2014年のサイバーセキュリティ:予測
2014年は、サイバーセキュリティを脅かす新たな脅威が発達を見せる重要な年となることでしょう。産業スパイに絡んだ脅威やエンドユーザーを狙う新しい攻撃の形が、目立ってくるのではないかと予想されます。
2014年は、サイバーセキュリティを脅かす新たな脅威が発達を見せる重要な年となることでしょう。産業スパイに絡んだ脅威やエンドユーザーを狙う新しい攻撃の形が、目立ってくるのではないかと予想されます。
Skypeの広告のおじいさんやおばあさんは、とても幸せそうですね。それもそのはず・・・。 インターネットという魔法によって、孫や愛する人たちと、いつでもすぐにつながることができるのですから。Skypeでの通信がもっとスムーズにできたら、私のおじいさんもあまりさみしい思いをせずに、この広告の人のように幸せな気持ちになれるのですが。残念ながら、そううまくはいかないので、私はしばらくおじいさんの家で週末を過ごすことになるでしょう。でも、決定的な一歩を踏み出すことは可能です。両親や祖父母の現在の生活を「コンピューター化」するのです。 高齢の両親や祖父母がビデオ通話で子供や孫と連絡が取れないのなら、シニア世代の人にとってコンピューターなど何の役に立つのでしょうか?とはいえ、20世紀の人々に21世紀のテクノロジーの使い方を教えるとなると、一筋縄ではいきません。やってみる価値はあるのでしょうか? もちろんあります。祖父母(や両親)がコンピューターに可能性を見いだしたら、すぐにでもできるようになることはいくつもあります。 ほとんどの新聞は、ボタンを1つクリックするだけでフォントサイズを自由に変更でき、わざわざポストまで取りに行かなくても読むことができる ほぼすべてのラジオ局やテレビチャンネルを視聴可能である 電話帳代わりになる 公共料金の支払い、送金、その他お金の管理に使える便利なツールである さまざまなSNSで、同級生、元同僚、親類を探し出せる コンピューターやプログラムのマニュアルはいくらでも見つかりますが、コンピューターに慣れていない人は、使いたいと思ったプログラムを開く前にもう挫折してしまったりします。 一番の問題は、おそらく、してはいけないことを初心者に学んでもらうことでしょう。ルールは簡単です。「怪しいものは絶対クリックしないこと」。誤ってレジストリエディタやプロキシ設定ウィザードを立ち上げてしまったようなとき、すぐにあなた宛に電話をかけてくる可能性は大ありです。でも、もっと威嚇的なものに遭遇したときはどうでしょうか?たとえば、「メッセージがあります」「コンピューターにウイルスが見つかりました」などという悪質なバナーメッセージが出てきたときは? Windowsの標準の保護ツールやフリーウェアに備わった基本的なアンチウイルス機能だけで、粗雑ながら効果的なソーシャルエンジニアリングからシニア世代の人を守り切れるでしょうか?あなたなら、そのようなプログラムを自分のコンピューターで実際にテストしてみますか?怪しいリンクやバナーを片っぱしからクリックして、ポップアップするダイアログウィンドウですべて「はい」を選択して、「ショッキングなビデオ」をダウンロードする、…などなど、あらゆるオンラインの脅威にわざと屈して試してみます?いや、あまりお勧めしたい方法ではありません。 ルールは簡単。「怪しいものは絶対クリックしないこと」 たとえば、こんな方法はいかがでしょうか。カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティには、特別な保護機能が多数用意されています。機能を組み合わせて使えば、コンピューターに慣れていない人でも、さまざまなケースに対応できます。 まず、不要なものを全部無効にしましょう。Kaspersky Labの最新技術は、実行アプリケーションの制限です。カスペルスキー製品には、安全だとわかっているプログラムを実行して、未確認のプログラムのダウンロードやインストールをすべて無効にしつつ、ほぼすべてのWebサイトにアクセスできるという機能があります。この機能を有効にしても、システムやアプリケーション、その他の安全プログラムは通常どおり動作し、必要な更新もダウンロードできます。というのも、この保護ツールは、信頼できる更新の提供元やWebサイトを記録したKaspersky Labのリストを常に参照しているからです。つまり、安全だと判断されたた、信頼できる提供元の動的なリストを利用できるというわけです。もちろん、危険と判断された信頼できない提供元の動的なリストもあります。 また、アンチバナーや迷惑メール対策機能を有効にして、怪しいダイアログウィンドウや画像イメージなどの不適切なコンテンツからシニアたちを守りましょう。ペアレンタルコントロール(保護者による管理)の使用もご検討ください。通常は、(その名のとおり)子供がオンラインのギャンブル、ドラッグ、ポルノにアクセスするのを制限するための機能ですが、あなたのお母さんもそのようなコンテンツは見たくないはずです。インターネットは油断できない場所なので、そのようなポップアップがいつ表示されてもおかしくありません。このように、信頼できないWebサイトの自分だけのリストを設定して、両親や祖父母が不適切なコンテンツに遭遇しないようにすることができます。自分はナイジェリアの王子だと主張する人物に、両親たちが大金を贈るようなことは防ぎたいものです(そもそも、ナイジェリアの王子を騙る詐欺師がカスペルスキー製品の保護をかいくぐることは事実上不可能ですが)。 今回ご紹介した推奨事項をすべて実施すれば、この信じられないほど複雑な機械も、両親にとってテレビと変わらない日常的なツールとなり、仕事や余暇に使えるようになるかもしれません。やはりコンピューターとは、生活を楽にするためのものです。さらに重要なのは、シニア世代をインターネットの負の側面から保護し、コンピューターやデータの安定性を整合性を確保できるようになる、ということです。
Kaspersky Managed Detection and ResponseサービスのSOCにおいて、AIモデルの効果的な活用方法について解説します。