
エキスパートに聞く:ジョーント・ファン・デア・ウィールがランサムウェアを語る
グローバル調査分析チーム(GReAT)の一員、ジョーント・ファン・デア・ウィールが、皆さんからの質問にお答えします。前編は主にランサムウェアに関する話題を取り上げます。
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グローバル調査分析チーム(GReAT)の一員、ジョーント・ファン・デア・ウィールが、皆さんからの質問にお答えします。前編は主にランサムウェアに関する話題を取り上げます。
Ranscamは、まずファイルを削除します。その後で「ファイルを返して欲しければ身代金を払え。さもなければ、ファイルを削除するぞ」と脅します。本当にこの順番なのです。
スマートフォンやPCを乗っ取られると、お金を盗まれる恐れがありますが、インターネットに接続されている医療機器がハッキングされれば、人命が脅かされることになります。
2016年に入って急拡大したランサムウェアの脅威。今度は、ファイルの暗号化と自己拡散という、ランサムウェアとワームの特徴を兼ね備えたハイブリッドが発見されました。
ランサムウェアと言えば、ファイルを暗号化するマルウェアですが、それだけにとどまらず、感染PCをボットネットに組み込んでしまうランサムウェアが発見されました。
ランサムウェアに感染して、要求された身代金を払っても、ファイルが戻ってくるとは限りません。米国の病院が身をもってそれを知ることになりました。
PCのWebカメラをハッキングして、ユーザーの生活の様子をストリーミング配信するという事件がロシアで起きました。さらに、それを見た者が標的ユーザーをSNSでネットいじめするという事態に。
Androidのルート権限を利用するトロイの木馬、Triadaが発見されました。検知が非常に困難で、文字どおりすべてのアプリに入り込み、さらに別のマルウェアをダウンロードします。
最新バージョンのCTB-Lockerは、標的を企業に絞っています。これまでに、10か国の70台以上のWebサーバーでデータが暗号化されてしまいました。
人が集まるところにお金が集まり、お金があるところにサイバー犯罪者が群がります。大勢のユーザーを抱えるゲーム配信サービスSteamでは、毎月77,000件ものアカウントが乗っ取られているそうです。
取るに足らないマルウェアが、時を経て深刻な脅威へと進化しました。Acecardは、30以上の銀行システムに偽ウィンドウを重ねて表示する危険なトロイの木馬です。
Kaspersky Labは新たなAPTグループ「Poseidon」を確認しました。ブラジルでジョイントベンチャーを展開する企業のWindowsコンピューターが主な標的です。