー インターネット セキュリティ 2014(カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティのWindows対応プログラム)には、Microsoft Internet Explorerの設定をチェックするInternet Explorer設定診断機能があります。チェックの結果見つかった推奨項目のリストから、変更する項目を選んでいきましょう。
Internet Explorer設定診断機能による主なチェック項目は以下のとおりです:
- Microsoft Internet Explorerのキャッシュ – ここには、個人データや閲覧履歴が含まれています。ウイルスはディスクをスキャンするときにキャッシュをスキャンして、あなたにまつわるデータをすべて取得します。キャッシュが有効になっている場合は、ブラウザーを閉じるたびにキャッシュを自動消去する設定が推奨されます。
- 登録されているファイルの拡張子の表示 – マルウェアには拡張子が2つ含まれていることがよくあります。このような場合、実際の拡張子は表示されず、見えるのはファイル名部分だけです。これは犯罪者の常套手段です。登録されている形式のファイルの拡張子を表示しない設定になっている場合、表示する設定への変更が推奨されます。
- 信頼済みサイトのリスト – 信頼済みサイトのリストに、攻撃者の作成したWebサイトがマルウェアによって追加されることがあります。このリストの内容を確認するように推奨されることがあります。
Internet Explorer設定診断機能を実行するには、以下の手順に従ってください:
- カスペルスキー インターネット セキュリティ 2014のメインウィンドウで、[便利ツール]を選択します。
- [Internet Explorer設定診断]セクションの[実行]ボタンをクリックします。
- Internet Explorer設定診断ウィザードで[Internet Explorer設定の診断の実行]をオンにして、[次へ]をクリックします。
- ブラウザー設定のチェックが完了するまで待ちます。修正したい設定項目のチェックボックスをオンにして、[次へ]をクリックします。修正を反映させるには、コンピューターの再起動が必要なことがあります。必要な場合には、再起動のオプションがウィザードに表示されます。
ウィザード設定を変えた後でインターネット利用に問題が発生した場合、変更内容を元に戻すことができます。変更した項目を元に戻すには、以下の手順に従ってください:
- もう一度Internet Explorer設定診断ウィザードを起動し、最初の画面で[変更項目のロールバック]をオンにします。
- 元に戻したい項目のチェックボックスをオンにします。
- ロールバックが完了するまで待ちます。インターネットの問題が解決したか、確認してください。