WhatsAppチャットのバックアップに落とし穴

2018年9月18日

2018年11月12日、WhatsAppとGoogleは、Googleドライブに保管されているAndroid利用者のWhatsAppチャットの古いバックアップを削除します。スマートフォンのメモリに入っているチャット履歴やバックアップは大丈夫、そのまま残ります。iOSでWhatsAppを使っている場合、バックアップはiCloudに保管されますから、心配いりません。

この記事では、WhatsAppのバックアップの安全性とプライバシーについて、よくある質問にお答えします。

1. Googleドライブには何が保管されるのですか?

WhatsApp for Androidでは、データを定期的にGoogleドライブへバックアップできます。何がバックアップされるかは設定によって異なり、テキストだけのこともありますし、テキストや写真、動画の場合もあります。このバックアップ機能は特に新しいものではなく、以前からあります。メニューアイコン -[設定]-[チャット]-[チャットバックアップ]の順に選択して、Googleドライブへのバックアップ設定を確認してください。

2. 11月12日に何が変わるのですか?

Googleドライブにファイルを保存すると、そのファイルの分だけ、利用者に割り当てられたストレージ容量が減ります。しかし、WhatsAppのオーナーであるFacebook、そしてGoogleは、WhatsAppのバックアップ分をカウントしないことで合意しました。これで、さらに多くのデータをGoogleドライブに保存できるようになります。

3. では、何が削除されるのですか?

長期間にわたってGoogleドライブへのバックアップを行っておらず、かつ、WhatsAppで自動バックアップをオフに設定している場合、2年以上前の古いバックアップコピーは自動的に削除されます。古いバックアップをそのまま残すには、11月12日より前に、1回以上、WhatsAppデータを手動でバックアップ(英語)する必要があります。

4. WhatsAppチャット履歴のバックアップがなくなった場合、どうなりますか?

新しいスマートフォンにWhatsAppをインストールした場合、友達と引き続きチャットすることはできますし、チャットのメンバーシップもそのままですが、チャット履歴を見ることができなくなります。

5. どのようなリスクがありますか?

以前からあるリスクは引き続き残ります。WhatsAppに保存したチャットは暗号化され、チャットメンバー以外の人が読むことはできませんが、Googleのサーバーにバックアップしたものには、そういった保護がありません。誰でも自由にアクセスできます。したがって、このようなバックアップが、プライバシーへの脅威となる可能性があります。

6. チャットのバックアップを取りたいのですが、Googleドライブには保存したくありません。どうすればいいでしょう?

WhatsAppは、スマートフォンのメモリにもバックアップできます。このバックアップは、スマートフォンの機種変更をしたときにチャット履歴を移動(英語)するのに使えますし、WhatsAppを再インストールしたあとでの復元にも使用できます。ただし、スマートフォンを紛失してしまうと、バックアップも一緒に失われてしまいます。メモリカード (\sdcard\WhatsApp\) からコンピューター、または暗号化に対応したクラウドサービスへ手動でデータをコピーしておくといいでしょう。

7. もっと簡単な方法はありませんか?

Google Playには、WhatsAppのデータをバックアップするためのアプリが山ほどあります。しかし、有名なアプリメーカーが開発したものは残念ながら1つもなく、多くのアプリはroot権限を要求します。このようなアプリをインストールすると、バックアップアプリのふりをした悪質なトロイの木馬を招き入れることになりかねません。少なくとも、評価が高くてダウンロード数が多いアプリを選ぶことをお勧めします。また、お使いのスマートフォンをマルウェアから保護することも忘れないでください。