スマートフォンはもはや、私たちの生活の必須アイテムになりました。仕事のときも、勉強のときも、旅行先でも、私たちはいつもスマートフォンを使っています。私たちがスマートフォンについて知っている以上に、スマートフォンが私たちについて詳しくなっています。それだけではありません。スマートフォンは私たちの情報を誰とでもシェアできるのです。
私たちは常にいろいろなものを危険にさらしています…写真、銀行口座、重要な個人情報が記載されたメール、訪問先、そしてもちろん知り合いに関する情報も、悪者の手に落ちる可能性があるのです。スマートフォンの紛失は、スマートフォンそのものよりも高くつく恐れがあります。
カスペルスキー インターネット セキュリティ for Android
脅威が進化し続ける一方で、幸いなことに、新たなリスク緩和策の開発が進んでいます。たとえばKaspersky Labは、モバイルデバイスを取り巻く難題に立ち向かうため、カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidを開発しました。この製品は、マルウェアからデバイスを保護することと、データのプライバシーを確保することの両方を目指して設計されています。
スマートフォンを盗まれてしまったとき、カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidの盗難対策機能を利用して、窃盗犯がスマートフォンを使えないようにしたり、紛失したスマートフォンの所在地を割り出したりすることができます。また、遠隔操作でアラームを鳴らすこともできますし、スマートフォンのカメラを使って盗んだ人の写真を撮影することも、GPSでスマートフォンの現在地を調べて持ち主のメールアドレスに送信することも可能です。その他にも、盗まれたスマートフォンに重要なデータが入っている場合は、すぐにメモリを消去することも可能です。こうした機能を利用するには、秘密のSMSコードを送信する必要があります。
他にも、「プライバシー保護」という機能があります。これはプライベートを本当に大切にしている人のために開発された機能で、指定した連絡先、通話やメールの履歴を非表示にすることができます。また、非表示に設定されている連絡先との間で現在行われている通話やメールを表示しないようにすることも可能です。
こういった機能を活用するために必要なのが、自分しか知らない数桁の数字、つまり暗証番号です。
暗証番号
暗証番号は、プライベートな写真や動画、送受信したメールなどの個人情報が不正にアクセスされないようにするためのものです。強度を上げるため、7桁以上の数字を使用するようお勧めしています(なお、暗証番号の最小桁数は4桁です)。
盗難対策やプライバシー保護を利用するには、暗証番号を作成する必要があります。これら機能の設定を変更するときや、離れたところからスマートフォンにSMSコマンドを送信するときには、必ず暗証番号を使用します。
たとえば、スマートフォンのアラームをオンにする場合は、以下のテキストをSMSで送信します。
alarm:[暗証番号]
デバイスをロックし、初期設定するときに指定したメールアドレスに宛ててGPSの位置情報を送信するには、以下のテキストを送信します。
find:[暗証番号]
ただし、通信事業者との契約内容によっては、SMSの通信料がかかりますのでご注意ください。
メールの履歴を見られないようにしたい、あるいは、特定の連絡先から電話やメールがきた場合その連絡先が画面に表示されないようにしたい、というときに役立つのがプライバシー保護機能ですが、ここでも暗証番号を使って重要なデータを安全に隠すことができます。
スマートフォンと重要データを保護するために、暗証番号は必須です。でも、もし忘れてしまったら?
暗証番号の復旧
暗証番号を復旧するには、マイカスペルスキーを使用します。カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidをインストールするときに、マイカスペルスキーのアカウントを作成します。このアカウントにアクセスするのは自分だけに留めてください。
マイカスペルスキーにアクセスしたら、[端末]セクションを選択し、[端末のロック、追跡、管理]をクリックします。次の画面で[暗証番号]を選択し、[コードを取得]をクリックします。ステップ別の操作手順については、サポートページを参照してください。
暗証番号を変更する(たとえば、4桁ではなく7桁にするなど)には、カスペルスキー インターネット セキュリティの[設定]をクリックし、[詳細設定]、[暗証番号の変更]の順に選択します。変更前の暗証番号と変更後の暗証番号の入力を求められます。詳細については、サポートページをご覧ください。
スマートフォンを確実に保護するためにも、暗証番号は忘れないようにしましょう。カスペルスキー インターネット セキュリティ for Androidをどうぞご活用ください。