アンチウイルス製品(またはOS)のアップデートが必要という通知が表示されたとき、皆さんはどうしていますか?今回の記事は、アップデートを毎回無視している人や、先延ばしにしがちという人に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
この「しつこい」通知は、なぜたくさんの人が無視してしまうのでしょう?答えは簡単です。
- システムは問題なく動いているのに、わざわざソフトウェアのアップデートなんてしたくない
- アップデートのせいで新しいバグやぜい弱性が見つからないか心配
- 今そんなことをしている暇はない
- 新しいツールや機能の使い方を覚えたくない
- サイバーの脅威のことなど知らない、そんなものは存在しないと思う(最も危険な考え方です!)
自宅のOSはアップデートしても職場ではアップデートの通知を無視してしまう、という人もいます。その逆の人もいるでしょう。セキュリティのルールを違反してしまうのは、ただ面倒なだけという理由がほとんど。非常によろしくない習慣です。ソフトウェアを常に最新の状態にしておくというのは、インターフェイスが変わるだけの話ではなく、システム内の深刻なぜい弱性を修正することでもあるのです。このことは、よく理解しておかねばなりません。
たとえば、多くのWindowsユーザーが今でもStuxnetの被害に遭っていますが、このワームで悪用されたぜい弱性に対するパッチは、Microsoftが4年前に作成済みです。Stuxnetが長期にわたる「成功」を収めている理由は単純で、感染したサーバーやPCが十分にメンテナンスされておらず、セキュリティ製品の定期的なアップデートはおろか、インストール自体されていなかったケースもあるからです。
何より重要なのは、OSのパッチ、アップデート、サービスパックなどをインストールすること。そして第2の防御策は、アンチウイルス製品のアップデートです。このようなアップデートは、既知のぜい弱性やマルウェアと戦う上で欠かせません。
いわゆるゼロデイの脅威(未知であったためパッチが存在しないぜい弱性を悪用した攻撃)に関しては、アンチウイルス製品のプロアクティブディフェンス(プログラムのふるまいに基づいてマルウェアを判定する技術)によって防御します。だからこそ、最も強力な最新のプロアクティブディフェンス技術を搭載するバージョンに、アンチウイルス製品をアップデートすることが重要なのです。
#カスペルスキー インターネット セキュリティを2015年版にアップデートすれば、来年は自動で2016年版にアップデート
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Kaspersky Labのエキスパートは日々、新たな脅威の検知と、ユーザーを保護する新しいセキュリティ技術の開発に取り組んでいます。Kaspersky Labのアップデートはどれも無料で、簡単にインストールすることができます。アンチウイルス製品のアップデートによって、セキュリティレベルの強化、処理速度の大幅なアップ、機能的なセキュリティツールなど、数々のメリットを得られます。
最後になりましたが、アンチウイルスのアップデートの管理が面倒(または忙しくてできない)という皆さんに、Kaspersky Labから朗報です。カスペルスキー インターネット セキュリティ(カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティのWindows対応プログラム)を2015年版にアップデートすると、来年は次期バージョンの2016年版に自動的にアップデートされるようになります。