アプリストアにはゲームやツールが数限りなく揃っていますが、危険も多く潜んでいます。低品質のアプリや、高額課金や、悪質アプリ… Androidデバイスの場合は特に注意が必要です。
どのOSを使っている人も、この記事で紹介する3つの黄金律を守って、アプリストアを安全に利用しましょう。
1. みんなの力を借りる:コミュニティの情報を活用してアプリの信頼性を評価しましょう。リリースされたばかりのアプリはダウンロードしないでください。レビューが1件もないアプリや、ネガティブな内容のレビューをいくつも書かれているアプリ、また、今まで一度もダウンロードされていないアプリも避けましょう。長い間にわたって高評価を受け、レビューでも好評を得ているアプリは信頼できますが、同じように、高評価を受けていないアプリにはそれなりの理由があるはずです。つまり、信用するべきではありません。このルールを守ることで、粗悪なアプリや怪しいアプリ、データ窃盗の危険に対して守りを固めることができます。
2. 門を閉ざす:アプリの購入にはパスワードを設定するか、生体認証による保護を設定しましょう。AppleもGoogleも、自社アプリストアでの購入やアプリ内課金をパスワードで保護する機能を提供しています。また、両社ともに何らかの形で生体認証による保護機能を利用できるようにしています(OSに組み込まれている場合と、アプリで提供される場合があります)。こうした保護機能を実行して、うっかり不要なアプリをインストールしてしまうのを防ぎ、子供に無駄な買い物(特にインストール済みのゲームからのアプリ内課金)をさせないようにしましょう。
3. アプリの消費を抑える:デバイス内に持つアプリの数を絞ることはとても重要です。アプリの数が多いほどスマートフォンの動作効率が下がりますし、数が多いほど個々のアプリを使う頻度は落ちます。また、多くのアプリはデータや分析情報をアプリ提供元に送るので、程度の差はあれ、プライバシーのリスクが発生します。したがって、アプリの数が多くなるほど、大企業や広告主、そしてもちろん攻撃者や詐欺師に個人情報がわたってしまう可能性が高まります。モバイルデバイス内のアプリの数を限定することで、リスクも限定されるのです。
アプリストアの3つの黄金律を守って、iTunesやGoogle Playでアプリを安全にダウンロードしましょう
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4. Androidユーザーは特に注意: Androidに関しては、ヒントをもう1つ。Androidプラットフォームを狙う悪意あるアプリが大量に存在するため、Androidユーザーにはさらなる対策が必要です。各アプリが求めてくる権限をしっかり確認し、明らかに必要以上の情報を要求してくるアプリは利用しないでください。また、モバイル向けのセキュリティ製品を利用して、新しいアプリの安全性をチェックし、デバイスを最新のモバイルマルウェアの脅威から守りましょう。Kaspersky Labにはそのための製品があります。