Instagram:アカウントの削除と写真のバックアップ方法

Instagramから距離を置きたくなった場合に、アカウントを削除または一時停止する方法、そして写真をバックアップする方法を紹介します。

今、SNSをやめるのが一種のトレンドになっています。皮肉なことに、こうしたムーブメント(たとえば、#DeleteFacebook)は、SNSで広がっていたりします。さて、Instagramも例外ではありません。理由は人それぞれでしょうが、Facebookに次ぐ利用者を抱えるこのSNSをやめる考えが広まりつつあります。

皮肉と言えば、この記事を見つけたのはもしかしてSNS経由かもしれませんね。

私がInstagramと縁を切ろうと思ったのは、よくある理由からです。他人が投稿した食べ物の写真や旅先の美しい写真が連なったフィードをスクロールしていると、これに比べて自分の生活は本当にぱっとしないなあ、という気分になるのです。Instagramを5分も見ていると、自分の人生が退屈なものに思えてくるので(実際はそんなことはないのですが)、私はこのSNSの使用をやめることに決めました

この記事では、Instagramのプロフィールをバックアップする方法、アカウントを一時的に停止する方法、プロフィールを完全に削除してInstagramの使用をやめる方法をお伝えします。

Instagramのプロフィールをバックアップする方法

バックアップに関しては、Instagramは気前がいい方です。自分が投稿した写真だけでなく、「いいね」やコメント、連絡先、写真のキャプション(ハッシュタグも)、検索、設定などの情報もダウンロードできます。

ただし、写真以外の情報はすべてJSON(JavaScript Object Notation)ファイルとしてダウンロードされます。メモ帳、ワードパッド、テキストエディットなどのシンプルなテキスト編集ソフトウェアで読む(というか、解析する)ことはできますが、使いやすい形式であるとは言えません。

どのみち、バックアップしたいのは写真なのではないでしょうか。嬉しいことに、写真はJPEG形式で、日付ごとにフォルダーに分類されています。ただ、残念ながら解像度は高くありません。1080×1080です。Instagramが写真を保管する際の仕様なので仕方ありませんが、心の準備はしておいてください。

AndroidまたはiOSアプリを使用してInstagramをバックアップする

Instagramのプロフィールのバックアップをスマートフォンやタブレットにダウンロードする手順は、以下のとおりです。

  • Instagramのアプリを起動します。
  • 右下隅にあるプロフィールアイコンをタップします。
  • 右上隅にあるメニューアイコンをタップして、メニューの右下隅に隠れている[設定]をタップします。
  • [プライバシー設定とセキュリティ]までスクロールし、[データのダウンロード]を選択します。
  • 送信先のメールアドレスが表示されます。表示されたアドレスを使うこともできますし、アドレスをタップして別のアドレスに変更することもできます。[ダウンロードをリクエスト]を選択します。
  • Instagramのパスワードを入力します。
  • 48時間以内(通常は数分以内)に、データダウンロード用のリンクがメールで送られてきます。
  • リンクをクリックし、自分のログインIDとパスワードでInstagramのWebサイトにログインします。[データをダウンロード]をクリックすると、写真とその他プロフィール情報が入ったZIPファイルのダウンロードが始まります。

Webインターフェイスを使用してInstagramをバックアップする

デスクトップやラップトップをお持ちなら、Webブラウザーからバックアップする方が、アプリからバックアップするよりも多少楽です。手順は以下のとおりです。

  • Instagram.comにアクセスしてログインします。
  • 画面の右上隅にあるプロフィールアイコンをクリックします。
  • 名前の横にある[プロフィールを編集]をクリックします。
  • 左側のメニューから[プライバシーとセキュリティ]を選択します。
  • 下にスクロールして、[データのダウンロード]セクションにある[ダウンロードをリクエスト]をクリックします。
  • 送信先のメールアドレスが表示されます。表示されたアドレスを使うこともできますし、アドレスをタップして別のアドレスに変更することもできます。[次へ]をクリックします。
  • Instagramのパスワードを入力し、[ダウンロードをリクエスト]をクリックします。
  • この後の手順はアプリの場合と同じです。データダウンロード用のリンクがメールで送られてくるので、リンクをクリックし、InstagramのWebサイトにログインします。
  • [データをダウンロード]をクリックすると、写真とその他情報が入ったZIPファイルのダウンロードが始まります。

これで写真をバックアップできました。次は、Instagramアカウントの削除です。

更新版:Instagramのセキュリティとプライバシーの設定

Instagramのプロフィールを削除する方法

WebインターフェイスからInstagramの設定内を探しても、一時的にアカウントを停止するオプションしか見つかりません。しかし、秘密のリンクを知っていれば、アカウントを完全に削除できます。ここでは、アカウントの一時停止とアカウント削除の両方について説明しましょう。Instagramの場合、アカウントの削除や一時的停止はブラウザー経由でWebインターフェイスを使う必要があります。モバイルアプリからは実行できません。

Webインターフェイスを使用してInstagramアカウントを一時的に停止する

  • ブラウザーを開き、Instagram.comにアクセスしてログインします。
  • 画面の右上隅にあるプロフィールアイコンをクリックします。
  • 名前の横にある[プロフィールを編集]をクリックします。
  • 下にスクロールして、[アカウントを一時的に停止する]リンクをクリックします。
  • アカウントを停止する理由を選択して、パスワードを入力し、[アカウントの一時的な停止]ボタンをクリックします。
  • [はい]をクリックします。これでアカウントが停止されました。アカウントを再開しない限り、あなたのプロフィール、コメント、「いいね」は表示されません。

Webインターフェイスを使用してInstagramアカウントを完全に削除する

  • ブラウザーを開き、https://www.instagram.com/accounts/remove/request/permanent/にアクセスしてログインします。
  • アカウントを削除する理由を選択して、パスワードを入力し、[アカウントを完全に削除]という赤いボタンをクリックします。
  • [OK]をクリックします。

これでアカウントが削除されました。アカウントを復元する方法は、ありません。少しでも不安に思う場合は、念のためアカウントを一時的に停止する方を選んでください。

Instagramのアカウントを復活させる方法

アカウントを一時的に停止した場合であれば、InstagramアプリまたはInstagram.comのWebインターフェイスからログインするだけでアカウントを復活させることができます。

InstagramはTwitterとは異なり、アカウントを一時停止してから一定期間が経過しても、アカウントを完全に削除されてしまうことはありません。しばらく放置していたら消えてしまうのでは、と心配しなくても大丈夫です。しかし、これもTwitterとは異なる点ですが、Instagramの場合は、一時停止した直後に利用を再開することはできません。Instagramによると、アカウントを停止するのに数時間かかるとのことなので、一時停止した後は、数時間待ってからアカウント再開の手続きをする必要があります。

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