Macはマルウェアに感染しないと言われています。事実ではありませんが、それはさておき、マルウェア以外のリスクはどうなのでしょうか?たとえばオンラインショッピングの場合、フィッシング詐欺という大きなリスクがあります。フィッシングサイトは見た目が本物のショッピングサイトにそっくりですが、商品やサービスを販売する代わりに、個人の銀行情報やクレジットカード情報を盗みます。フィッシングサイトと普通のサイトの区別が難しいのも頭の痛いところです。
そんなリスクを遠ざけるには、インターネット上でのお金のやりとりを保護するテクノロジーの導入がひとつの解決策です。カスペルスキー インターネット セキュリティ for Macの場合、ネット決済保護という機能があります。
オンラインバンキングのアカウントにサインインするときや、PayPalなどのネット決済システムを使って商品の代金を支払おうとするとき、ネット決済保護はKaspersky Labのセキュリティクラウドデータベースをチェックして、フィッシングサイトにアクセスしようとしているのではないかどうか確認します。また、ヒューリスティックアルゴリズムを使い、サイトの証明書をチェックします。
ところで、問題なのはフィッシングサイトだけではありません。バンキング関連やネット決済に関する情報を盗む手口には、キー入力を盗み見るソフトウェア(キーロガー)を利用する、入力画面のスクリーンショットを密かに撮影する、などがあります。ネット決済保護機能はこれらにも対応し、以下の機能を備えています。
- バンキング型マルウェアによる悪用が知られている脆弱性がないかチェックする
- 有害なソフトウェアの有無を常に監視する
- クリップボードを保護する(コピー&ペーストの操作中、一時的に重要データが格納される可能性がある場合)
- 安全なキーボード入力をサポートする
ネット決済保護機能を初めて使用する場合は、まず、この機能に対応するプラグインがブラウザーで有効化されていることを確認してください。詳細は、当社のサポートページをご覧ください。
信頼できるWebサイトを見つけたけれどネット決済保護モジュールではまだそのサイトが認識されていない、というときでも、信頼するWebサイトのデータベースにそのサイトを簡単に追加できます。詳しい手順については、当社のサポートページをご覧ください。