Kaspersky Lab、ウェアラブル向けセキュリティ技術の開発でWISeKeyと提携

2016年1月21日

スマートデバイスの数は増加の一途にあり、新しい製品が世に出るごとにモノのインターネット(IoT)の時代が近づいています。スマート機能搭載のコーヒーメーカーやハイテクシャワー、コネクテッドカーを買うのは、今どき難しい話ではありません。所有者の好みに合わせて形を変えることができるコンピューター制御の家具というコンセプトが生み出されているほどです。

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こうした革新的なデバイスは、他のネット接続型デバイス(コネクテッドデバイス)と同様に、サイバー攻撃から守られている必要があります。残念ながら、何か悪いことが起きない限り、メーカーは適切なセキュリティシステムを開発しようとは考えません。しかしながら、遅かれ早かれ悪いことは起きますし、標的となり得るのは大人だけでなく子供もです。

Kaspersky Labは、IoTの安全性を強化するため、スイスに拠点を置く企業であるWISeKeyと提携しました。この提携において、両社は、ウェアラブルデバイスを保護する認証技術とデータ暗号化技術を開発していきます。中でも重点を置くのは、安全なネット接続、安全な通信、金融データの安全なやりとりなど、利用者にとって重要である問題です。

WISeKeyは、IoT向けセキュリティ製品の開発企業として豊富な実績を誇る企業です。たとえば、同社の「Cryptographic Root of Trust for IoT」テクノロジー(英語記事)は、26億を超えるデスクトップ、ブラウザー、モバイルデバイス、SSL証明書で使用されています。

ブルガリなど高級コネクテッドデバイスのメーカーはすでに、WISeKeyのソフトウェアを自社のスマートウォッチに組み込んでいます。このソフトウェアによって、スマートウォッチをスマートフォンなどのデバイスに接続する、アプリや個人データ、安全なクラウドストレージにアクセスするなどの操作が可能となっています。

この提携においてKaspersky Labが提供するのは、これまでとはまったく異なる分野に対応するもの、すなわち、安全なモバイル決済を実現する手段です。利用者のオンラインバンキング活動を多層的に保護する当社のテクノロジーは、定期的に実施される第三者機関テストで品質と信頼性の評価において好成績を上げ、高い評価を得ています。

2015年末から2016年初頭にかけて、コネクテッドデバイスを標的としたサイバー攻撃複数確認されました(英語記事)。今こそ、IoTデバイス向けの新たなサイバーセキュリティ標準を確立するときです。Kaspersky Labは、WISeKeyと共にこの取り組みに貢献できることを嬉しく思います。