6月10日から始まったサッカー欧州選手権「UEFA EURO 2016」は、世界のサッカーファン注目のイベントです。欧州でもそれ以外でも、大勢の人々が関連情報を探し回り、試合結果に一喜一憂しています。そんなEURO 2016は、ワールドカップやオリンピックのような大イベントと同じく、観客やファンだけでなくサイバー犯罪者の間でも大人気です。
人は熱狂のあまり軽はずみな行動をとる、ということを犯罪者は知っています。かなり理性的なタイプの人でも、この大会や参加チームの情報を得ようとするうちに、常識から外れた行動に出る傾向が見られます。
では、詐欺の被害に遭わないで平穏にサッカーを楽しむには、どうすればよいのでしょうか。まずは、インターネット上では常にあらゆるものに対して警戒するところからです。特に、大きなスポーツイベントの開催前後は、詐欺師たちが待ち構えています。また、次にご紹介する5つのヒントを参考にしてください。
安全にストリーミング観戦する
現地で観戦する人たちは休暇をとったり病欠の連絡を入れたりするのでしょうが、パソコンやモバイルデバイスから試合を観る人も大勢いることでしょう。ストリーミング動画を見るときは、公式アプリかパートナーアプリを使ってください。
メジャーなイベントは、サイバー犯罪者にとって格好の材料です。FIFAワールドカップのときもそうでしたが、リオ五輪をダシにして金銭を騙し取ろうとする動きが見られています。 https://t.co/hqSF9SxLU1 pic.twitter.com/O6EH9leG84
— カスペルスキー 公式 (@kaspersky_japan) June 6, 2016
米国でちょっとGoogle検索すると、公式パートナーのサイトがいくつも見つかり、さまざまな国での視聴について説明するページもヒットします。「watch Euro 2016 online」のフレーズで検索したところ、ライブストリーミングをうたうサイトや、「この国で生中継を見る方法」の類いが大量にヒットしました。
ところで、検索結果の中には、プラグインやアプリをダウンロードさせようとするサイトもいくつかありました。中にはUEFAサイトの公式URLにそっくりで、綴りが少し違うだけのサイトもありました。なぜこんな話をしているかというと、まず、アクセス先が本当に意図するページかどうかを必ず確かめることが重要だからです。URLの綴りが間違っているのは、怪しいサイトの特徴です。余計な文字や足りない文字がないか、似たように見える文字がないか、注意して確認しましょう。例を挙げると、NのはずがMになっている、Mが1つあるはずのところにNが2つ並んでいる、などです。また、無害そうに見えても、プラグインをインストールするのはあまりよい結果にならないかもしれません。
魅力的な見出しに騙されない
自国のチームやお気に入りの出場チームに関する最新ニュースを知りたい。そんなときは、正規のサイトへアクセスするようにしてください。
信頼できるサイトが配信するニュースだけを読むようにしたほうが無難です。また、関係の薄い知り合いがFacebookでシェアしているニュースのリンクは本当に出所の確かなものなのか、怪しいサイトのリンクではないか、確認しましょう。
ネット上には、私たちの個人情報を狙う輩がいます。ポップアップウィンドウや、賑やかな売り文句など、よくある7つの手口と対処法のまとめ。 https://t.co/rHWMpfPwYM pic.twitter.com/6t5WOFEp0L
— カスペルスキー 公式 (@kaspersky_japan) February 25, 2016
怪しいニュースソースかそうでないか、どうやって見破ることができるのでしょう?まずは前述のとおり、URLを慎重にチェックすることです。続いて、記事の見出しの信憑性を確かめましょう。他のニュースサイトでも同じ話題を取り上げているか、検索して調べてください。たとえば、イタリアのゴールキーパーが大腿骨を骨折したのであれば、その話がSNSでシェアされる頃には、Google検索で同じ見出しが複数見つかる状況のはずです。
では、偽の見出しをクリックすると、どんな問題があるのでしょうか。このSNSの時代、ニュースの正確性よりもスピードが重視されることを、犯罪者は知っています。アクセスにFacebookへのログインを要求するリンクをクリックしてしまう人が1人でもいれば、その人に連なるFacebookの友達にも芋づる式にリンクが拡散され、大量のユーザーデータが犯罪者の手に入ります。
無料のネット接続に注意
モバイルデバイスで試合をストリーミング観戦したい、でもデータプランの容量を超えたくない。こういう人にとって、無料のWi-Fiは理にかなった選択肢のように思われます。
応援するチームがライバルを打ち負かすところを観る対価としてコーヒーやビールの1杯にお金を払うのは、公正な取引に思われます。でも、今ログインしているネットワークは、誰のものでしょうか。
カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティのWindows版プログラムでは、Wi-Fiネットワークの安全性をチェックできます。設定方法を解説! http://t.co/6dXCe3vk3G pic.twitter.com/K28m79TUWN
— カスペルスキー 公式 (@kaspersky_japan) October 24, 2014
これまでにも何度か取り上げましたが、カフェやショッピングモールやレストランの無料Wi-Fiを装ったアクセスポイントが仕掛けられ、そこへログインした利用者のデータが犯罪者によって盗まれることがあります。
※訳注:外の無料Wi-Fi経由でストリーミング視聴する人は、時差からいって、日本ではあまり居ないと思われますが、他のストリーミング視聴にも当てはまる話なので参考まで。
行動は常に慎重に
サイバー犯罪者は、皆さんがニュースや情報を今すぐ見たいと思うあまり「ついうっかり」リンクをクリックするのを待っています。その手には乗らず、冷静な行動を心がけましょう。ニュースというエサや生中継を約束する非公式サイトに騙されず、アクセス先が正規のサイトか確認しましょう。
セキュリティ製品で対策を
そうはいっても、どんなに賢明な人でも詐欺師の罠にはまることがあります。私たちは人間です。人間はミスを犯すものです。
確実な対策は、コンピューターにセキュリティ製品を導入することです。たとえばカスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティは、こうした詐欺被害を未然に防ぎます。
EURO 2016をウォッチしている皆さんが、困った目に遭うことなく観戦を愉しんで、さらには応援するチームの活躍を喜べますように。よい週末を!