『World of Warcraft』『ハースストーン』『オーバーウォッチ』などのタイトルでおなじみの、Blizzard Entertainmentのオンラインゲームサービス、Battle.net。人気ゲームサービスのアカウントを狙うサイバー犯罪は後を絶ちませんが、Battle.netも例外ではありません。そこで、アカウントのセキュリティとプライバシーを守るための設定を詳しく見ていくことにしましょう。
Blizzardアカウントのセキュリティ
サイバー犯罪者たちは、アカウントを盗み、これを売り、またはゲーム内通貨の取引に使い、さまざまな禁止行為に及びます。アカウントがハッキングされないようにするには、設定をいじる必要があります。まずはブラウザーからアカウントにログインし、[セキュリティ]設定に移動してください。
Blizzardパスワードを変更する方法
では、パスワードから始めましょう。パスワードは使い回しをせず、アカウントごとに違うものを設定してください。長さが十分にあって、すぐには思いつかないような文字列をパスワードにしましょう。「pa$$word」「batman2003」などという単純なパスワードは使わないようにしてください。
パスワード変更画面を表示する方法は、以下のとおりです。
- 左上の三本線アイコンをクリックし、[セキュリティ]設定に移動します。
- [パスワード]セクションにある[更新]をクリックします。
- 新しいパスワードを入力して[保存]をクリックします。
Battle.net の秘密の質問を変更する方法
秘密の質問を設定しておくと、パスワードが他人にリセットされるのを防ぐことができます。一方で、秘密の質問が抜け穴となって侵入されてしまう可能性があります。というのも、誰でも見られるところに自分の個人情報を掲載している人は少なくないからです。
例えば、SNSのプロフィールから質問の答えを推測できるかもしれません。そこで、質問の答えは、少しひねりを利かせたものにしましょう。
秘密の質問を変更する方法は、以下のとおりです。
- [セキュリティ]設定に移動し、[秘密の質問]セクションの[更新]をクリックします。
- ドロップダウンリストから、秘密の質問を選択します。
- 答えを入力し、[保存]をクリックします。
質問への答えを忘れてしまわないように、また、誰にも知られることのないように、パスワードマネージャーの暗号化されたメモを使って保存しておきましょう。パスワードマネージャーは、強力で信頼性の高いパスワードの生成や保管もできます。
Battle.netで2段階認証を設定する方法
アカウント保護に役立つもう一つの設定は、2段階認証です。2段階認証を有効にしてあると、既定の設定では、新しいデバイスからアカウントにログインしようとしたときに、Battle.netからメールで確認コードが届きます。
Blizzard Authenticatorというアプリを使って、SMSで確認コードが送られるようにする方法もあります。SMSで確認コードを受け取るようにしてあると、Blizzard Authenticatorにアクセスしなくても、パスワードの変更、アカウントのブロック解除、アカウントへのログインができます。
確認コードをSMSで受け取るように設定する手順は、以下のとおりです。
- Blizzard Authenticator(iOS版またはAndroid版)をインストールし、開きます。
- [認証コードをセットアップ]をタップします。
- Blizzardアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
- アカウントに関連付けられたメールアドレス宛に届いた確認コードを入力します。
- 確認コードをSMSで受け取りたい場合は、表示されたページで[Sign Up]をタップします。
- 電話番号を入力し、[続ける]をタップします。
- SMSで届いた確認コードを入力します。
- 電話番号をBlizzardアカウントに関連付けたくない場合は、[Sign Up]ではなく[No thanks]をタップしてください。
- 万一のために、シリアル番号とリカバリーコードをメモしておきましょう。Blizzard Authenticatorを復元する必要が出てきたときに役立ちます。
自分のアカウントに自分だけがログインした状態にする方法
誰かのコンピューターでプレイした後にログアウトするのを忘れた場合、またはハッキングされた疑いがある場合には、ログイン履歴を確認し、自分がいま使っているデバイスを除く全部のデバイスから強制的にログアウトしましょう。
- [セキュリティ]-[ログイン中のデバイス]の順に選択します。
- ログイン履歴を確認し、見覚えのないデバイスがあったら[すべてのデバイスからログアウト]をクリックします。
上記作業が終わったら、すぐにパスワードの変更と2段階認証の設定を行って、攻撃者がアカウントに侵入できないようにしましょう。
Battle.netのパスワードが漏れないようにする方法
詐欺師は、あの手この手を使ってパスワードを手に入れようとします。したがって、セキュリティ設定だけに頼らない方が賢明です。
アカウントの乗っ取りを防ぐには、あちこちでうかつにログイン情報を入力しないように気を付けましょう。ゲームを割引価格で入手できるというWebサイトへのリンクを誰かがシェアしていたのでアクセスしたらログインが求められた—そんなときどうしますか?そういう場合はログインせず、ゲーム開発元のWebサイトを見に行って、本当にそういう割引キャンペーンが行われているのかどうか確認してください。本当にディスカウント中なのであれば、その情報が掲載されているはずですし、キャンペーンページへのリンクもあるはずです。
