SNS利用者に意識してほしい5つのこと

2016年7月27日

世界の総人口は約74億人と言われています。2015年末、Facebookの利用者数は15億9000万人に達しました(英語記事)。利用者の年間増加率が17%である同社は、無視できない規模の巨大SNS企業です。これは、他の人気SNSにも当てはまる話です。

social-networking-rules-featured

Twitterの月間アクティブユーザーは3億1000万人であり、1分間に平均347,222件(英語記事)のツイートが投稿されています。1日に100回以上ツイートする利用者が大勢いる一方、ツイートの頻度が1日1回未満の人はもっといます。Instagramでは、サービス開始以来シェアされた写真は400億枚を超え、毎日8000万枚以上の写真が公開されています。

とてつもない量のデータです…重要なもの、面白いもの、役に立たないもの。SNSは、それぞれ独自の流行やルールを持ち、現実世界の延長のようなものであり、私たちの現実の生活にも大きな影響を与えます。この記事では、SNSの利用にあたって心に留めておきたい5つのことについてお話しましょう。

1. 荒らしは無視する

会話や議論に入ってきて、他の人々を怒らせて面白がるのが、いわゆるネット荒らしです。フォーラムやチャットのような、オンラインのコミュニケーション用プラットフォームのどこにでも、荒らしはいます。特にニュースメディアのコメント欄は、荒らしが頻繁に現れることで知られています。SNSにも、もちろん山ほどいます。

こうした荒らしと言葉を交わす必要はあるでしょうか?ありません!スルーしてください。挑発に乗せられ、自分の意見をわかってもらおうと熱い議論を始め、長い時間と労力を無駄遣いしている人は数多くいます。インターネットには、間違った考えの人がいるものです。荒らしに時間とエネルギーを浪費しないでください。

特別に運が悪い場合は、相手にした荒らしが粘着して仕返ししてくるかもしれません。迷惑メールを送りつけてきたり、あなたの実生活にまで害を及ぼそうとしたりするかもしれません。執拗なネットいじめがオフラインの世界にまで及んだために、時間も財産も仕事も失い、ついには結婚生活が破たんしてしまった米国人夫婦の例があります。荒らしには関わらないのが一番ですが、被害がエスカレートしてきたら、SNSやフォーラムの管理元やサポート、そして警察にただちに相談してください。

2. 法律で禁止されているものを投稿したり、再投稿したりしない

アラブ首長国連邦とニュージーランドには、荒らしとネットいじめを厳しく罰する法律があり、35,000ドルの罰金から懲役刑まで、さまざまな罰則が用意されています。

SNSの投稿や再投稿(シェアやリツイートなど)といった行為(英語記事)に対し、罰金か、それよりも厳しい罰が科せられる国は、他にも多々あります。たとえば、暴動を煽るFacebookイベントを作成した2人の男性には、懲役4年の実刑判決が言い渡されました(英語記事)。バングラデシュでは、首相が死ねばいいと冗談を言った男性に懲役刑の判決が下っています(英語記事)。自分の国で違法と見なされるものについて知識を付け、FacebookやTwitterで投稿、再投稿するときには必ず思い出してください。

3. 詐欺まがいの投稿を拡散しない

瀕死の赤ちゃん、溺れかけた子犬、退役軍人の苦闘など、ショッキングな作り話で人々を騙そうとするのが、詐欺師です。

このような投稿はシェアやリツイートが大量に行われやすいのですが、詐欺であることがほとんどです。助けを求めるふりをした投稿は、あちこちのSNSに拡散されて広まりますが、実際は金銭の窃盗、フィッシング詐欺、マルウェアの拡散に利用されただけだったりするのです。本当に助けを求める声は、私たちの家族や友達、友達の友達から伝わるものです。それに、無料サンプルや景品は企業の公式ページで扱われるのであって、見知らぬ誰かのページで扱われるものではありません。

そんな詐欺が横行しているからこそ、慎重になりましょう。「いいね」や「シェア」ボタンを押す前に、投稿の内容をチェックするのです。この手の投稿の中身をいちいちチェックするのは面倒?それなら、クリックするのをやめましょう。自分自身や友人を詐欺の危険に晒さないように。

4. 読者の反応を考える

FacebookやInstagramの友達の中には、同僚や上司や取引先の人もいるのではないでしょうか。あなたが就職活動中、または転職活動中ならば、応募先企業の人事部は十中八九、あなたのSNSプロフィールをチェックするでしょう。こういった人たちに、何を見てもらいたいですか?もっとはっきり言いましょう、何を見てほしくないですか?

また、他の人のページや、企業や大学などの公式アカウントのページに投稿する場合は、投稿内容について慎重になりましょう。たとえば、2013年、米国ペンシルベニア州の男性は、女子学生についてオンラインで「コメントした」ことによって解雇されました(英語記事)。男性のコメントは性的なものでも、不適切なものでもなかったのに、女子学生の母親が気に入らなかったようだというのです。その1年前、同ワシントン州モーゼスレイクの教師は、見ず知らずの女性から投稿について文句を言われ、職を失いました(英語記事)。これらの出来事は、「どう受け取られるかわからないような写真や投稿を見せるのはリアルの友達だけにした方がよい」ことを示す、一部の例にすぎません。

赤の他人からプライベートな投稿を見られたくない場合は、FacebookTwitterInstagramLinkedInTumblrのプライバシー設定に関する記事を参考にしてください。

5. プライベートなデータを公開しない

ほとんどのSNSは、利用者が写真を撮った場所や何かを投稿した場所を「チェックイン」する機能、つまり、訪れた場所の名前を表示する機能を備えています。また、何かのイベントに興味を持った場合、一緒に行きたがるかもしれない友達へイベント通知を送ることができます。

既定では、誰でもそのデータにアクセスできます。そして、犯罪者はデータの悪用方法をいくらでも知っています。それこそ、住居侵入からデジタルIDの盗用まで、何でもありです。ですから、Facebookのプライバシー設定を見直し、このようなデータを他人の目から隠すことをお勧めします。

また、当たり前の話ですが、誰でも見境なしに友達リストへ追加しないでください。友達リクエストを送ってくる人は、ボットや荒らしかもしれません。犯罪者の可能性もあります。共通の友達が大勢いますよ、とFacebookに表示されても、その人が本当に知り合いということがわかるまで、友人にならないでください。