ドット絵で振り返る、情報セキュリティ30年:Cascadeウイルス登場から現在まで

2019年10月30日

遠い昔、遙か彼方の銀河系でコンピューターウイルスは利益を得るためではなく、何かしらひねくれた楽しみのために作られていました。それも、MS-DOS上で。そう、あのころは今とまったく違いました。

初期に現れたコンピューターウイルスの1つに、悪名高きCascadeウイルスがあります。これに感染すると、コンピューター画面上の文字が上から下へ崩れ落ち、コンピューターで何もできなくなってしまうのでした。

Cascadeは、KasperskyのCEOであるユージン・カスペルスキー(Eugene Kaspersky)が初めて遭遇したウイルスです。それは30年前、1989年のこと。ユージンの人生のターニングポイントでした。彼はこのウイルスを逆アセンブルし、駆除するためのプログラムを書き上げました。この駆除ツールは友人知人の間で広まり、彼はアンチウイルスソフトウェアの開発に自分の時間をすべて捧げようと決めたのでした。このアンチウイルスソフトウェアは1992年に商用版として世に出ることとなります。そして1997年、Kaspersky社が創立されました。

1989年以来、多くのことがありました。欧州連合が発足し、ソ連邦が崩壊し、生命のクローンが作成され、近代インターネットが作り出されました。下のインフォグラフィックには、この30年間のできごとが凝縮されています。物事がどう変わってきたか。サイバー脅威の状況がどのように複雑化していったか、テクノロジーがどのように進歩してきたか、そして、世界がこれらの変化にどう反応したか。ドット絵で表現しました。

おことわり1:この画像はかなりサイズが大きいので、オンラインで見るよりも、ダウンロードして見るのがお勧めです。

おことわり2:この絵は迷路になっています。下からスタートして、サイバーセキュリティ関連の出来事をたどりながら上まで進んでください。行き止まりにあるのは、情報セキュリティとは関係ないけれども世界史的に重要な出来事です。それぞれの説明は、右側にあります。