Blizzardが送ってきたかのように見える、「セキュリティチェック」を行うようにという内容のリンク付きメッセージは、フィッシングである可能性が高いので、無視しましょう。自分のBlizzardアカウントのセキュリティ状況を確認したい場合は、ブラウザーのアドレスバーに公式サイトのURLを手で入力してそこから自分のアカウントに入るか、モバイル版のBattle.net Appからアカウントに入って確認してください。
プライバシー設定
チームメイトやバトル仲間に自分の本名を検索されたり、自分の友達をSNS上で探されたりするようなことにはなりたくないものです。そんな事態にならないように、プライバシー設定を見直しましょう。
Battle.netで本名を非表示にする方法
自分の本名を他人に知られたくない場合には、Real IDをオフにします。
- ブラウザーからアカウントにログインします。
- サイドバーの設定から[プライバシー]を選択します。
- [アカウントのプライバシー]の下にある[更新]をクリックします。
- [Real IDを有効化する]のチェックを外します。
これで、他のユーザーから見えるのはBattle Tag(Blizzardのゲームやフォーラム用のニックネーム)だけになります。
ゲームデータを守る方法
既定では、Blizzardはユーザーのゲームアクティビティに関するデータを、第三者である開発者と共有しています。友達リストやチャット履歴も、共有されているかもしれません。ただし、共有しないように設定することは可能です。
- ブラウザーからアカウントにログインします。
- サイドバーの設定から[プライバシー]を選択します。
- [ゲームデータとプロフィールプライバシー]にアクセスし、[更新]をクリックします。
- [自分のゲームデータをコミュニティデベロッパーと共有する]のチェックを外します。
- [保存]をクリックします。
Battle.net Appの設定
ブラウザーからはアクセスできないプライバシー設定もあります。アカウントの保護設定を済ませ、本名を表示しないようにし、自分の個人データが第三者である開発者へ共有されないように設定したら、Battle.net Appの設定も確認しましょう。購入済みゲームを非表示にする設定や(表示していると詐欺師が興味を示すかもしれません)、じゃまな通知を表示させないようにする設定があります。
所有するゲームを非表示にする方法
自分が所有しているゲームの詳細を公開したくない場合は、公開する情報を制限しましょう。
デスクトップ版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 右上隅にある自分の名前をクリックします。
- [プロフィール表示]を選択します。
- [ゲーム]の横にある鉛筆アイコンをクリックします。
- 公開したくないゲームのそれぞれについて、[プロフィールに表示]のチェックを外します。
- [保存]をクリックします。
モバイル版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 右下隅にあるプロフィールアイコンをタップします。
- [プロフィール編集]をタップします。
- [ゲーム]の下にある項目のうち、プロフィールに表示させたくないもののチェックを外します。
- [保存]をタップします。
プロフィールを非表示にする方法
自分のプロフィールを完全に非表示にすることもできます。
デスクトップ版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 右上隅にある自分の名前をクリックします。
- [プロフィール表示]を選択します。
- [プロフィール設定]の横にある鉛筆アイコンをクリックします。
- [マイプロフィールの公開範囲]ドロップダウンリストから、[自分のみ]を選択します。
- [保存]をタップします。
モバイル版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 右下隅にあるプロフィールアイコンをタップします。
- [プロフィール編集]をタップします。
- [プロフィールプライバシー]に移動します。
- [マイプロフィールの公開範囲]ドロップダウンリストから、[自分のみ]を選択します。
これで、プロフィールの情報が非表示になりました。他の人から見えるのは、アバターとBattle Tagだけです。
通知を無効にする方法
誰かがゲームやチャットに参加したことを知らせるポップアップ通知は、じゃまに感じる場合もあります。Battle.net Appでは、こうした通知を非表示にすることができます。
デスクトップ版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 左上隅のBlizzardロゴをクリックします。
- ドロップダウンリストにある[設定]をクリックします。
- サイドバーで[サウンドと通知]を選択します。
- すべての通知をオフにする場合は、通知設定のチェックを外します。
- 特定の通知(例えば、フレンドがオンラインになった場合の通知)を停止する場合は、[イベント]セクション内の該当する項目をオフにします。
- [完了]をクリックします。
モバイル版Battle.net Appでは、以下の手順で設定します。
- 右下隅にあるプロフィールアイコンをタップします。
- 右上隅にある歯車アイコンをタップします。
- [通知]を選択します。
- 不要な通知を無効にします。
Blizzard以外のアカウントも保護しよう
これで、Blizzardアカウントの設定は完了です。お疲れさまでした!Blizzard以外のアカウントも、同じように設定を見直してみてください。Steamアカウントの設定、Twitchアカウントの設定については、それぞれリンク先に説明記事があります。アカウントをお持ちの方は、ぜひご覧ください。