Instagramアカウントの設定は大丈夫?

2016年1月26日

※2018年8月28日更新:Instagramの設定画面を差し替えました

映画『キャスト・アウェイ』のトム・ハンクスばりの浦島太郎ではないかぎり、Instagramの存在はもうご存知でしょう。Facebookが運営する、写真主体のSNSであるInstagramは、月間4億以上のアクティブユーザー(英語)を抱え、アップロードされる写真の数は1日当たり8000万以上、獲得する「いいね!」の数は35億に上ります。

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言うまでもなく、人気の高いサービスです。先月同僚がThreatpostに投稿した記事で、リサーチャーがFacebookのバグバウンティプログラムにInstagramのバグを報告した件で揉めているという一件がありましたが、この記事をきっかけにKaspersky Dailyのチームでは、Instagramの活用方法や、多くの利用者が写真を共有しすぎている点について議論になりました。

ライターの1人であるサージ・マレンコヴィッチ(Serge Malenkovich)は、自分がログインするたびに表示される友人たちの子どもの写真は、一生分の家族アルバムをはるかに超える量だ、と指摘しました。

最終的に私たちの議論は、ちょっとした疑問に行き着きました。そんなふうに無償で情報をシェアしまくっている人たちは、世界有数のSNSのプライバシー設定をどうしているのだろうか?そこで、私たちの大好きな写真共有サイトを安全に使うためのアドバイスをここに紹介することにした次第です。

パスワードについて

Kaspersky Dailyでは、これまで何度もパスワードについて取り上げてきました。ただ、あまりに多くを語ってきたので、とりあえず1つ覚えていただきたいと思います。「パスワードは、下着と同じ」。その心は「毎日取り換える、使い回しはしない」。あるサービスのアカウントが、別のSNSアカウントやメールアカウントの入口になることもあります。特にSNSの場合は同じユーザー名を使い回す人が多いので、パスワードは強力なものにして、アカウントごとに異なるパスワードを設定してください。

プライバシーについて

皆さんは目立ちたいほうですか?自分がやっていることを24時間365日、皆に見てほしいですか?そうであれば、このパートは飛ばしてください。でも、そうでないのなら、自分のことは実際に知っている人とだけ共有したいと思っているのではないでしょうか。

Instagramで共有範囲を制限するには、[設定]メニューをタップすると表示される[オプション]画面で[アカウントのプライバシー設定]を選択し、[非公開アカウント]をオンにします。こうすると、フォロワーとして承認した人以外には投稿が見えないようになります。離れたところにいる友人や家族とお子さんの写真をシェアしたい保護者の方に、強くお勧めします。

 

私は、誰とどのようにシェアすべきかなどと細かく口出しする気はありません。私の仕事は、バレエのレッスンを受けているスージーや柔道教室で頑張るジョニーや託児所に預けられたアレックスの写真を、どこかの素性の怪しい男が見るかもしれない、とお伝えすることです。もっと言えば、あなたの務めている会社がユニコーンパーク通り500番地にあること、あなたが1日9時間働いてオフィスから写真をアップロードしていること、月に2週間は出張に出ていることまで、分かってしまうかもしれません。

怖がらせたいわけではありませんが、世の中には悪い人たちがいます。「公開」設定をお勧めできるのは、多くの人の注目を集めたいセレブや有名ブランドくらいのものです。

シェアとはケアすること

他のSNSでもそうですが、InstagramのAPIと連携するベンダーやツールがあります。一般的に、シェアしやすくしたり、誰かの写真を再シェアしたり、コンテストに参加したりするための仕組みです。ここで問題です。

自分が何をシェアしているか本当にわかっていますか?

さらに重要な問題は… その企業Xは本当にその情報を必要としているのでしょうか?

分からないなら -分からない人が大半だと思いますが(誰も注意事項なんて読んでいませんから) – すぐにInstagramのアカウントにコンピューターからログインして、これまでInstagramのアカウントを使って利用したことのあるアプリを確認してみてください。

 

Instagramは、アプリの権限について全体的に厳格です。ただし、サードパーティーのアプリを使うと、アカウントの脆弱性を突かれる可能性が出てきます。実際、つい最近の話ですが、昨年11月にInstaAgentでそうした事例が発生しました(英語記事)。

ボットに騙されないで

私は自分のInstagramのアカウントを非公開に設定しています。私をフォローしたい場合は、私の承認が必要です。しかし、そんな設定にしてあるのに、ボーイフレンドやパトロンやその他よくわからないことを求める「自称」美女から「大量」のフォローリクエストが届きます。皆さま、これがフェムボットです。本物の女性ではありません。プライベートメッセージを返したり、送られてきたリンクをクリックしたりしないでください。

ハッキングされた!

ハッキングされて嬉しい人などいません。真面目な話、最悪です。アカウントハッキングの界隈では、Instagramはおなじみの対象です。Googleで検索すると130万以上の検索結果が表示されますし、Quora(Q&Aサイト)のスレッドでは他人のアカウントをハッキングする方法が紹介されています(馬鹿なマネは絶対にしないように)。

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もしもハッキングされたと感じたら、次のことをやってみてください。まずはコンピューターまたはモバイルデバイスからログインして、パスワードや設定を変更できるか試します。できない場合、またはアカウントからロックアウトされている場合、一番の方法はInstagramのヘルプセンターを確認することです。パスワードの再設定方法が掲載されています。

ヘルプセンターでは、スパムアカウントやヘイトスピーチのアカウント、その他違反行為などを報告することもできます。

インターネットに巣食う卑劣な輩と一線を引き、SNSを安全に楽しむために、以上をどうぞご活用ください。