ホリデーシーズンは、普段の心配事を忘れ、気が緩む時期です。また旅行に行くときには、観光名所やその土地の文化に注目し、普段とは少し違う行動をします。 しかし、住み慣れた街を離れるということは、気をつけなければならないことがあります。たとえば、現地の詐欺師の手口に引っかからないためにどうすべきか、外国ではどのように交通機関を利用するのが適切なのか、また、緊急時にはどこに電話すればいいのか、などです。
当社のエキスパートが、こういった疑問にお答えするためガイドを作成しました。旅行を安全で簡単で楽しいものにするためのヒントや推奨事項がまとめられています。
交通
移動時に気を付けるべきことは、地元の公共交通機関の使い方を学び、地図を手に入れること、ラッシュ時の移動を避けること、多額の現金を持ち歩かないことなどです。その他当社のエキスパートからのアドバイスは下記の通りです。
- 行く先で人気のナビゲーションアプリを使いましょう。 Google Mapsのような一般的なオプションよりも、その土地で使用されているアプリの方がより効率的な案内をしてくれるでしょう。アプリをダウンロードする際には、必ず公式アプリストアからダウンロードすることを推奨しますが、残念ながらそれでもアプリにマルウェアが潜んでいる可能性があります。そのため普段から強力な保護対策を心がけましょう。
- 海外で運転する際にはその土地の交通ルールを守りましょう。 最低限、訪問先の国で運転できるよう渡航前に国際免許を取得したり、現地の一般道路の制限速度を調べておきましょう。また基本的なことですが、訪問先の国は右側通行なのか左側通行なのかも常に頭に入れておきましょう。駐車場から一般道に出るときや、左折したときは間違えることが多々あります。
- 移動計画とオフラインマップをスマートフォンにダウンロードしておきましょう。 毎回公衆Wi-Fiスポットに接続するよりも安全です。
宿泊施設
宿泊するホテルやコンドミニアム、部屋のタイプを選ぶことは、旅の楽しみの一つです。 重要なのは、自分たちのニーズを満たして、さらに得をする可能性を探る方法です。例えば;
- オープンしたばかりのホテルを探して特別価格で予約ができるか調べます。
- 眺めの良い角部屋を選びましょう。
- 誕生日や記念日など特別な日はスタッフに知らせましょう。
- 週末はビジネス向けのホテルを予約します。
- 予約後も料金をチェックします。
- 部屋のアップグレードを検討しましょう。
- ホテルのモバイルアプリがあればダウンロードしましょう。
また宿泊施設を探す際には、Eメールに記載された不審なリンクをクリックするのではなく、公式の予約サービスを利用しましょう。 さらに、トップクラスのアンチフィッシングソリューションを導入すれば、より保護を強固にすることができます。
娯楽
好きなアーティストのコンサートに参加するために企画された旅行にお金を使い、入場時にチケットが偽物だとわかったら、どんなに悔しい思いをするでしょう。そうならないために、下記のアドバイスを参考にしてみてください。
- チケットは公式サイトから購入しましょう。 劇場や展覧会、アメリカで開かれる大イベントの「バーニングマン」、サッカートーナメント、そしてオリンピックまで、詐欺師は偽のチケットを使ってお金を巻き上げようとしています。
- 割引は「賢く」探しましょう。 学生はISIC(究極の学生割引・旅行カード)を、それ以外の人はパッケージやお得な情報を探してみましょう。 重要なのは、典型的な詐欺の手口に引っかからないことです。攻撃者はセールや割引情報を探す人をターゲットにします。
- 地元で開催されているイベントを見つけて参加しましょう。 観光地ももちろん良いが、地元のフォーラムや趣味のグループを調べて、他の都市や国、あるいは大陸にいる同じ志を持った仲間を見つけたらどんなに楽しいだろう。
- VPNを目的地の場所に設定します。 訪れる予定の場所にVPNを設定しましょう。 そうすれば、よりローカルな検索が可能になり、観光客向けのイベントではなく、住民に人気のあるイベントが検索結果一覧に表示されるようになります。
航空機の搭乗券を含め、チケットの写真をソーシャルメディアで共有しないこもお忘れなく!詐欺師や単なる悪者がそういった情報を悪用する可能性があります。
旅行中のロマンス
出会い系アプリを通して、安全な出会いを求める方法についてはすでに何度もブログで書いてきました。ここでは信頼できる保護機能とともに、休日のロマンスを最大限に楽しむのに役立つアドバイスをまとめました。
- 評判の良い出会い系アプリを選びましょう。
- 他のユーザーとコミュニケーションを取る際には、出会い系アプリ内のメッセージ機能を利用します。テレグラムやその他のメッセージアプリを使用するのはしばらく様子を見てからにしましょう。
- 個人情報を見知らぬ人と共有しないようにしましょう。
- 他のアカウントで使用していない写真を使い、プロフィールはできるだけ非公開にしましょう。
- 対面する際には周りに人がいる公共の場で会うようにしましょう。
- 友だちや家族にどういう人と会っているか情報を共有しましょう。
- 相手に不快感を感じたら、できるだけ早くその場から去るようにしましょう。
買い物
もちろん、実際にお店に足を運んで買い物をするのは、オンライン上で買い物をするよりはるかにシンプルですが、セキュリティに関しては両者にいくつかの共通点があります。
- 限度額を設定した銀行カード、または旅行専用のクレジットカードを使い、大金をカードに送金しないこと。
- 銀行の支店に設置されている安全なATMを使って現金を引き出しましょう。 そうすれば、より安全にお金を引き出すことができ、ほとんどの場合、スキマーを避けることができます。
現地でどのように取引をするのが普通なのか知っておくことも大切です。お店の人に値切るのが普通の国もあれば、交渉中にお茶を飲むのが普通の国もあります。 いずれにせよ、誤解を避けるために、現地の法律や習慣を事前に把握しておきましょう。
また領収書は捨てずにすべて保管しておきましょう。帰国後の税関申告や納税申告に役立つほか、返品や商品交換の際にも重宝します。
子連れ旅行
子ども連れの旅行は、綿密に計画していてもハプニングやとんだ大失敗はつきものです。また、小さい子どもは慣れない環境にいるとすぐに体調を崩したり、怪我をしたりすることもあります。
- 家族向けの宿泊施設を選びましょう。
- 移動の少ない日を予定に入れましょう。
- 水、お菓子、着替えの洋服、またお子さんが好きなおもちゃなども持ってお出かけください。
- 子ども料金が適用されるか確認します。
- 携帯用救急バックなどを持ち歩き、近くの医療機関の連絡リストをスマートフォンに保存しておきます。
そして、休暇中にも適用されるべき家族内のルールを忘れてはいけません。子どものスクリーンタイムをチェックし、そしてデバイスの位置情報もしっかり追跡しましょう。
その他の安全旅行のヒントやアドバイスは、PDFガイド(英語)をご覧ください。 皆さんの休暇が安全で楽しいものになりますように。